アイキャッチ画像:メディカルジャパン立川
股関節の詰まり、右尻の大腿骨で出っ張り部の痛み、内転筋(股の付け根)、上部ハムストリングスの痛みなど様々な下半身の筋肉痛を抱えて過ごしています。
これらの痛みの原因がわからずストレッチ、筋膜リリース、マッサージガンでのマッサージとあれやこれやで騙し騙し生活していましたが右足の靴下を履くのも辛くなって徐々に日常生活に支障がでてきました。
そこで今日はどこの筋肉が悪さをしていてどうそれを解決すればいいのかと決着をつけるべく地元のスポーツケアのマッサージ店に行って来ました。
そこは地元とはいえバスで行かなければならないほど遠い場所でした。
犯人は小臀筋、中臀筋、大腿筋膜張筋らしい
当然HPであらかじめどんな施術をするかは調べていきましたが写真で見た通りの60歳前後と思われる男性が1人ポツンと入口近くの受付で私を待っていました。
ちょっとぶっきらぼうで接客業には向かなそうな人に見えましたが根は優しそうに感じました。
さて、初施術なので簡単な問診票に記入し、さらに自分の症状(腰をかがめると右尻の大腿骨の出っ張り部が痛くなるなど)と趣味で筋トレと登山をしていると言いました。それから早速奥の診察台に。
鏡の前に立たされ横から私の姿勢を見て、
・「お尻に力が入っている(緊張している)。」「この窪みはお尻が緊張して収縮している証拠。」
私がその自覚が全くないというと
「そういう人がいるのよ。」「本来はこの窪み(えくぼ)がないのが正常。あなたのは窪んでいるので無自覚で力が入っている。」
「大腿四頭筋も同様。」と自分の太ももを掴んでブルブルさせて「これが正常。」
「あなたは立った状態でお尻にも太ももにも力が入って緊張している。」「常に緊張したままだから筋肉が硬くなって元にもどらなくなっているのです。」
それは私の大臀筋の筋肉や脂肪の量が少なくてお尻にエクボができているのかと思っていましたがどうもそうではなさそうです。しかしそうするとジムのロッカー室で見る高齢者のお尻にはみなさんエグいほどのエクボができていますが。
・診察台にうつ伏せになって何度が両足首を持ち上げたり下げたりしていましたが両手を離すと左脚はバタンと診察台に倒れるのですが右脚は脚を上げたままの状態に。
それを見て「右脚に力が入っている証拠」「力を抜いて」と言うのですが私は「力を抜いているつもりなんですけど。」というと
「この感覚がわからない限り股関節周りの痛みはなくならないでしょうね。」「まず脱力の感覚を身につけないと。」
・さらに太ももやふくらはぎのマッサージをしつつ膝や股関節をを内外に開いたり閉じたりして脱力感を確認していきます。このマッサージが痛いのなんの。施術師の指の力は相当のものでした。以前接骨院での若い施術師のマッサージとは比べ物になりません。とにかく我慢するのに必死で全身が過緊張になるほど。
いろいろ調べてどうも小臀筋、中臀筋、大腿筋膜張筋あたりが非常に凝っていると判明。意外に腸骨筋はそうでもないとのこと。


確かに小臀筋、大腿筋膜張筋は痛かった。この施術師、私に悪意を持っているのではないかと思うくらい痛かった。それだけ硬くなっていたのでしょう。さらに足のくるぶしの下も指圧され超痛かった。首や後頭部のマッサージも痛かった。なぜこんな部位まで指圧するのかは聞きませんでしたが足の筋肉は、ふくらはぎ、太ももと繋がっているので関連痛を考慮したのでしょう。後頭部も同様で背中を通じて下半身の筋肉に関与しています。
・仰向けになって脚を開く動作をしても開き切らないで途中で止まるのは「内転筋(実際は脳)が止めようとしているから。だから内転筋も硬くなる」と言っていましたが、「私は若い頃からもともと体が硬く開脚は90度くらいしかできない」というと、「脱力していないから」と言っていました。それはちょっと無理やりな言い方ではと思いましたが、現実内転筋も痛いのでそうかもと話に引きずられそうに。
・今度は施術師が私の両腕を引っ張るようぬグルグル回した後パッと離すと私の両腕はバタンと落ちずに空中に止まったまま。施術師は「ほらっ!」。私は「いや、自分で止めたんです。」というと「……。」どうも脱力してバタンと両腕が落ちるのが正常と言いたかったらしい。本当に自分の力でとめたのです。しかしどうもその言い方が気に食わなかったようで。
このまま筋トレすれば自分で自分の首を絞める結果になる
以上マッサージを通じて施術師のアドバイスは、
・脱力の方法を見つけていく
→ネットでその方法を調べ実践していく。
・このままでは筋トレをしても自分で自分の首を絞めるだけ
→脚トレは中臀筋狙いのアブダクションを当面封印。45度レッグプレスとレッグエクステンションのみ実施。またファンクショナルトレーニングを取り入れて高重量は封印する。
・筋肉が痛いのに筋トレをするのは間違い
→当面アブダクション及び高重量トレの中止。しかし筋トレトレーニーで筋肉痛があるからといって筋トレしない人はいない。
・筋トレをやる前にもっと自分の身体の内側を知る必要がある
→この言葉は心に沁みた。動ける身体を目指している自分としては身体の機動性、柔軟性にもっと力を入れるべき。
終わりに
・年金受給者なのでマッサージ店はいろいろネットで調べてハズレを掴まないように気をつけています。しかしハズレも経験済み。1時間6,600円です。保険は適用範囲外です。整体院、接骨院、鍼灸院、整形外科は本当に当たり外れがありますから注意が必要です。
注:接骨院は保険が効く(場合が多い)のは電気マッサージをするから。しかしマッサージを含めてせいぜい30分程度で終了するのは安価料金を提供する代わりに回転率を考慮してのこと。
・今回は問題の筋肉が小臀筋、中臀筋、大腿筋膜張筋に絞られたのでそれだけでも行った甲斐がありました。
しかしなぜ右脚だけ脱力の自覚がないのかは4年前の右膝の変形性関節症の後遺症だと思います。いまだに少し右膝を庇うような歩き方をする癖がでて思わず力が入ってしまうのでしょう。
・かなりキツくマッサージを受けたのでもみ返しが心配。明日大丈夫かな。
おまけ:先述の通り脱力のことで私が施術師の話にネガティブな発言をしたらしく「ああ言えばこう言う」と言われてしまった。どうも「中途半端に」専門知識があるので煙たがられたようです。それでも自分の身体の反応に正直に言ったつもりだったのですが。私は正直過ぎるところがあるので誤解されやすいのです。
追記:上記ブログはマッサージ店を出て喫茶店で書き上げたものです。その後電車に乗って帰宅する段に駅の階段を上がり始めたら両脚の上部ハムスロリングスと右尻の出っ張り部分(大転子部)が痛みました。さらに帰宅して靴を脱ごうと太ももを上げた時にもいつも通りの痛みが右尻横に。(注:私は靴紐を解く時は玄関先で立ってやります。)
やれやれ。やっぱりスポーツマッサージでも効果はなかったか。残念。しかし、小臀筋も関与しているとわかり、さらに脱力問題、「心の内側を聞く」は参考になりました。
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