社会

 

更新日: 2020.10.6

最近の芸能人の自殺から見える日本社会

最近よく(?)芸能人が自殺します。

時系列で三浦春馬さん、芦名星さん、藤木孝さん、そして竹内結子さん。(以降敬称略)

すべて俳優です。

また芸能人ではないけど今年5月頃若い女子プロレスラーがsnsで誹謗中傷を受け炎上して自殺したこともまだ記憶にあります。

私は女優の芦名星という人は全く知りませんでしたが藤木孝の名前は知っていました。

正直まだ生きていたのかという印象です。

私がまだ子供の頃テレビで見た記憶があります。

気障ったらしくて私は好きになれませんでしたが、ゲイとの噂もありました。もっとも息子さんがいらっしゃるようなのでゲイではなかったのかも。

その後仕事場を舞台に移したようでそれ以降完全に私の記憶の外にいた人でした。中野に住んでいらしたんですね。灯台下暗し。

コロナ禍も原因の一つ

直接的ではないでしょうが間接的にはコロナ禍も自殺の原因の一つでしょう。

新型コロナによってすっかり社会環境に変化があり自由業である俳優にも影響はある程度あったはずですが竹内結子の場合は売れっ子とは言えなくともそれなりにCMなどの仕事を持とうと思えばできたはずです。

結局コロナ禍で人とのコミュニケーションが分断され精神的に不安定になっていたのではないでしょうか。

もちろん他人の生活やこころのなかなどわかるはずもないのですがコロナ禍のような劇的な社会的環境変化は本人の自覚以上に本人に影響を与えている場合があります。

コロナ禍が間接的であるならば直接的な原因は当人しか知る由もありません。

それにしてもなぜ芸能人に自殺が多いのでしょうか。

自殺した4人の芸能人に共通するもの

これら4人の芸能人に共通する点はあるのでしょうか。

私は別に彼ら・彼女らのファンというわけでもなく特に芦名星は全く知りません。

そのためどんな性格かといっても的確に答えることはできません。

ただ恐らく非常に真面目な、生真面目な人たちだったのだろうと思います。

そして少しプライドも高く情緒不安定(感情の起伏が激しい)気味な性格だったのはないでしょうか。

こういう人たちはなかなか人に自分の心の闇を打ち明けることはできないのです。

そして衝動的に自殺してしまうのです。

日本の自殺は世界何位か

以前から日本の自殺者数の多さは世界でも突出していました。

最近の統計ではどうなっているのでしょうか。

2017年のデータで人口10万人あたりの自殺者数のトップ10は下記の通りです。

1.リトアニア

2. 韓国

3. ラトアニア

4. ロシア

5. スベロニア

6. エストニア

7. ベルギー

8. ハンガリー

9. 日本

10. フィンランド

日本は第9位ですが昔は1位だったような気がします。

お隣の韓国がいつの間に第2位になったのかちょっと驚きですが確かにあのおバカ大統領の国では死にたくもなるでしょうね。

それにしても上位はほとんど旧ソ連の国々です。

その中に日本が含まれているというのはなんとも残念な結果です。

また以前イタリアも自殺者が多かったのですが今では下位の方になっています。どうして減少したのでしょう。

日本社会は生きづらいか

よく日本は生きづらいという人がいます。特に海外生活をしていた日本人が帰国してやっぱり海外の方が良かった(過ごしやすかった)という人もいるのです。

この生きづらさが日本人を自殺に追い込むのだと。

もしそれが本当ならばなぜ生きづらいのでしょうか。

日本社会の問題点

・コミュニケーション能力の不足

日本人は「以心伝心」「空気を読む」などの言葉から言わなくても相手の言いたいことを先回りして理解することができると思っているようです。

この能力は会議などで上司や先輩の意見と異なる意見を持っていてもそれを会議ではあえて発言しない、ということで発揮できます。

するとこの人は「空気が読める人だ」と認められるのです。逆に異なった発言をすると「ぜんぜん空気が読めない」と嘲笑の的になったり最悪どこかに異動になるのでした。

つまり日本社会ではこう言った「特殊能力」がないと非常に不利になる社会なのです。

しかしすべての日本人がこう言った特殊能力を持っているわけではありません。

またこう言った特殊能力を発揮するためにはかなりの神経を使うこともまた事実です。自分の意見を言わないで他人に合わせることは自分を殺すことでその場には自分が不在なのです。

