アイキャッチ画像:AFP
私がときどき閲覧する著名ブロガーのブログの中にとんでもない映像がありましたのでコピペしました。
いやはやなんとも驚きです。まるでゾンビ映画ですがこの映像が紛れもない現実とは。
場所はアメリカのペンシルベニア州フィラデルフィア市内の一角です。
彼らはヘロインの常習者のようで一体何人いることやら。
これが本当に今のアメリカか、という感じです。
かつて麻薬都市といえばアムステルダムという印象があったのですが。
もう何でもありのアメリカです。
アメリカのTVドラマ、映画や小説の世界にも麻薬の話は出てきますがそれらを遥かに凌駕する衝撃映像でした。
全米第6の人口をもつフィラデルフィアですが治安の悪さは全米でも定評がありあのニューヨークより治安が悪い都市なのです。
かつて貨物鉄道沿いのケンジントン地区がアメリカ東部最大の屋外ドラッグ市場であり現在環境改善中ということなのですが….
どうも現在でもこの都市の北部と西部は危険地帯のようです。
安全地帯と危険地帯がはっきり分かれているところなどいかにもアメリカという感じですがヨーロッパの都市も似たり寄ったりでしょう。
下記の地図は多少年代は古いのですがヨーロッパ都市のコカイン消費量を表したものです。
赤い帯はスイスの都市です。
スイスがダントツでコカインの使用量が多いですね。
それは薬物に対する規制が緩いのと販売力が強い、つまりどこでも購入できるからです。
またヨーロッパへ流通しているコカインは西アフリカのネットワーク経由です。
一方下記は少し年代は古いのですがAFPによる世界のマリファナ使用者数を表した地図です。
アイルランドではなく「アイスランド」が使用率が一番なんて驚きですがその理由がよくわかりません。ただこの国では国内で大麻を栽培しているのが常態のようです。
医療用と娯楽用の両面がありますが、マリファナの使用率ではなく購入額でいえばアメリカがやはりダントツ1番です。
しかし世界は本当に違法薬物に毒されていますね。
日本も主婦層や学生に覚醒剤や大麻が浸透してきたとメディアが以前から騒いでいましたが世界は日本の状況のさきを行っています。
ところでここに出てきた大麻、ヘロイン、コカインなどの薬物はどう違うのでしょうか。
違法薬物には興奮作用、幻覚作用、抑制作用を持つの3つの薬物に大別されます。
興奮作用を持つ薬物:覚醒剤(アンフェタミン、メタンフェタミン)、コカイン(クラック)、MDMA(エクスタシー)
幻覚作用を持つ薬物:LSD、マジックマッシュルーム、大麻(マリファナ)、MDMA
抑制作用を持つ薬物:ヘロイン、あへん、睡眠薬
この中でヘロイン(化学名:ジアチルモルヒネ)は原料のけしからあへんを採取しモルヒネを抽出して精製して作られ乱用すると強い陶酔感が出てきます。
また麻薬とはもともとヘロインのような「けし」から生成される麻薬系鎮痛剤(化学物質)を指しますが日本の法律では下記のような分類になります。
麻薬取締法:ヘロイン、コカイン、LSD、MDMA、あへん
覚醒剤取締法:覚醒剤
大麻取締法:大麻
違法薬物の中でコカの葉から作られるコカインはその価格からセレブの薬物で覚醒剤は貧乏人の薬物と言われています。
アメリカって先進国としての顔と発展途上国としての顔を持っていますが、アメリカ政府は上記のような場所には「目をつむっている」「無いことにしている」としか考えられません。
医療用として大麻の使用に法的許可を与えようとする活動が日本でもありますが、大麻使用を許可した国は根本的に大麻があまりにも蔓延した結果どうにもならなくて条件付き許可を出したということではないでしょうか。
もちろん日本ではまだ違法なのです。
日本もいずれあのような映像の国になるのか。それとも水際でなんとか食い止めることができるのか。
コロナを水際どころかじゃじゃ漏れにしてしまった日本ですからなんとも心細い感じはしますね。
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