変形性膝関節症

歩行を妨げる右膝裏の筋固縮に整骨院の電気治療は効果がある?

アイキャッチ画像:みどり整骨院

右膝の痛みを感じるようになってからもう1ヶ月過ぎてしまいました。湿布も飲み薬もあまり効かず右膝をかばって完全にビッコを引きながら歩いているので体のあちこちが不調になってきました。

もう日々イライラです。朝起きて今日は痛みがあるかないかの確認が日課になり痛みがあるともうガックリです。

一人ものなので買い物なども自分でやらなければならず大変です。ジムが一番の遠出になってしまい、いつも行く喫茶店も遠いということで近場の喫茶店を探して行ったり毎日行く大型書店も遠慮気味になってきました。

ジムへ行くのも以前は駅の階段を走って駆け上っていたのですが今ではエスカレーターを使い上り下りをしています。

おかげで下半身の筋肉が目視できるほど衰えてきました。

またこの不自然な歩きで膝裏周辺の筋肉がこわばり右膝を90度以上曲げると激痛が走ります。

もともと右膝内側の痛みを感じる前にはトレッドミルで最大傾斜でウォーキングをしていると左膝裏(膝窩部)が張り次に右膝裏が張りそしていつの間にか右膝内側がチクリとするようになってから右膝内側(お皿の横)が痛くなってきたのです。

この右膝がチクっとしたのはど筋トレをしてそうなったのかは今思い出せないのですが。緊急事態宣言下の埼玉のジムへ遠征していた時の水平式レッグプレスだったような気もします。

変形性膝関節症による拘縮

ネットで変形性膝関節症の初期症状を見ると

「歩行のはじめに痛みを自覚し、長時間や長距離の歩行、立ち仕事の後などに痛みがより増強し、歩行障害となって徐々に日常生活が制限されます。」

「膝の裏(膝窩部)の痛みが関節後方の関節包や膝周囲筋肉の拘縮により発生します。」

ここで拘縮(こうしゅく)とは皮膚や筋肉など関節の動きが一定方向に制限される状態をいいます。

普段体を動かさない動かせない介護を要する高齢者に多い現象ですがケガをした一般者にも言えることです。

おそらく私の場合は拘縮と言うよりもまだ固縮(筋固縮)という筋肉がこわばる症状だと思いますが、この筋固縮が進行すると拘縮になります。いやもうすでに1ヶ月経ちますから拘縮の段階なのかも。

もっとも未だに痛い右膝裏右側の大腿二頭筋腱は右膝の痛みが出る前から痛かったのでこれは筋トレ(ゴブレットスクワット)のせいではないかと思っています。

膝周囲の筋固縮を治すためにまた整骨院へ

右膝内側の痛みもさることながら右膝裏側周辺の筋肉・腱の痛み(こわばり)を早く治さなければなりません。

歩行時に右膝を曲げると痛みが走るので右膝をわずかに曲げ脚自身を棒状にして歩いているので筋肉が固縮しているのです。

このため自分で日々膝裏部(特にふくらはぎ上部)を強く押すと一時的に痛みが緩和します。しかしそれは一時的なものなので2、3分歩くとまた膝周囲が痛くなります。

不思議なことに長時間椅子に座って立ち上がって歩き始める時はほとんど痛みを感じません。

本来は逆なはずなのですが。

自己で治すのは無理と思い止むを得ず以前行って電気治療を受けた整骨院にまた行き施術をしてもらいました。

ピリピリする膝周囲への高電圧治療や腰部ヒート(温め)、吸盤を付けて皮膚と筋肉を剝がし血行を良くするのが目的(筋膜リリースか?)なのか良く分からない機械で15分程度はやったでしょうか。その後指圧というより手のひらで体の要部を押していく施術で痛いところをチェックしていきました。

やはり無理な姿勢で歩いているので右腰、両脚の裏側の筋肉が硬くなっていたようです。

さらに肩の筋肉(僧帽筋)も硬くなっているようで長い時間オフィスワークをしていますかと聞かれました。

私は肩こりはないのですがノートパソコンを毎日6時間以上の覗きこんでいるので姿勢が前かがみになる癖がついているのです。これは猫背になりやすい姿勢なので気をつけてはいるのですが。

施術後この男性スタッフと話すと治るまでに結構時間がかかるようでカレンダーを見ながら後1ヶ月ほどは来ないといけないでしょうと言われました。

私は「そんなにかかるのであれば(治療の)問題だし鍼治療の方がいいかもしれない。」

「それにこの機械は非常に胡散臭くあまり信用していない」というとスタッフは苦笑して

「これは膝に効く(機械)なんですけどねぇ。」と言っていました。

私は他に治療手段が思いつかなかったのでそれではまた明日来ますと予約して帰途についたのでした。

施術料680円(3割保険)

しかし帰宅前にスーパーへ買い出しに行かなければならなかったのですが整骨院を出た時は脚が少し軽く感じましたが2、3分歩くとまた右膝が痛くなり整骨院に行く前よりその痛みが激しくなったのです。

また「なぜ?」「どうして?」の不思議ワールドに入りこみました。

ほうほうのていで帰宅し夕食の準備(と言ってもチンでできる程度のもの)をしている間も痛み、「あの整骨院はヤブか?」「明日ハッキリ言ってやろう」と毒吐いたのは言うまでもありません。

風呂の中で右膝周囲を揉みほぐし風呂から上がっても太もも裏側のストレッチをし膝に湿布を貼り寝ました。

整骨院における電気治療はプラシーボ効果?

