映画

新宿ピカデリーで映画「エルビス」を観てきました

アイキャッチ画像:fashion press

私は1970年代が青春時代(学生時代)だったので正直クイーンの映画「ボヘミアン ラプソディ」の方がしっくり来て感情移入しやすかったです。

エルビスに関してはほとんど「監獄ロック」とか「ハートブレイクホテル」くらいしか知りませんでした。

また字幕監修として音楽評論家の湯川れい子さんの名前が出ていたのには納得です。彼女は熱烈なエルビスファンでしたから。

どうでもいい映画予告5、6本を除けば正味2時間半くらいでしょうか。少し長く感じました。

週刊誌での映画評では高評価でしたが悪役として出ていたマネージャー(トム・ハンクス)になんでこうもいいように操られるのだろうかと訝しく思ったものです。

それにしても映画ではエルビスはかなり優柔不断に見えました。

ほとんど映画にのめり込むようなことはなくエルビスを演じている新人俳優は甘いマスクで歌がうまいなと思ったくらいです。むしろ黒人の酒場で歌う黒人の方に感動したくらいです。

当時とすれば黒人が歌うR&Bを腰を白人が歌う、しかも腰を振りながら歌うことがなかったようで厳格な白人から彼は当時かなり敵視されたようです。

その間彼の敬愛するキング牧師やジョン・F・ケネディの暗殺があり本人も殺されそうになったりと精神的に参っていきます。

そしてやがて薬に手を出してその薬を多用(誤用)することで体がどんどん虫歯れていきました。

この時代や映画「リンダ・ロンシュタット」のときも薬物に依存するミュージシャンが数多く出ていました。

やはり国内外での移動公演多数で心身ともに参ってしまうのでしょう。そして手っ取り早く薬に手を出してしまうというお決まりのコースを歩んだわけです。

そして映画では42才の若さで心臓発作もしくは薬物依存で死亡となっていました。

しかし死亡した場所はトイレでどうも力んだときに心臓に負担がかかって死亡したというのが有力です。どうしてリキんだかというと医師の長年にわたる薬物誤用によって排便が困難になっていたと言う話があります。そして医師は起訴されました。

映画でも何度か医師が出てきて注射をするシーンが出てきますが、起訴シーンは出てきません。

なるほどいろいろなことがあったのですね。

映画だけではどれほど真実を語っているのか不明ですが、エルビス・プレスリーはビートルズを含む多くの著名なミュージシャンに影響を与えたことは事実なのです。

エルビスは1935年生まれで1977年に亡くなっていますから1950〜60年代に青春真っ盛りだった人たちが観にきているのでしょう。

平日の午後2時前の開場だったので席はガラガラかと思っていましたが6割ほどの入りでした。

観客は結構若い人もいましたが年配の人たち、それも館内の階段を座席に手を付きながら上がっていかなければならないような年齢の方々が多かったです。

映画終了後どこからかおばあさんの声で「腰が痛くなった」と聞こえ、この映画はそういう人たちが観る映画なんだなと実感したのでした。

それにしてもクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」、「リンダ・ロンシュタット」、エルトン・ジョンの「ロケットマン」「スージー・クアトロ」とこの「エルビス」。エリック・クランプトンの映画もあったような。

なぜ昔のミュージシャン主演の映画をこうも制作するのでしょうか。

ネタが尽きたのか。監督の好みか。

しかもなぜ今「エルビス」なのか。

よくわかりません。

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