先日デジタルニュースでアイリスオーヤマ(株)の大山健太郎会長の記事が載っていました。
以前たまたまアイリスオーヤマのマスクを薬局で見かけ購入して以来この会社のマスクをしています。
アイリスオーヤマが中国で製造していたマスクを日本国内で製造し始めたことを知ったのは昨年の緊急事態宣言の時だったと思います。それ以降テレビにも何度か取り上げられていました。
それまではこの会社はニッチな家電メーカーという認識しかありませんでした。ニッチなというのは大手家電メーカーがあまりセールスしないような製品を一定の品質を保ちつつ安価に製造販売している会社という意味です。
しかし、この人が在日3世だったとは全く知りませんでした。実に驚きです。現在は日本国籍を取得しているようですが。
創業者が在日韓国人の会社ではロッテが有名ですが、未だにロッテを韓国系企業と知らない日本人(特に若い世代)も結構いるのではないでしょうか。
戦後最悪と言われる日韓関係ですが改善の方向は一向に見えずネトウヨは改善する必要性さえないと思っているようです。
お互いの国の双方に対する歴史的認識が全くことなるからですが、この認識の違いは双方の歴史教育の違いに起因します。
これって日本が第二次世界対戦で敗戦し戦争責任者が裁判にかけられた東京裁判に対する反応と少し似ているような気がします。
戦勝国であるアメリカ、イギリス、ソ連(当時)などの国々が中心となって行われた裁判では日本側(戦争責任者側)の主張は受け入れられず死刑になったしています。
一方敗戦国である日本は「未だに」あの裁判は不当、不公平であると言う人もいます。
私は以前ブログでも書きましたが「戦争の歴史は戦勝国の歴史である」と思っています。つまり戦勝国に都合のいいように戦史を書くことができるのです。これが現実です。
もともと戦争を見る視点が双方異なっているのですから戦史も異なって見えるのです。
同じサイコロ1つを見ていても見える面は異なっているのです。
日韓関係も支配者(戦勝国)と被支配者(敗戦国)の関係でお互い見ている視点が異なっているのです。
韓国は時々日韓関係の和解をフランスとドイツを例にあげていますが、これは例としてはとても不適当だと気がついていないようです。
なぜならフランスとドイツは互いに拮抗していた国であり、一方日本と韓国は全く拮抗していない国だったからです。
1910年当時韓国(朝鮮半島)は世界の最赤貧国の一つで、一方日本は近代国家に目覚めたアジアの台頭国だったからです。
したがって私は韓国が日韓関係を例にあげるのならばヨーロッパとアフリカの植民地だとずっと考えていました。
ヨーロッパの国々は植民地主義政策が間違っていたことを認めアフリカやアジア諸国に対して公式な謝罪はしても補償金を支払ってはいません。
しかし最近になってある海外の学者がフランスとフランスの植民地であったアルジェリアの関係は日韓関係が参考になると言っていました。私と似たような考えを持つ人がいたんですね。
フランスはアルジェリアに対して公式に謝罪しましたがアルジェリアはそれを未だ受け付けていません。
日韓併合は35年間でしたがアルジェリアは1830年以来130年余りフランスの植民地で独立戦争(アルジェリア戦争)によって独立しています。
フランスはまたアルジェリアに対して補償金も支払っていません。
私は日本人で日本で教育を受けてきたので韓国の日本に対する歴史観は納得できるものではないのですが、その歴史教育は征服者としての歴史であり非征服者としての視点がないのも事実です。
アメリカの教育では広島や長崎に原爆を落としたから日本は降伏したと教えているそうですが、日本から言わせるとそれは詭弁で単に原爆実験をしたかったからだろう、日本は原爆が落とされなくても降伏する予定だったと思っているわけです。
また韓国の不思議なことは日韓併合は35年ですが中国の韓国支配は500年以上にわたっているのにもかかわらず全く中国に避難めいたことを言わないことです。
この差は一体何でしょうか。時々考えることがありますがやはり韓国の中国化が彼ら韓国人が思っている以上に深く浸透しているからではないでしょうか。
特に言われているのが儒教です。中国が発祥の儒教を韓国が輸入し完全コピーした故に韓国の中国化が進んだのです。
現在の韓国大統領や支持する市民団体が新中派が多いのもこの歴史的背景があるからでしょう。
せっかく日清戦争で日本が勝ち、その結果韓国が中国から独立できたのにです。朝鮮半島は1637年から260年近く中国の属国でした。宗主国であった中国は朝鮮に対して朝鮮王朝の王位を含む支配権を持っていました。さらに朝鮮半島はそれより以前にも長い間事実上中国の支配下にありました。
さらに第二次世界大戦で日本が負けて韓国はまた独立することができました。
韓国は地理的に中国と日本、さらにロシアに挟まれた国です。
人口も北朝鮮と合わせても日本より少ない小さなマーケット。
そのため外交をしっかりし海外貿易でしかやっていけないのに日本以上に外交オンチ。つまり田舎者。
民主化の歴史が浅いのにもかかわらず日本に追いつけ追い越せと躍起になってきましたが随分背伸びをしてきたので色々なところに歪みが来ています。
より良いより給与の高い会社を目指すために超学歴社会となりそのための受験競争は日本の比ではありません。また日本以上に有名会社への入社競争。当然そこからこぼれ落ちる学生も出てきます。
その一端が今の若者の就職難です。
現大統領の政策の失敗と言われています。日本の首相に比べ絶大な権力を持つ韓国の現大統領は昔日本でいうところの「書生」みたいなものです。つまり、言動が政治家見習い程度なのです。
日本製品不買運動を行い反日教育を受けてきた韓国人の日本への高い就職願望。
ここに日本人は自然と首をかしげるのです。
なぜ反日なのに日本に就職したがるのか。
結局「日本という国は嫌いだが背に腹は変えられない」ということかもしれません。
今や大卒が当たり前の韓国では高卒はもちろん大卒でも難関大学出身でなければ「落伍者」となりまともに就職できない現状では身近にある日本に来ざるを得ないということでしょうか。
しかも受け入れ先の日本は少子化で日本の大学も海外の留学生頼み。
また彼らを受け入れる日本企業の存在。日本若者も3Kは当然のことながら地方企業、中小企業には入社したがらない傾向が原因かもしれません。
結局韓国の落ちこぼれ学生と日本のマイナーな企業の思惑が合致した結果なのでしょう。
もっとも最近の日本の大卒就職事情ではようやく日本の有名大学出身者でも外資系、技術力など特徴のある中小企業などに積極的に入社したり起業したりする傾向が出てきました。
これらは人間関係に無駄な時間を使う必要のない、自分のやりたい仕事が即できる会社を選択するようになってきたのです。
これはとてもいいことです。
何れにしても韓国の行き過ぎた社会はやがて落ち着いてくるでしょう。そしてその時ようやく先進国の仲間入りとなるのです。
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