ロシアのプーチン大統領が今年ロシア国民の年金支給年を延期することにしたことで国民から猛反発を食らっているというニュースは周知の通りです。
大統領の任期が2024年まであるプーチン大統領は、世界中、特に欧米からヒトラーのような独裁者として脱兎のごとく嫌われていますが年金などの国内問題で一歩間違えるとこの先どうなるのやらです。
この男、やたらに自分の肉体の強靭さをアピールすることろがロシアの文化を表しているのか、ダサくて笑えるのです。やっぱりロシア人って田舎者なんでしょうね。
笑えるロシアの年金問題
プーチン大統領の年金制度改革は下記のように移行するはずでした。
ロシア男性:60歳→65歳
ロシア女性:55歳→63歳
しかし国民からの猛反発を受けて女性の場合に限って63歳→60歳となりましたが、男性はそのままです。
ここでロシア国民の寿命を見てみましょう。
2018年時点でロシア男性の平均寿命は68歳、女性は78歳です。65歳からの受給になるとロシア男性は3年しか支給されないということになります。
さらにロシア83の地域のうち49の地域の平均寿命は65歳未満なのでロシア男性の59%は65歳の年金支給前にあの世へ行ってしまうことになります。
しかもロシアの平均年金受給額が14,000ルーブル(24,000円)/月程度。日本の国民年金よりはるかに低額です。
これではロシア国民が怒るのは当然でしょう。
失礼ながらロシアって本当に笑える国です。
ロシアよりマシだが笑えない日本の年金問題
翻って日本もいろいろな問題を抱えており、いったいこの先日本はどうなるのだろうかと悲観的になることも度々です。
年金問題も夫65歳、妻60歳のケースで年金支給後も2000万円不足という問題がクローズアップされましたがこのケースだって厚生年金受給者で住宅ローン返済完了しているという前提の話です。
国民年金のみ受給、賃貸住宅生活、住宅ローン未返済の人たちはこのケースにも当てはまりません。そうすると2000万円の不足どころではないということです。
現在既に年金受給者の4割は120万円以下/年(月12万円以下)で6割は150万円以下/年(月12万5千円以下)となっています。
年金受給額が月20万円が前提となっている上記のモデルケースは非常に恵まれており、現実を反映していないとも言えるのです。
結論
ロシアの平均寿命は短いのは医療福祉制度の遅れと過剰なアルコールの摂取量がその主な原因です。
したがってロシアの場合はもっと健康に留意した生活で寿命を延ばし年金受給期間を延ばすしか手はないでしょう。ロシアの産業及び文化(国民性)から経済発展による生活の向上には大して期待できるような国ではないのです。
日本の場合は医療技術・制度は先進国の中でもトップクラスですが国の借金が1000兆円超えでさらに少子化で今後の年金を稼いでくれる人口が減少し、もうお先真っ暗な経済状況なのでない袖は振れずこの先年金支給額は徐々に減っていくことでしょう。
したがって日本人は今後の生活は自分の力でなんとかやりくりしていくしか方法はないのです。あるいはさっさとあの世へ行くか、です。
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