社会

 

更新日: 2019.11.23

ロープクライミング・ボルダリングから垣間見る中高年の人生

以前NHKのドキュメント72時間という番組で「ロープクライミング」を取り扱った放送がありました。

ボルダリングという東京オリンピック競技になったスポーツをロープを使ってするスポーツです。

途中から見たのでそのスポーツセンターがどこにあるかはわかりませんが、周囲に田んぼがあったので都心ではないことは確かです。

中にはわざわざこのスポーツセンターの近くに引っ越してきた人もいました。

ロープクライミング

リードクライミング

ロープクライミングは1人が体にロープをつけて壁をよじ登り、もう1人が地上でそのロープを登る人の高さに応じて長くしたり短くしたりコントロールします。2人で行うので夫婦、親子、友人同士などが多いようです。

年齢・性別も多彩です。子供から高齢者までいます。特に高齢者の夫婦がいるのにはちょっと驚かされました。

しかし、このスポーツをする理由を聞くと納得します。

「危険性があるので生きていることを実感することができる」(高齢の男性)

「どのルートで登ろう、どの部分を掴んで登ればいいかを考えると家事をしていても気になり思いつくと翌日行って試したくなる」(中年女性)

「生活に張り合いが出る」(高齢の男女)

「大病して不安定な気持ちを解消するため夫の勧めでするようになった」(中年女性)

つまり仕事のリタイヤ、子育て終了、残りの人生夫婦2人だけ。何をしよう。何もない。しかし、ロープクライミングをすることによって生活(人生)に張りが出ることを見つけたのです。

注記:

ロープクライミングにもリードクライミングとトップクライミングがあります。

リードクライミングは登るに従ってロープをかけて行くクライミングです。

トップクライミングはあらかじめロープに吊るされた状態でクライミングしていきます。

つまりリードクライミングの方が危険ということ。

ボルダリング

ボルダリング               

ボルダリングはロープを使わず1人で壁をよじ登るのでどちらかというと単身者が多い気がしました。単にたまたま放映された人に単身者が多かっただけかもしれませんが。

(テレビ放送は制作側に特定の意図があって制作される場合が多く偏向した作りになる場合があるので単身者にスポットを当てたのかもしれません。)

ボルダリングをする理由も様々です。

「太っているので痩せるために」(男性)

「会社でかわいいと言われるのが嫌でたくましくなりたかったから先輩に誘われてするようになった」(華奢な体つきに似合わない力こぶを作って。男性)

「50歳になっても独身でマンションも買ったがいつまで仕事ができるかもわからず不安でボルダリングをするようになった」(女性)

単に健康、体作りだけでなくストレス、不安解消のためにする人が多いようです。集中している時は嫌なことを考えなくて済むのです。

でもボルダリングで痩せるのかな。おそらく太っていては不利(重力に反して登るので)なので食事制限したのではないでしょうか。

夢中になれるものがあると人は救われる

これらのスポーツをやる人の気持ちは私もよくわかります。私が登山を始めたのも今から思うと現実逃避です。50代後半になって仕事に対する行きづまり感や先が見えた感があり、今後どう生きようかなと思っていたところに以前雑誌で山々を走るトレイルランナーの写真を見たのを思い出し登山を始めたのです。

本当に助かりましたよ。1人(フラットな)登山道を歩きながらいろいろ人生を考えました。もちろんそんなに簡単に求める解答は出て来ません。しかし、やり始めの頃は全くの素人ソロ登山なので登り・下山にかなり神経を集中していたため嫌なことを忘れさせてくれたことは確かです。

さらに登山をするようになってから下半身を鍛えるべく筋トレをするようになり、当時頭の中は筋トレと登山でほとんどを占領されました。それが私を救ってくれたことは間違いありません。

