社会

4月になって衣替えの季節ですが日本社会は相変わらずの村社会

アイキャッチ画像:トラベルjp

4月になる新しいスーツ姿、新しい学生服を着た初々しい新入社員、新入生たちが街角に散見されます。さらに花見の季節でもあり桜の木がある公園や並木道などはこれまた人でいっぱい。

私が行くジムでも4月になるとスタッフは新しいユニホームで会員を迎えています。

さて4月になると外見はリフレッシュするのですが中身も新しく変わっているのでしょうか。

服装自由と言われても紺のスーツ姿の新入社員

ある大手企業の入社式で服装を自由にしたのにほとんどの男性社員は紺、女性は黒のスーツだったというニュースがありました。

その報道を聞いてああやっぱりなと思ったものです。

日本人ってたとえ若くても結構人目を気にして「おそらく大勢の新入社員は紺のスーツを着てくるはずだ」と予想して出社したのです。「人の振り見て我が振り直す。」です。自分の好みが判断基準になっていないのです。すでに社畜の予備軍になってしまっていることにさえ気がついていないでしょう。

社内で何か自分の意見を言おうとしてもその他大勢の意見はどうも異なるようだと感じたらその他大勢の意見に従ってしまう人は実に会社にとって不要な人なのですがそういう人に限って転職はしません。仕事ができない人ほどその会社にしがみつきます。

自分に合わないと思ったらさっさと転職するか別の人生を歩み始める人ほど本当は会社に有用な場合が多いのですが。

日本社会が長らく停滞しているのは日銀を含む政府の政策ミスだけではないのです。変化に敏感に勇敢に対応できる人は時として組織から疎まれますが本当に必要な人材なのです。そういった人をどう会社(あるいは社会)が使いこなせるかは上の人たちの力量次第ですが、残念ながら経団連のようなボケ老人の集まりが牛耳る組織では非常に難しいのです。

永田町は珍獣の動物園

自民党の裏金問題で自民党が大きく揺れています。

39人の処分をめぐって侃侃諤諤(かんかんがくがく)の状態ですが真っ先に責任を取るべき岸田首相が全くとっていないのですから茶番としか言いようがありません。

まあこれほど酷い政党とは思っても見ませんでたが完全に腐っており、かつ実に幼稚な政党ですね。

また自民党は地方議員を含めあまり知的な党員が他の政党に比べて少ないというのも意外でした。日本の国会議員より地方議員のほうが偉いのはどうやら事実のようです。

国会議員は当選しなければ「ただの人」ではなく「それ以下」と言われていますので何とか当選しなければなりません。そのため政策を練るより選挙区の動きの方が気になるのです。そのため選挙区の地方議員を頻繁に周り手懐けようとご機嫌をとります。

また地方議員は国会議員は自分たちが必要と知っているのでベテラン議員になると国会議員を呼び捨てにしたりします。

さらに色々と経済的工面を要求したりします。そのため国会議員はお金が必要になるのです。

つまり選挙に当選するためにはお金がかかるのは有力な地方議員にばら撒くお金が必要ということです。

そのため集金能力が高い国会議員ほど自民党の国会議員の選挙資金上納の貢献することになるのでご褒美として党内役職についたり大臣になるのです。

つまり大臣とは政策能力ではなく集金能力で決まるため恐ろしく無能な大臣を産んでしまうのです。

岸田首相も今回の裏金問題の当事者でもあるのに関わらずそれを派閥闘争問題と認識してしまい国民の声を全く無視してしましました。

岸田首相をはじめ日本の政治家は永田町という村社会のなかでしか生きることができない珍獣なのです。

それを檻の外から見て「我々と同じ姿をしているが全く別の生き物だな」と珍しそうに覗いているのが国民です。

今の政治家がやるべきことは「どうしたら金のかからない選挙ができるのか」を考え、それを体系化することです。

群れた花見で何をする?

若い頃私は花見などには全く興味がありませんでしたし、山に登っても野生植物には興味がありませんでした。

しかし今では花見もいいものだ思うようになったのは年齢のせいかもしれません。

かなり以前上野公園へ行って夜桜を見に何度か行きましたが、そのときは花見自身ではなく缶ビールを片手に夜桜を見ながら歩くことが好きだったように思います。

酒が好きなのか花見が好きなのかと聞かれたら「夜桜を見ながら酒を飲み歩くのが好き」と答えるでしょう。

しかし朝から場所取りをしてブルーシートを敷き夕方同僚や友人たちが来るのを待つような花見はゴメンです。

あの花見集団は花見ではなくだた屋外で酒を飲みたいだけです。

しかも会社もしくは会社の部課が会社のイベントとして催されるのはもう完全に村社会の行事です。これらに付き合わされる社員は残業手当をもらうべきです。私なら欠席ですが。

もっともこのような風習は少なくとも江戸時代から見受けられます。日本人はやっぱりこういう群れて何かやるのが好きなのでしょうね。

「花を愛(め)でる」と集団の花見行為は真逆でしょう。

終わりに

この季節引っ越しもたくさんあります。昨夜は向かいのマンションの住人が引っ越しをしていました。いつも同じ部屋が引っ越しをします。おそらく2年おきの更新を前に引っ越すのでしょう。

私が住んでいるマンションよりも向かいのマンションは引っ越しが頻繁に行われますが何故なんでしょうね。

それにしても日本の政界がここまで腐っているとは思いませでしたね(自民党だけではないでしょう)。

一方アメリカはとっくに腐っており、金額も日本の政界とは桁違いの金が選挙で動いています。

まだアメリカのように取り返しが付かない状態になる前に何とか真っ当な政治家が出てくることを願うばかりです。

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