アイキャッチ画像:RheinLaser
相変わらず今日も右尻の大腿骨大転子周囲の痛みは続いています。先日行ったスポーツマッサージ店のマッサージ効果もほとんどなし。
駅の階段の上りでは右尻外側と両脚のハムストリングスと尻の境目あたりに痛みが出ました。
しかしその店で大腿筋膜張筋、小臀筋、中臀筋の筋肉の凝りが痛みの原因らしいと知り、私個人、多くのネット情報をもとに考えた痛みの原因が中臀筋、梨状筋、大腿筋膜張筋にあるのではないかという推測とほぼ一致しました。
特に大腿筋膜張筋筋はつい最近になって疑うようになったばかりで施術中の大腿筋膜張筋、小臀筋(あるいは中臀筋)の指圧は非常に痛かったので内心、「ここかぁ!」と思ったくらいです。
7,000円近くも支払った分は回収しなければなりません。そこでさらにいろいろ調べてみると尻外側の大転子付近が痛くなる症状として「大転子滑液包炎」があると知りました。
大転子滑液包炎とは何か

股関節の大腿骨(大腿骨骨頭)の外側の出っ張りを大転子と呼び、これと大臀筋の腱の間には滑液を包んだ袋があり腱の滑りをよくする働きがあります。この袋を大転子滑液包と呼んでいます。
大転子滑液包炎とは、 股関節の外側に存在する大転子という骨の周囲の滑液包が炎症を起こす症状 です。滑液包とは、関節や筋肉がスムーズに動くために存在する滑液という潤滑液を含む袋のことで、滑液包が炎症を起こすと関節や筋肉の動きが制限され、多くの場合、痛みを伴います。
大転子滑液包炎の原因には「大腿筋膜張筋」と「腸脛靭帯」の2つが関係しています。この2つの組織は大転子の上部を通過しているため、ランニングやサイクリングなどの同じ動作が行われ大転子滑液包と摩擦が起きることで炎症すると言われています。
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また筋トレで高重量を扱ったりし続けても起こりますし、上記のランニング、サイクリング同様登山でも起こり得ます。
私がもし大転子滑液包炎だとすると筋トレと登山のオーバーユースとなります。
さらに大転子滑液包炎の原因には、下記の筋肉が関与しています。
・小臀筋
・中臀筋
・大臀筋
・梨状筋

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これらの筋肉は大転子に付着しておりこれらの働きが不十分、もしくは過負荷がかかると大腿筋膜張筋にも過負荷がかかり大転子滑液包を刺激して炎症を起こすのです。
やっぱり梨状筋も関与していましたね。
大腿筋膜張筋に関しては登山を始めた頃左膝の外側が痛くなり初めてそれが腸脛靱帯炎と知りました。(ある整形外科では「加齢でしょう。」と言われましたが。)
腸脛靱帯は大腿筋膜張筋と繋がっており大腿筋膜張筋が過緊張になると腸脛靱帯が引っ張られて膝と外側の骨と擦れ合って炎症を起こすのです。このとき大腿筋膜張筋の過緊張は太ももや臀筋群の筋力不足が主な原因です。それで私は筋トレを始めたのです。
しかし今回も大腿筋膜張筋が大きな関与をしていたとは右膝外側には全く痛みがなかったので全く気がつきませんでした。
おそらく今回大腿筋膜張筋に過緊張をもたらしたのは上記の4つの筋肉の中のいくつかでしょう。
大転子滑液包炎の予防法
・大腿筋膜張筋のストレッチ
・中臀筋、小臀筋の筋力強化(膝を開く運動。クラムシェルやアブダクション。)
・肥満解消(体重が多いと股関節に過負荷がかかります)
・股関節に過負荷をかけてオーバーユースさせない
終わりに
大転子滑液包炎なんて初めて聞きました。
しかも股関節のレントゲンをとってわからずMRIでかろうじてわかるので厄介です。
私の場合はこの症状を持っていますが実際に大転子滑液包炎なのかそれとも上記の筋肉の炎症なのかはまだはっきりしません。
ただ大腿筋膜張筋は大きく関与していることは間違いありません。そのため毎晩風呂上がりにマッサージガンでこの部位をマッサージしています。
今後脚トレ翌日の登山、あるいは登山翌日の脚トレは一切しないようにします。
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