いつだったか夜中か朝方になってうなされて目が覚めたことがありました。
しかも自分の「う〜〜〜っ」といううなり声で目が覚めたのです。
おそらくいやな夢を見たでしょうがその内容は定かではありません。
後日また寝ていると「う〜〜〜っ!」というかなりはっきりしたうなり声でまた目が覚めました。
しかしどうもそれは私ではなく隣の住人からのようでした。
その声からおそらく女性の声のようでまだ若そうな30前後の奥さんでしょう、きっと。
しかも私と同じようなうなり声だったのでびっくり。
一瞬そのうなり声は隣ではなくて実は私だったのではと疑ってしまうほどでした。
そして今日。深夜というより朝方か。自分は覚醒していたのに「う〜〜〜ん」とうめいてしまいました。
しかし本当に目が覚めていたのか時間とともに自信がなくなってきましたがうなり声ではありませんでした。
この時期寒くなってきたのでタオルケットを3枚重ねにした初日のことでした。
目次
なぜ金縛りになるのか
以前ブログにも書いたような気がするのですが私は中学生のころから金縛りに何度もあったことがあるのです。
金縛りは思春期に精神と肉体のバランスが取れていないと起こると当時言われていましたが、今ではもう少し具体的にわかってきたようです。
睡眠は通常ノンレム睡眠→レム睡眠→ノンレム睡眠→レム睡眠→・・・・と一連の睡眠パターンが一晩でおよそ90分程度の間隔で朝まで続きます。
しかしストレス、睡眠不足など何らかの睡眠障害から寝入りの入り方が間違った場合起こるようです。
つまりノンレム睡眠からではなくレム睡眠から入ってしまうと起きやすくなるというわけです。
レム睡眠は体は眠っているけども脳は起きている状態でノンレム睡眠はその反対です。
金縛りのときに体が動かせない理由はレム睡眠時は脳は起きているけども体は眠っているので体を動かすことができないからなのです。
動かすためには体をリラックスさせることが大切のようですが私の場合それで金縛りが解けたことはありませんでした。
動かそうと思えば思うほどきつく縛られ何者かが存在しているのではと思い目を開けることができなかったことを今でも覚えています。
その後金縛りは20代中頃を最後に記憶にはないのですが30代とか40代にも1度か2度はあったのではないかと思っています。したがって思春期特有のものとは言い切れません。
なぜうなされて目が覚めるのか
それではなぜ寝ていてうなされるのでしょうか。もちろん嫌な夢を見たのでしょう。
なぜ夢を見るのはまだ科学ではっきりと解明されたわけではありませんがやはり先述のレム睡眠とノンレム睡眠が絡んでいるようです。
自分のうなり声で目が覚めてしまうのは睡眠がレム睡眠か浅いノンレム睡眠の状態にいるからです。
これは加齢とともに深い眠りのノンレム睡眠時間がだんだん少なくなって浅いノンレム睡眠時間が長くなるからです。
睡眠は年齢とともに変化するのです。
私の場合も若い頃にはありえなかった「朝方に目が覚める」ことが多くなってきました。そして2度寝をするのです。この2度寝はすぐ眠れます。
この2度寝ができなくなると本格的な高齢者の仲間入りということでしょう。
年齢と睡眠の変化
下記は年代別の睡眠の種類と時間を表しています。
睡眠を支える生体機能リズムと言える血圧・体温・ホルモンの分泌などが老化によりバランスが崩れてくるのです。
基本的にノンレム睡眠は深い眠り(熟睡)が多いのですが加齢により浅いノンレム睡眠が多くなってきます。
そのため深夜にちょっとした物音でも目が覚めてしまうのです。尿意もそうです。トイレが近くなるのもこの浅い睡眠が影響しています。
賃貸マンションの壁の薄さ
物音で目が覚めるというのは周囲の環境が影響する場合も多々あります。
私の住む賃貸マンションは外見は分譲マンションのように見えますが、中は完璧な賃貸仕様なので壁が薄いのです。したがって隣室の声は少なくとも深夜ははっきり聞こえます。
上階の住人が寝ててもそもそしてても何か動いていると認知できるほどです。
しかも信じられないことに上階の水洗トイレの水を流す音も大きく聞こえるのです。これは深夜に限ったことではないのでさらに驚きです。
こんなマンションは今までなかったですよ、本当。管理会社に連絡したのにもかかわらず何も対処せず。
