ジムへ行っていつも気になるのが、ロッカー室やパウダールームでの中高年の体型です。ほとんどお腹がでっぷりと出ています。特に座っているとそれがはっきりわかります。
あまりお腹の出っ張り具合を気にしないのでしょうか。それともそのお腹をなんとかしようとジムに来ているのでしょうか。どうもよくわからないんですよね、なんのためにジムに来てるのか。特別の目的意識はなく、ただ単に健康のためなのかもしれません。
一部の人を除いて中高年はあまり筋トレをやりません。せいぜいマシンで軽くやってトレッドミルでこれまた軽く走るパターンです。後は、スタジオでエアロビクスや軽めのバーベルを持ってのエクササイズなどをやっているようです。
お腹周りの脂肪の落とし方を知らない?
どうもジムに来ている中高年は、お腹の脂肪の落とし方を知らないのではないかと思ってしまいます。
はっきり言って食事制限と長時間の有酸素運動をやらないとお腹周りの内臓脂肪は無くなりません。内臓脂肪は皮下脂肪よりもつきやすく落ちやすい性質を持っていますが、有酸素運動でたくさんカロリー消費をしなければお腹の内臓脂肪は取れないのです。
私は50代後半に山にはまってGWを挟んで5月に5回日帰り登山をしたことがあります。その結果、1ヶ月で体重で3kg、ウエストで3cm減りました。今までなかなかウエストが減らなかったので、まさに劇的変化でした。登山し始めた時期で登り方・下り方もわからないまま山行をしていたので無駄な動きをたくさんしてカロリー消費に貢献したのではないかと思います。
もう慣れない登山でハァハァ(有酸素運動)、ゼィゼィ(無酸素運動)の世界で結果としてしっかりエネルギー消費したのでしょう。このようなハードな運動をしないとなかなか内臓脂肪と言えども減少してくれません。
その後ジムで筋トレと有酸素運動と月1-2回の登山で一時さらに体重3kg、ウエスト3cm減りました。しかし、最近停滞期なのか最大減量状態よりそれぞれ+1kg、+1cmの状態が続いています。筋肉がついて体重増ということもあるかもしれません。
例えば、ジムのトレッドミルでは、体重60kgの人が最大傾斜で平均6km/hで1時間ほど歩行すると600kcal程消費するでしょう。
脂肪1kg落とすのに必要なエネルギーは7200kcalですから、600kcalでは12日間で脂肪1kg落とすことができます。これに糖質制限を加えるともっと早い日数で達成するかもしれません。
しかし、これを継続するのは慣れないと大変です。現役の会社員であれば、夜の付き合いや接待などでカロリーオーバーになりがちです。
また、1時間有酸素運動していると食欲が増進され過剰摂取で逆に太ってしまう場合があります。
お腹の脂肪を減らしたいのであれば、まずは糖質制限と有酸素運動をしましょう。
間違っても腹筋でお腹の脂肪を取ろうとしないこと。腹筋を100回、200回やっても脂肪は無くなりません。全くの無駄です。
内臓脂肪が取れたら自然と割れた腹筋が見えてきます。これ本当!
詳しくは「中高年のお腹は腹筋では引っ込まない」を参照願います。
ただし、ボディビルダーやアスリートのような大きなシックスパックを狙うなら腹筋運動が必要です。それでも従来の腹筋運動は効果が小さく、さらに腰を痛めやすいので国内外のスポーツクラブや軍隊などで中止になってることを覚えておきましょう。
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