変形性膝関節症

変形性膝関節症の痛みが取れずセカンドオピニオンのクリニックへ

膝痛になって1ヶ月程。一向に痛みが取れないのでセカンドオピニオンとして別のクリニックへ行ってきました。

このクリニックも最初のスポーツクリニック同様ネットで調べたのです。

電車で乗り換えなければいけない場所でしたがそれでも自宅からご近所圏内です。

行って驚きました。午前10時頃に行ったのですがまあ混んでいます。中の待合室はおろか廊下にも椅子がありそこにも患者が座って待っている状態。30名程待っていたのではないでしょうか。医師は1人しかいないのに。

以前行っていたスポーツクリニックとは大違い。

初診の私はこれは1時間は待たされると覚悟を決めました。

様子をうかがっているとどうも診察ばかりではなくリハビリに来ている人たちも結構いるのでした。

患者はほとんど高齢者です。中には私の頭がすっぽり入るほど両脚間を開きながらトボトボ歩いてくる男性高齢者がいました。なんだか私の未来の姿のようでショックでした。

セカンドオピニオンの結果は….

私の実際のレントゲン画像

その先生は私が持ち込んだMRI画像を見て私にいろいろ質問してきます。もちろん他のクリニックで診察を受けてきたことも知っています。なんたってMRIのCD ROMの表にはそのスポーツクリニックの名前は書き込まれているのですから。

以前受けた医師と同じやり方で触診していきます。指で膝周りを押しながら痛いところはあるかと言われ結局無かっとところも同じで、逆に私はここが痛いのですと指で指示しました。

レントゲンが基本なのでレントゲンを撮りましょう、ということでまたレントゲンを撮ることに。

その後出来上がった画像を見ながら診察再開。

・膝内側の隙間が外側と比べて狭くなっている(上記画像の赤丸)

・軟骨が摩耗している証拠だ

・O脚なので長い年月をかけて半月板がすり減ってきた

・気になったのは(半月板よりも)MRIに出ていた骨髄浮腫(上記画像青丸)

・骨髄浮腫になると骨壊死になりやすい

・しかしレントゲンから壊死はしていない

・初期の変形性膝関節症

私と整形外科医の問答

・痛みの原因は?

→はっきりしたことはわからない。しかし骨髄浮腫自身と滑液膜の炎症ではないか。

・いつまで痛みがつづくのか。湿布薬や飲み薬では効果がないが。

→足底板を作って膝に負担がかからないようにすることもある。あるいはヒアルロン酸注射もある。

・私の靴底はかかとの外側がそれほどすり減っていないが。

→そういう問題ではない。膝の内側に負荷がかかるのが問題なのだ。(この辺の意味が正直わからず)

・ヒアルロン酸注射は1回で痛みがなくなるのか。

→そんなことはない。何回も打たなければならない。

・痛みがなくなってもまた2、3年すると痛み始めるのか?

→何年後にまた痛み始めるかはわからないがその繰り返しになるだろう。

・どんな筋トレをすればいいのが。推奨されたレッグ・エクステンションで膝をさらに悪化させたがどの筋トレ種目がいいのか。

→後でリハビリ担当の理学療法士に一度話を聞いてみては。

まだ質問をしようとしたら「taoさんだけが外来ではなく他の外来も待っているので」とやんわり言われ話は終了に。

私はよく質問するようです。他の患者はしないのかな。何でもハイハイということを聞いているのか。

理学療法士との筋トレ会話

筋トレの種目としてはやはりレッグ・エクステンションを勧められた。ただしレッグプレスが悪いとは思わないとも。

レッグ・エクステンションは

・90度曲げた状態からではなく膝を伸ばした状態から30度ほど曲げた状態から伸ばしたほうがいい

・軽量で回数を多くする

・インターバルは5分ほどとる

整形外科医と話すより理学療法士との話の方がずっと楽しい。もっと話していたかった。

ただし私はブルガリアンスクワットをやるだろう。

まとめ

結局O脚というのが根本的原因のようです。

セカンドオピニオンとしての先生は患者の話を聴く物腰の優しい先生だった。ただ外来が多いので私の質問を長く聞いているわけにはいかないのでした。

またスポーツクリニックの医師たちをフォローするような決して避難しないような気を使った言葉使いをしていました。

さらにもう痛みは無くなっているはずと言われたときは「この先生何を言っているんだろう。痛いからまたクリニックに来ているのに。」と思いましたが触診でどこも痛くなかったのでそう言ったのでしょう。

だから痛い部位はここだと指を指したのにどの先生もここの痛みの原因を話してくれません!

また骨髄浮腫のときは痛かったはずとも。

ただ異なっていたのはスポーツクリニックの医師は半月板損傷をメインに話していましたが、この物静かな医師は骨髄浮腫を気にしていたということ。

私の変形性膝関節症は初期の初期のレベルのようです。

処方された薬はロキソプロフェン(登山者の痛み止めとしても一般的)と胃腸薬でした。湿布薬はいりますかと聞かれたのでもちろん「いりません」と答えました。(湿布薬は効果がなかったと言っているのにどうしていつも湿布薬を出したがるのでしょうか、整形外科医は!)

診察代:3,290円。薬代:720円。

少し気持ちが落ち着いてきました。やはり色々な人に話を聞いた方がいいのです。

逆に早期に見つかって良かったのでしょう。このまま痛みがなくて軟骨が完全摩耗し骨自身もすり減ってから痛くなったら手術しかありませんでしたから。

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