社会

台風で考える住む場所・日本家屋のデザイン・防災専門庁

アイキャッチ画像:FNN PRIME

今回の台風で関西・東海・関東・東北に多くの被害をもたらしました。

特に河川や山に接近した家屋の被害が甚大だったようです。普段は自然豊かな地域でも自然災害が起こるとひとたまりもありません。

特にマンションよりも一戸建ての被害が多いのは偶然ではないでしょう。立地場所のみならず建物の強度が全然異なります。

先の台風や今回の台風で千葉県の住民はwパンチを受けました。テレビでは屋根の瓦が飛んでブルーシートを取り付け、そのブルシートがまた風で飛ばされる。

さらに河川の氾濫、山の崖くずれによる家屋への土砂の侵入など日常生活が回復するまでかなりの日数が必要でしょう。

しかし、いつもこのような風景を毎年見ているとある疑問を持ってしまいます。

住む場所を再考すべき

その一つにいくつもの台風が毎年日本に上陸してその通過コースもある程度予測できているのにもかかわらずなぜ毎年このような被害が起こるのか、ということです。

そのたびに自衛隊や自治体が動いて救助活動を行っていますが、もはや毎年の恒例行事です。

被害にあった住民の方には申し訳ないですが、そもそも人が住むような所でない所に家を建てていることが被害を大きくしているような気がします。

河川沿い、山沿いなどは近年開拓された土地に新たに住宅を作ったからでしょう。東京でも江戸川区などは海抜ゼロかそれ以下の地域で台風や津波の規模によては完全に水没する場所です。

日比谷や銀座など江戸開幕あたりはまだ海でそれを埋め立てて現在に至っているのです。ここも水没する可能性があります。東京の至るところが危険地帯です。

私が登山で利用する奥多摩方面で鷹ノ巣山や雲取山へ行くルートでもある日原地区の道路が損壊して54世帯100人が孤立しているとニュースが流れました。

確かにこの地区には道路沿いに住居が結構ありました。普段から何でこんなところに住んでいるんだろうと疑問に思っていました。

登山に行くと結構そんな地域に出くわします。

さらに高尾〜大月間のJRも未だに運行中止です。

おそらく人は自分のところは大丈夫と思っているのかもしれません。

また台風ルートに一戸建てで住む一人暮らしの高齢者はとても心配なはずです。体力的に台風準備も十分にできないでしょう。

自分の住むべき場所を考え直す時だと思います。特に体力がなくなった高齢者は都会に住むべきと私は思っています。

都会と言っても人混みでゴチャゴチャしている地価の高い都心ではなく地方の政令都市とか東京だったら都下とか交通の便がよくて近くに病院やスーパー、コンビニがあるところがいいと思います。

日本家屋の設計を見直すべき

それにもう一つ日本家屋の脆弱さです。瓦ってなんのために屋根に取り付いているのでしょうか。おそらく木造の家がほとんどだった昔、火事の飛び火から守るために屋根に瓦を取り付けるようになったのでしょう。

しかし、テレビで台風で損傷を受けている日本家屋を見ると失礼ながら脆弱な建物としか見えません。今の時代瓦など必要でしょうか。

北海道の住宅などは瓦だと屋根に雪が積もりうまく滑り落ちないのでほとんどトタン屋根が主流でした。もちろん開拓時代に瓦など高価だったからトタン屋根にしたという事情もあるでしょう。

しかし、寒冷地だった北海道では積雪に耐えるように建物の強度が他の日本の地域より強く設計されています。さらに窓も雨戸がない代わりに2重、3重になっており断熱効果を高めています。

また近年屋根も積雪しないような構造になってきました。どんどん進化しています。

日本家屋として伝統的な瓦を使いたいという気持ちはわかりますが、日本の自然災害を考慮するともはや瓦などは時代遅れです。

特に北海道以上に積雪地帯である北陸・東北地方の家屋は未だ雪の少ない西日本の家屋仕様(つまり夏の高温多湿対策仕様)をそのまま受け継いでいるのではないでしょうか。そのため冬の対策仕様になっていないのです。

気候変動によって今後ますます高温化しさらに台風も強大化するでしょう。

台風のシーズンが来るたびに日本家屋の設計にも変更が必要だといつも思います。

防災庁を作るべき

言わずと知れた自然災害の国日本。

そろそろ日本政府は台風・津波・地震のような自然災害への対処を専門とする例えば防災庁のようなセクションの設置を考えるべきです。

それによって自然災害の予防と災害後の迅速な対応を可能にすると思います。

どこかの知事のように台風による甚大な被害を県民にもたらしたのにもかかわらず台風から4日後に対策本部を設置するというお粗末な他人事対応することはなくなるでしょう。

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