この環境下にずっとさらされて生きてくると自分を見失いやすくなるのです。なぜなら自分の意見、考え方がいつの間にかなくなってしまうからです。

つまりいつの間にか本人も無自覚のまま思考しない人間になってしまっているのです。

ですから海外から日本人は何を考えているのかわからない不気味な存在になってしますのです。

「何か言いたくても言えない」とは、自分の意見をいう習慣を自ら奪ってしまったことから起こる悲劇なのです。

私などはほとんどこの「特殊能力」がありませんでしたので社会人としてかなり苦労しました。

私が人より5〜10歳若く見られるのはこの能力がなかったおかげかもしれません。この特殊能力を発揮するためにはかなりのエネルギーを必要としその分人を早く老けさせてしまうのです。

・核家族化

意外に知られていませんが日本はすでに世界に名だたる核家族です。

高校まで親と暮らし、大学で上京して一人暮らしを始め、社会人になって結婚し家庭を持って子供が生まれます。

この一連の生活の変化で彼ら・彼女らはどんどん親から離れて暮らします。

生まれた子供は学校と塾に通い、帰宅の遅い親との会話の減少を生みます。

しかしこれが日本社会では特別なものではなくごく当たり前な風景です。

ところが海外ではもっと家族間のコミュニケーションが蜜なのです。

コロナが日本よりもヨーロッパであれほど感染者数が多かったのには衛生観念の問題もありますが、それ以外に日本人よりはるかに人との会話を大事にするからです。

彼ら・彼女らは普段個人個人バラバラに生きているからこそ家族間、恋人、友人間のコミュニケーションを密にしようと考えるのです。

それが日本人には足りないと感じます。

この場合私は典型的な日本人よりさらにコミュニケーションが不足している人間です。なぜなら一人暮らしで人と会話するということがどこかのお店の人以外ほとんどないからです。異常ですね。

・同調圧力

大多数の同意見に対し異なった個人の意見を言うことを暗に否定する行為を「同調圧力」と言います。

そのいい例がコロナ禍における自粛警察です。みんなが我慢してマスクしているのになぜお前だけがマスクをしないのだということで無言・有言の圧力をかけることです。

このような同調圧力は日本社会の至る所で行われています。

これが無言のプレッシャーとなって生きづらさを作ってしまうのです。

・中高年の孤独死

個人的に「孤独死」という言葉は好きではないのですがマスメディアや世間一般で使用されているのであえてここでも使いました。

中高年の独身者、既婚者でも家庭内で配偶者との会話のない家庭内別居状態の人、老老介護、非正規社員など精神面、金銭面、健康面で不安を抱えている中高年の人たちが自殺するケースが非常に多いのです。

特に女性よりも男性が多いのはやはりコミュニケーション能力が女性より男性が劣っているからでしょう。

ラインが流行る理由

今どきは中高生でもスマホを持っているので個にこもって親子の会話は無くなります。また親もスマホにはまっているのです。

そして互いのコミュニケーションはラインのみ。それで会話が成り立って不自由はないと思っていてもラインではいざというときのこころの内を伝えることはできません。

しかしラインは日本人のコミュニケーション能力の不足をある程度補ってくれるかもしれません。

なぜなら日本人は子供時代からコミュニケーション能力を磨く機会がなく面と向かって話すことが苦手なまま大人になっていくからです。

空気を読んでばかりいてはコミュニケーション能力は育ちません。

ラインは目の前の人に話すのではなくその場にいない人との会話ですから、日本人向けといっていいのです。

ちなみに私はラインをはじめ、ツイッターやフェイスブックをしません。その一番の理由は面倒臭いからですがその他に見知らぬ相手から誹謗中傷されたくないからという理由もあります。

SNSで誹謗中傷する人は、ほとんど実社会で弱者の立場にいることが多いと思います。その置かれた場所に対するストレスから面と向かって話すこともなく安全な場所から相手を攻撃できるからです。

まとめ

日本だけが生きづらいとは思いません。

しかし日本が生きづらいのならその理由は、

・コミュニケーション能力の不足(核家族化を含む)

・同調圧力

・日本人の生真面目さ

・貧困

・高齢化社会(老老介護を含む)

があげられるでしょう。

芸能人が自殺をすると一般人の自殺が増えるという傾向があるそうでこれを「自殺の連鎖」と言います。

人生誰れも死のうと思ったことは1回や2回あるでしょう。私は何度もありました。それでも踏みとどまったのはなぜか。

本当に死ぬほど悩んでいなかったからかもしれませんし、何にかまだ自分の人生に未練があったのかもしれません。

しかし未練があっても追い込まれて死ぬ人は死ぬのです。

この生と死の境目は何かまだよくわからないのです。

私はあまり人生を深く生きてこなかったのでしょうね、きっと。

合掌!

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