さらに向かいの賃貸マンションからは子供(女の子)の泣き声がほぼ毎日のように聞こえてきます。もっとも深夜には聞こえてこないので助かりますが。
そのせいかこの向かいのマンション、やたらに引っ越しが多く月一度は「アート」「サカイ」などの引っ越しのトラックが道路に停まっています。あまり日が当たらないせいもあるでしょう。
しかし東京ではどの賃貸マンションも似たり寄ったり。日本の住宅建築は本当に先進国最低レベルですから。私が引っ越しをしない理由はどこへ行っても同じと思っているからです。
睡眠の浅さの別の原因
私の睡眠の浅さは老化だけによるものではなくさらに下記があげられるでしょう。
・午後コーヒーや紅茶を飲む
午後喫茶店でブログを書いたりネットサーフィンをしたりしていますが、このとき飲むカフェイン入り飲料で夜眠れなくなるのです。
若い頃から午後3時以降コーヒーを飲むとその夜寝付きが悪くなることはわかっていました。体質だと思っています。
・アルコール摂取
毎日晩酌をしているので少し飲みすぎた場合はやはり睡眠に影響を及ぼします。眠りが浅くなってしまい、変な夢を見ることがあります。
確かうなされた時もお酒が少し飲みすぎたような記憶があります。
飲みすぎたと言っても一人酒なので普段より焼酎の水割りを一杯多く飲んだだけなのですが、年齢とともにお酒が弱くなってきているので効くようです。
・飲酒後のお風呂
毎晩寝る前に風呂に入っていますがアルコールが抜けていないとアルコールが全身を回ってしまってかえって酔いが深くなる場合があります。
お風呂は飲酒後2、3時間後になるので肝臓でのアルコール分解は完了しているだろうと勝手に判断しているのですが。
しかしこれも老化とともに肝臓での分解処理能力は低下していると考えるべきなのでしょう。
・ストレス
過去の断捨離により物だけでなく人も断捨離をしたので普段付き合っている人はいません。年に1、2度メールでやりとりする友人だけです。
そのおかげで人間関係でストレスを溜めることは基本的になくなったのですがやはり日々喫茶店、ジムなどへは行っているのでそこでの「嫌な出来事」というのはあるのです。
そういった場合のはけ口は特になく晩酌量が少し増えるだけです。
あとは山へ行ってカロリー消費だけでなくストレスの解消もするのですが山でも混んでいたり、摩訶不思議な人がいたりとかえってストレスになる場合があります。
お金もストレスの対象になります。経済的余裕のなさはボディブロウのように効いてきます。
30代の頃同僚からtaoさんはストレスがたまらないタイプだね、と言われたことがありますが半分当たって半分ハズレです。
先日のブログでも書きましたが「空気を読めない・読まない」私は世間に気を使うことがあまりないのでストレスは感じにくいのですが、一度ストレスを感じると慣れていないので結構深くたまるのです。
まとめ
生きる上で、そして快適な生活を送る上で睡眠は非常に大切な行為です。
老化により睡眠が前倒しになって早寝早起きになるといいますが、私の場合はまだ早寝ではなく寝る時間は午前12時半頃でそこから読書をして電気スタンドを消すのは午前1時過ぎとなります。
そして午前8時に目覚ましをかけていますがその前に目が覚める日が多くなってきました。その時は2度寝をしてすぐ眠ります。
目覚めは良い方です。
しかし、2度寝して眠れない場合はそのまま起きましょう。
ベットで過ごす時間が多い高齢者がたくさんいるようですが、生活にメリハリをつける意味でも睡眠以外はベットから離れましょう。
それでも一番大切なことはストレスを溜めないということでしょうね。私もストレスが溜まった場合に嫌な夢を見るようです。
ストレスの基本は人間関係がほとんどですが人口密度の高い日本でそれをなくすのは至難の技です。
無職で一人者の私でさえ数少ない人間関係でストレスを感じるときがあるのですから。
また寝る直前までパソコン、テレビ、スマホを見てると睡眠障害を起こしやすくなると言われています。画面から発光するブルーライトがその原因です。
私も今は寝る30分ほど前にはPCを見ないようにしています。
合わせて読みたい:「なぜ睡眠中夢を見るのか?それもなぜ悪夢が多いのか?」
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