先述の通り整骨院には電気治療器が多いようです。

高電圧治療、干渉波治療、低周波治療など様々な呼び方がありますがこれらは本当に効果があるのかどうかわかりません。

整形外科のリハビリ科などでも利用されているようです。

昔1960年代に海外で寝たきりで筋肉量が激減した患者のリハビリ用として開発された機器がベースにあるのではないかと思います。

以前海外の著名プロサッカー選手が一時期TVCMで6パック作る機器として宣伝していた類のものです。

基本は皮下の細胞(筋肉や腱など)へ電気刺激を与え神経や細胞を活性化させると言われるものです。

しかしこれは本当に効果があるのでしょうか。おそらく一定の効果があるからまだ生き残っているのだと思いますが、すべての人に効果があるとはとても思えません。

もし効果があったとしても並行して施術した指圧などの効果が大きい可能性もあります。

つまり電気治療は一種のプラシーボ効果なのかもしれません。

プラシーボ効果とは人体に影響のない偽薬を本物として摂取させ、本物と信じた人にその効果があった場合それはプラシーボ効果と言います。一種の暗示効果と言っていいのでしょう。

整骨院の電気治療もこのプラシーボ効果でこれを利用すれば痛みが治ると信じることで痛みが消えていくという可能性はあります。

しかし疑心暗鬼な人にとってはプラシーボ効果は期待できないので効果がなくなります。

実際にこのような電気治療での効果を疑問に思ってやめてしまった整骨院もあります。それがアイキャッチ画像の「みどり整骨院」という整骨院です。他にも同様な整骨院があるでしょう。

さて私の場合はどうなるのでしょう。1ヶ月間もこの電気治療を受けるなんて飛んでもないことと思っているのですが今現在他のいい治療法が見つからない現状を考えると「信じるものは救われる」のでしょうか。

クリニックから処方された湿布薬もまだ残っているので貼っています。これも一定の痛みを軽減させる効力はありますが痛みをなくす効力はありません。

しかし最後まで使い切る頃にはきっと痛みはなくなると信じれば痛みはなくなるかもしれません。

もう私にはプラシーボ効果しか残っていないのでしょうか。

変形性膝関節症の筋力トレーニングの結果

変形性膝関節症になって整形外科医から必ず言われるのが太もも(特に大腿四頭筋の内側広筋)筋力トレーニングです。

膝周りの筋肉を強くして膝関節の負荷を緩和するのが目的です。

しかしほとんどの整形外科医はその筋トレの種目は「レッグ・エクステンション」を推奨します。その理由は一番膝に負担がかからないで大腿四頭筋を鍛えることができるからです。

そしてスクワットは膝に負荷がかかるのでしないほうがいいと言います。しかしネットでは一部の整形外科医はハーフスクワットはいいと言っています。ただし自重のことでしょうね。100kgのバーベルを担いでやることを推奨するとは思えません。

実際に私がやった脚トレは下記です。

・レッグ・エクステンション

20kgx20回、30kgx10回、35kgx5回(30kgの時右膝内側がチクリとしました。)

帰宅中普段より痛み倍増。

・自重ブルガリアンスクワット+バイク(自転車)

15回、10回、5回程度だったと思います。

その後自転車を15分。

帰宅途中普段より痛み倍増。

・クロストレーナー

10分程度(ギアは15程度)

帰宅途中普段より痛み倍増。

・チューブレッグプレス

武器屋

ハンドル付きチューブを3本重ねて右脚裏に引っ掛け両手をハンドルを引っ張りつつ脚を伸ばしました。

これは20〜30回x3セット程度。

帰宅途中普段より痛み倍増。

つまり何をやっても痛みが増したのです。ただしレッグ・エクステンション以外筋トレ中右膝の痛みはありませんでした。

これはどういうことかというと痛み(炎症)があるうちは筋トレをしないほうがいいということになります。

しかし整形外科医は筋トレを推奨していますし、ネットでも痛みが出ない程度の筋トレを推奨しています。

一体いつになったら痛みがなくなるのかわからないまま筋トレを中止するのは非常に勇気がいります。

それでなくとも大した筋トレではないのに。

まとめ

歩くだけで膝に痛みが走るということがこんなにメンタルに悪影響を及ぼすとは思いもよりませんでした。

行動範囲が極端に狭くなり気持ちが暗くなります。

食欲も無くなってきてきます。

不自然な歩き方をするのでいつもより疲労感が強くなります。

筋トレ後の歩行ではさらなる膝痛が。

正直に言って筋トレ6年目の私にとって上記のような下半身の筋トレは筋トレのうちに入りません。筋力アップには到底なりえないのですがやらないよりマシというレベルです。

もはや試練としか言いようがありません。

しかしきっと解決法があるはずです。

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