今はどちらかというと登山よりも筋トレに頭が支配されています。筋トレによって筋肉が少しずつですが確実に付いてくる、つまり成長している感を実感できるからです。

よく定年退職後に1、2年は精神状態が不安定になり鬱病になる人も多いと聞きますが、私の場合は幸運にも皆無でした。

先述の50歳の女性は独身で仕事にも不安があると言っていましたが、私は外資系だったのでいつリストラされるかわからず不安はありましたのでその気持ちはわかります。

独り者は気楽でいいのですが、なんでも自分でしなければならないので体調によってはしんどい時もあることも確かにあります。

しかし単に独身だから不安だというのはちょっと違うような気がします。独身だから気楽という気持ちはないのかなぁ。

彼女は私のような自己中ではないのかもしれませんね。あるいは単に「結婚しなければならない」という世間体を気にしすぎているのかも。

もちろん健康上の問題で病気になったら誰が面倒を見てくれるのかという不安があるのは当然です。

中高年は筋トレ+有酸素運動で体力アップを

そのため特に中高年の独身者は健康に気を使う必要があります。健康にはスポーツやジムトレで筋力と心肺機能を鍛えることです。ボルダリングは非常に集中力が要求されるスポーツで特に上半身の筋力が要求されますが、心肺機能はそれほどなくとも出来ます。

したがって、健康に気を使うのであれば、ボルダリング以外に心肺機能をアップする有酸素運動もするといいでしょう。登山、自転車、ジョギング、水泳などです。

食事も加齢に従ってタンパク質の摂取量及び吸収量が少なくなってくるので意識的に多く摂取しましょう。中高年の目安は体重kg当たり1.5g、筋トレをしている人は2gは摂取しましょう。

例えば、体重60kgであれば60kg x 1.5g/kg=90g/日

つまり1日当たり90gのタンパク質が必要で、1食当たりでは30gとなります。私は以前ギリシャヨールグト(プレーン砂糖不使用)を食していました。

私にとってちょっと高価(当時大手スーパーで158円+消費税で売っていましたが、また定価に戻ったのでやめてしまいました。110g/個です。)これは高タンパクで脂質ゼロですので非常にオススメです。水切り製法ですのでチーズ感覚です。(詳しくは末尾参考記事参照願います。)

その他、PFCバランスも必要で、Pはタンパク質、Fは脂質、Cは炭水化物(糖質)です。

P:F:C=20〜25%:20〜25%:50〜60%程度のバランスで食事配分しましょう。

ただし、血糖値を急激に上げたり太りやすくなる「砂糖」は基本的に厳禁です。

白米、食パン、スパゲティなどの精製した米や小麦を使用した炭水化物も血糖値を上げやすく太りやすいので、玄米や全粒粉、ライ麦などのパンといった「茶色い炭水化物」を摂取しましょう。

特に日本の食パンや菓子パンはいろいろな添加物が入っているので気をつけましょう。

参考記事:

大岳山・日の出山から新ルート前のページ

携帯サービスをソフトバンクからauに変更してわかったこと次のページ

関連記事

  1. 社会

    鼻水をずっとズルズルすする日本人

    アイキャッチ画像出典元:http://learn-japan…

  2. 社会

    九州の豪雨に見る毎年同じことを繰り返す日本の自然災害

    アイキャッチ画像:日本気象協会九州地方では未だに記録…

  3. 社会

    日本人には大して関心のない韓国への「ホワイト国除外」

    アイキャチ画像:日本経済新聞日本政府が発動する韓国へ…

  4. 社会

    ある大手メーカーの中年派遣社員の生活

    「家について行っていいですか」というテレ東の番組があります。たまに見…

  5. 社会

    シニアは本当に長生きしたいのか?「長生きする食事術」ブーム

    テレビでは「長生きする食事」の特番が、雑誌、本でも同様なタイトルで多…

  6. 社会

    無駄な誘導作業員から日本人の仕事観・人生観を考えてみる

    偶然にも以前からずっと私が気になっていたことが先日読んだ本に書かれて…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

2020年10月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
PAGE TOP