ライフスタイル

赤岳の高齢者の登山客死亡で考える動ける身体と生きる希望

また八ヶ岳の赤岳で高齢者登山客の死亡記事が出ました。以前赤岳周辺での滑落記事をブログに投稿したばかりでした。(→『八ヶ岳で起きた滑落事故死の登山ルートはかつて私が行ったルート

記事には山小屋としか書いてありませんが一泊二日の登山で赤岳を目指すのであれば山頂付近なら赤岳頂上山荘、赤岳展望山荘、それより低い位置なら一般に赤岳鉱泉と行者小屋を利用するはずです。

亡くなったのは83歳の男性で妻と一緒に山小屋に泊まり翌日目が覚めないので不審に思っていると亡くなっていたということです。

自分の身体への過信

診断は心肺停止で宿泊当日に体調に異変があったのではないかという話。

83歳。前回ブログに投稿した横岳近くでの滑落事故で亡くなった方は79才の男性でした。

いずれも高齢者。双方お元気で体力に自信があったのだと思いますがちょっとした体調の変化やご自分で思っている以上に体力が衰えていたことも十分考えられます。

自分の体は自分が一番わかっていると思っていても実際は全くわからないのです。

癌になった人だって、なって初めてなんで自分が、と思うはずです。

亡くなった高齢者も3,000m近い赤岳への道のりでの疲労と低酸素で心肺機能が急低下したのではないでしょうか。

何度もブログに投稿していますが今年右膝が変形性膝関節症になり自分では若いと思っていましたが関節はもう経年劣化していたことを認めざるを負えなくなりました。

このことをきっかけにもう無理はしないことにしました。

登山をすると下山時に走りたくなって走るのですがこの繰り返しによって膝の半月板が損傷したことは間違いありません。それに気づかずずっと走っていたので今度は大腿骨の軟骨が損傷してしまったのです。

今はリハビリで軽いウエイトで下半身の筋トレをしています。徐々にウエイトをアップさせるつもりですがもう高重量を狙うことはありません。

まだまだ自分はいけると思っていたのですが現実をつきつけられたのです。

先の両高齢者も死に至る前に別の形で健康上の危険信号が出ていればもう少し生きていられたのかもしれません。

動ける身体こそ最高のご褒美

先に私は今後もう無理をしないと言いましたが実際はものすごく寂しい、虚しい感じを持つます。

若い世代と違ってもうあとせいぜい15年程度の寿命です。

日々時間の経つのが早いと思っている私にとってこの年数は意外とあっという間でしょう。

そのあっという間に何かしておきたいことは何かというともっと筋肉をつけ山々を縦走することでした。

稜線、樹林帯など様々な登山道を駆けることが私の残りの人生での(生きる)希望でした。

動ける身体。これが私にとって最高のご褒美なのです。

これが断たれたからでしょうか、酒量が若干増え、朝方に一度目を覚ますことが多くなりました。

アルコールは眠りを浅くしてしまうので気をつけていたのですがいつの間にかアルコール度数が少し増えているのです。

いつも8時に目覚ましをセットしていますが今朝は5時頃目を覚まし1時間ほど眠ることができずネガティブなことばかり考えている自分を発見して年をとったなと感じました。

やがてまた眠りにつき目覚ましで目が覚めて起き上がると昨日のジムでの筋トレでの成果である筋肉痛を全身で確認してまだ生きていることを実感するのでした。

おそらく今後も程度の差こそあれこの繰り返しになるような予感がします。

今後のジムのトレーニング

ここで問題になるのが筋トレです。動ける身体を目指すのであれば筋トレは必須です。

しかし単に高重量で筋肉肥大を目指す筋トレではなく中軽量での筋トレと心肺機能を高め柔軟性を磨くトレーニングが必要になってくるでしょう。

・ある程度の筋肉肥大

→関節保護のため中軽量での筋トレでセット回数を増やす

・筋肉の柔軟性

→筋トレ後のストレッチにより時間をかける

・心肺機能を高める有酸素運動

→長時間ウォーキングと軽いジョギング

あと瞬発力をつけるプライオメトリックトレーニングをしたいのですが膝関節に衝撃が入るのでビビってできないでいます。

このへんもなんとかしないと。

結びに

脳と筋肉は運動神経によって直結しています。つまり筋肉を動かすことによって脳に刺激を与えることができます。

古今東西多くの哲学者や科学者は好んで散歩をし世界に衝撃を与える思想や技術を生み出してきました。

脳を退化させないためにも運動は必要です。

力強くしなやかに動ける身体作り。

これが私の今後生きる目標の一つになるでしょう。

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