依然としてコロナ感染が終息する見込みはまだありません。こんな状態でも東京オリンピックを開催しようとしているのは日本の政治家とIOCだけ。もう利権丸出しです。
新型コロナ感染の特徴として従来発熱、無味覚症、倦怠感、咳などが挙げられています。しかしその治療法は確立しておらず、軽症の場合は一定期間隔離して他者への感染を防ぎ本人は安静にして過ごすだけとなります。
また重症患者ん対しては人工呼吸器で酸素を供給する必要があります。
いずれにしても何か特効薬があるわけでもありません。免疫(抗体)を作り自然治癒を待つだけなのです。
さらにインフルエンザと異なり、無味覚や倦怠感の症状が後遺症として残る場合があるので厄介です。
しかしさらにこの新型コロナ感染には新たな症状が見られるようです。
日本ではまだ報告、報道されていないようですが海外では新型コロナ感染が精神疾患にまで発展することを複数の精神科医が報告しています。
新型コロナ感染による精神疾患
下記は新型コロナに感染後の精神疾患です。
ケース1:42歳、女性、理学療法士、4人の子持ち、ニューヨーク
昨年春に新型コロナ感染したが軽症であった。
数ヶ月後彼女には「ある声」が聞こえてきました。
最初の声は「自殺すること」、そして次の声は「自分の子供達を殺すこと」。
彼女自身や彼女の家系にも精神病患者はいなかったのですが、彼女は映画の[Kill Bill」の影響を受けたようです。
→回復が難しく日に日に悪化していったが4週間後抗精神病薬が効果的とわかった。
ケース2:36歳、女性、老人ホーム従業員、ノースカロライナ
彼女の3人の子供たちが誘拐されると信じ、ファーストフードレストランのドライブスルーの窓口へ助けを求めに行った。
→1週間後退院。
ケース3:30歳、男性、建設労働者、ニューヨーク
彼のいとこが自分を殺そうとしていると思い込み、そのいとこを絞め殺そうとした。
ケース4:55歳、女性、イギリス
家族の一人が別人(なりすまし詐欺者)であると確信していた。
→回復に40日間要した。
日本では新型コロナによる精神疾患といえばうつ症ですが、これは新型コロナ感染者だけでなく非感染者でも仕事や家庭環境などの変化による強いストレスからなり得る症状なので上記の場合とは異なります。
新型コロナの精神疾患の原因は不明?
過去に精神病を患ったことがない人で新型コロナに感染した人の中には少数ですが感染後、上記のように数週間でひどい精神疾患に発展する人たちがいます。
神経または精神の合併症に関するイギリスの調査では、新型コロナ感染で入院した153人中10人が新しく精神疾患になったと報告しています。
またスペインからの調査報告では一つの病院で10人がこの精神疾患が確認されました。
専門家は、脳関連の影響がコロナに対する体の免疫システム反応やひょっとして血管の問題あるいは病気によって引き起こされる炎症とリンクしているのかもしれないと言っています。
またこの精神疾患の特徴として30代、40代、50代が多く、この年齢層でこのタイプの精神疾患は非常に珍しいとしています。
結局明確な原因はわからずさらにその精神疾患の治療法もはっきりしていません。
日本の新型コロナによる精神疾患は?
日本では新型コロナによって仕事や家庭環境が劇的不安定になって強いストレスからうつ症状になったり最悪の場合自殺する人が増加しています。
これは新型コロナの感染、非感染には特に関係ありません。
精神疾患の中では日本で代表的なのはやはり統合失調症です。以前は精神分裂病と呼ばれていました。
幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。上記の海外の症例はこの統合失調症ではないかと思われます。
しかし日本ではこの症状は新型コロナ感染とリンクしてまだ考えられていません。
日本ではやはりうつ病が新型コロナ関連では代表的な精神疾患です。
しかしひょっとすると新型コロナ感染後上記のような精神疾患にかかった人がいたのかもしれません。
精神疾患に関してはあまり人に知られたくはない病気なのでなかなか表に出てきません。
また本人の自覚がない場合もあるでしょう。うつ症状などはその典型で多くの日本人は程度の差こそあれうつ症状になったことがあると言われています。
真面目、几帳面で世間(人)の目を極端に気にする人がうつ病になりやすいのです。
まとめ
イギリスの報告では精神疾患の既往症のある人は既往症のない人に比べて65%感染リクスが高いと言われています。
従来は糖尿病や心臓疾患などにかかっている人が新型コロナ感染になりやすいとか重症化しやすいと言われていますが、これに精神疾患を持った人も加わることになります。
新型コロナは日本人が思っている以上にやっかいなウイルスなのです。
どうも日本人は新型コロナ対応では未だに「赤信号、みんなで渡れば怖くない」を地で行っています。
ここでも「人の顔色を伺いながら行動する」という日本人の悪しき習性の弊害が出ているのです。
この記事へのコメントはありません。