アイキャッチ画像:映画.com
秋らしい気候になってきましたが、今日は久しぶりに午前中から映画を観てきました。
新宿ピカデリーで「ファンファーレ!2つの音」と言う映画です。
若い頃はフランス映画もいいなと思って観ていましたが、加齢に従ってヨーロッパで一番人種差別をするフランス人が嫌いになりフランス語自身も耳障りになるという一種の老化現象が起きています。
それでもフランス映画を観ようと思ったのは自分でもはっきりしません。なんとなく、です。
「ファンファーレ!2つの音」の超ザックリしたあらすじ
世界的に著名な指揮者ティボは白血病となり骨髄移植をしなければならなかったが家族に適合する血液が見つからず、自分が養子であること、さらに生き別れた弟がいることを知る。
ティボはかつて栄えた小さな炭鉱町の食堂で働く弟ジミーを探し出し、なんとか骨髄移植をする。その弟は炭鉱の吹奏楽団に所属し絶対音感の持ち主であることを知るがそこの指揮者がいなくなり楽団の存続危機となる。
ジミーは兄ティボに指揮者になってくれと懇願するも多忙なティボには無理な話。そこで兄であるティボは弟ジミーに指揮者になることを勧めトレーニングを始めるがジミーはなかなか自信が持てない。
とうとう鉱山が閉鎖されることになり楽団も解散になるが、ティボは楽団メンバーにある曲を授ける。
血のつながった兄弟でありながら異なった環境で育たざるを得なかった2人は互いに葛藤しつつも兄弟であることを認め合っていく。
そして運命はさらに過酷な試練を与える。
異なった音で育ったにも関わらず音楽を通してつながりを持とうとする映画です。
観賞後の感想
・ティボを演じたバンジャマン・ラベルネはフランスでは著名な俳優らしいのですが私はどこかで観たことがあるなぁと言う程度。弟ジミー役のピエール・ロタンもどこか中東っぽい顔立ちでどこかで観たことがあるようなないような程度。
・やっぱり弟より兄の方が演技が上手い。弟役のピエールは海辺で仰向けになった兄を抱擁する後ろ姿が下手すぎる!
・予想通りあまりにも感動せず。もうフランス映画にはほとんど感動しません。というより洋画にはと言ってもいいかもしれません。これは自分の年齢によるのかも。だんだん作り手の意図が見えてきて予定調和的になりすぎる感がありありと感じるのです。
・完全なB級作品で楽団メンバーたちも地元のエキストラを使っているのではと思う程度の演技。
・「PERFECT DAYS」「国宝」を超えるような映画を観たいものです。
終わりに
・午前中の時間帯だったせいか観客は暇を持て余した中高年の主婦がほとんどでした。入りもあまり良くなく4割程度。
・いつも思うのですが映画に素人もしくは素人っぽい人たちが出ていると観ているこちらが恥ずかしくなってしまいます。
・あくびが出るような映画(実際出た)でした。
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