先日外部機関で右膝のMRI検査を受け、その結果の画像が入ったCD ROMをスポーツクリニックに持って行って受診してきました。
今回の整形外科医は前回の医師とは別人です。これは意図的に別の医師にしました。
診断結果は初期の変形性膝関節症
これには大変ショック。この私が変形性膝関節症? なぜ?といった感じです。
MRI画像を見ながら説明を受けると、
・(画像の白い部分を指して)大腿骨の一部に浮腫がみられる(→骨髄浮腫:骨の内部の骨髄部分が炎症を起こして腫れていること)
・大腿骨内側の軟骨が少しすり減っている
・内側半月板の一部が外側にちょっとはみ出している
・外側半月板が円形状になっており一部損傷している(→通常はC型でまれに生まれつき円形状の人もいる)
そして診断は初期の変形性膝関節症でした。
X線検査では軟骨のすり減りや浮腫は確認できないのですがまさか自分の軟骨がすり減っているとは思いもよりませんでした。
X線では大腿骨と脛骨の間に綺麗に隙間があったのですが。
変形性膝関節症はスポーツ選手を除き主に女性や高齢者に多いのですが私も高齢者の仲間入りということでしょう。
ただ登山者にこの変形性膝関節症が多いので生活習慣によるものなのでしょう。
今回の医師も生活習慣によるものと言っていました。
あとO脚だからでしょうね。
変形性膝関節症の対処法は?
根本治療は脛骨骨切り術しかないということです。これは膝関節近くの脛骨を切断しO脚を治すことで大腿骨の軟骨がすり潰されないようにする手術です。
脛骨骨切り?ぞっとするネーミングですね。
それ以外であれば保存治療となって痛み止めの薬を取りながら大腿四頭筋と内転筋を鍛えるしかないとのこと。
勧められたのがまたまたレッグエステンションです。本当ハンで押したように整形外科医はこの筋トレ種目を推奨します。
私がジムでこれをやってさらに膝の痛みが悪化したと言ったら、「………….。」でした。
さらに痩せてくださいと言われました。
身長174cm、体重62kgの私を見てどうしてもっと痩せてくださいというのでしょうか。まさに整形外科医のステレオタイプの発言ですよね。
私は即「BMIでは後4kg体重が不足しているのでもっと(筋肉を)増やしたいと思っています。」と答えると「………。」でした。
痛み止めも効かなければいろいろと種類を変えて試してみるしかないようです。
湿布薬が効かないということと胃に負担をかけたくない(湿布薬の副作用のせいか食欲があまりわかない)ということで軽度の痛み止めの飲み薬を処方することになりました。(後で薬局へ行くとこれは肝臓に負担がかかるのでアルコールは控えるようにと言われまたガックリ。守れるわけないだろうに。カロナール錠300。ジェネリック医薬品。2週間分。)
気になったこと
・半月板は高齢者になるとほとんどすり減ってなくなってしまいます。しかしそれでも膝痛にならない人も多いことも確かです。それはなぜか?
→医師にこのことを質問すると、確かにそうだがその理由はわからない。以前田舎で勤務していたころ果樹園のおばあちゃんがひどい変形性膝関節症で手術が必要と説明したが頑として断られた。これは人によって異なるのでなんとも言えない。
・膝痛の原因には筋肉痛(関連痛)があってトリガーポイントをマッサージするとその膝痛が治るという医師もいるかどう思われますか。
→そういうこともあるかもしれないが私どもでは(そういう治療を)やっていない。
・登山を続けることはできるか
→登山はやめた方がいいと言ってもそれは難しいことでしょう。
・登山者で変形性膝関節症になった人でも3、4ヶ月で痛みがなくなるというケースがあるが
→登山者に変形性膝関節症が多いのは知っています。しかしこれは個人差があってなんとも言えない。
質問するのを忘れたこと
・実際に膝の痛みはどこからくるのか
少し外側にはみ出している内側半月板と関節包が接触し炎症を起こしたのか、すり減った軟骨の破片と関節包を刺激し炎症を起こしたのか、それとも骨髄浮腫による痛みなのか、聞き忘れました。
やっぱり抜けていますね、私は。肝心なことを聞くのを忘れてしまって。それだけショックだったのです。
もう山を走れないのか。
・定期的にMRI検査を受けた方がいいのか
半月板損傷の自然治癒はあり得るがほとんど期待できないはずです。すり減った軟骨も元には戻れません。
しかし定期的にMRI検査を受けて膝関節の状態を確認した方がいいのではと思うのです。
私なりの結論
・筋トレをやりながら1週間程度はこの薬で様子を見て痛みが治まらないようなら他の薬を処方してもらう
・他の整形外科に言って意見を聞く(MRI画像のCD ROMは受付で返してもらいました)
・前回行った整骨院で電気治療を継続する
・手術は極力避けたい
まとめ
あのX線画像から変形性膝関節症だとは思ってもみませんでしたのでショックが大きい。
この医師は淡々と話すのですが私はもうお先真っ暗という感じです。
変形性膝関節症でも痛みがない人も大勢いるなかなぜ私が変形性膝関節症で痛むのだろう、なんてセコいことを考えてしまいました。相変わらず自己中で人間が小さいですね。
とりあえずなんとか痛みを取りたいものです。歩くたびに痛いので行動範囲が極端に狭くなるだけでなくメンタルでもちょっとしたことでもイライラしてきます。
もっとポジティブに考えよう。初期の段階で発見できたのでこれ以上悪化しないように膝に過負荷をかけないような筋トレをすればいいのです。山でもドタドタ走るのではなくもっと接地時間を短くすればいいのです。
改善、改良することがたくさんあるようです。
しかしやっぱり願わくば70歳あたりでポックリ逝かせてください。
かかった費用:クリニック600円。薬代840円。合計1,440円。
貧乏人は健康が第一でそれが唯一の売り物なのにこんな症状になるとはなんとも実に嘆かわしいことです。
余談ですが前回の医師といい今回の医師といいなぜ貧乏ゆすりをしているのでしょうか。変なところが気になりました。(「右膝内側の痛みでとうとう整形外科へ!結果は半月板損傷』)
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