社会

 

更新: 2020.12.4

ナイキのCMが炎上!日本人の人種差別と多様性という地雷

世の中私の知らないところでどんどん進んでいます。当たり前の話ですが。

ネットでナイキのCMが炎上していると聞き早速見てみました。

このCMはナイキの公式サイトやyou tubeで公開されているらしい。

道理でTVで見かけたことはないはず。

ナイキの動画内容

内容は10代のサッカーをする3人の女子学生の育った環境にあるようです。

一人は在日韓国・朝鮮人

一人は黒人と日本人のハーフ

もう一人は日本人?で学校でいじめられている

これらの3人が自分の周囲の決して良くない環境にもめげずサッカーを通じて生きて行く姿を現しているCMとなっています。

そしてそのナイキのCMには下記の文言が書かれています。

動かしつづける。自分を。未来を。

アスリートのリアルな実体験に基づいたストーリー。
3人のサッカー少女が、スポーツを通して自信を深め、
自分たちの未来を動かしつづける。

ナイキの動画の炎上コメント

このCMに対してネットが炎上したのです。

賞賛するコメントもあれば、罵倒するコメントもあり。

罵倒するコメントに多かったのは、

・日本人だけがさも人種差別をしているかのように表現しているように見える

・ウイグル人強制労働防止法に反対しているナイキが日本の人種差別を問題にできるのか

・今後ナイキは絶対買わない

・ナイキの不買運動をする

・韓国人からのコメントに対し、母国(韓国)でチェジュ差別があるくせに何を言っているのか

・日本をおとしめるものだ

等々。

多くはいわゆるネットウヨ(net rights)です。

私もこのCMを見てなぜナイキがこんなCMを作ったのかよくわかりませんでした。

ナイキジャパンの見解

ナイキジャパンの広報ではこの動画の意図に関してJ-CASTニュースに下記のように回答しています。

このフィルムの目的は、若者が自分の望む変化を生み出し、自らの未来を形成するために力づける手段としてスポーツを推進することです。

私たちは、スポーツがより良い世界がどのようなものであるかを伝え示す力を持ち、世界を前進させるポジティブな変化を促す原動力になると考えています。

ナイキは声を大にしながら全ての人々に対する包摂性、敬意と公平な対応を訴えていきます。

ナイキは少数派の意見に耳を傾ける企業ということらしいのです。

ナイキの公式サイトを見る年齢層

ナイキのホームページを見ることなどほとんどないので今まで知りませんでしたが、ナイキの公式サイトを見る人たちは結構若い世代なのではないでしょうか。

60代以降の高齢者はまず見ないサイトです。

おそらく10代から40歳くらいまででしょう。

そうするとあまり人種差別に関しては関心がない世代ではないでしょうか。

したがって炎上させたのは比較的若い年齢の日本人なはずです。

しかしここでおかしなことに気がつきます。

韓国問題でも50代以上の日本人がネガティブな考えを持っていて若い世代はそれほど嫌韓でもないという統計があります。

その理由は日本の若い世代はK-POP音楽、テレビドラマやコスメ(化粧品)の影響があるからです。日本の若者は韓国・中国の歴史問題に非常に疎いのです。

これは日本は嫌いだけど日本のアニメやテレビドラマは好きという韓国人、中国人は多いのと同じ現象です。

ということは韓国文化になじまない、好まない若い世代がネガティブなコメントを書いたことになります。老人性若年層か。

日本に人種差別があるという事実

しかし日本には人種差別が間違いなくあります。

在日韓国・朝鮮人やアイヌ、さらには同和などがその差別問題になるでしょう。

日本には在日外国人が300万人弱(2019年末)います。これにアイヌ人を入れても日本の人口の3%程度が人種問題の対象となるのです。(同和問題の人数は不明なので除外)

日本の全人口の3%をどう見るかでしょうね。しかしこの数値を見て日本は単一民族というのであればそれは間違いなのです。

日本は大陸系(中国やモンゴルなど)、半島系(朝鮮半島)、ミクロネシア(太平洋)系など実に多彩な人種の集合体なのです。

日本で生まれた日本人は日本国籍を持ち、なんの疑問もなく日本語を話し日本文化になじんでいくので自分が何者であるかという疑問を持つことがありません。

しかし、在日韓国・朝鮮やナイキで登場した黒人と日本人の間の子供(ハーフ)、アイヌ人、さらに言えば沖縄人も自分のアイデンティティには悩んだことがあるでしょう。特に子供時代は。

こういった自己のアイデンティティ問題に悩むことなく育った日本人に日本国内の人種問題を理解しろというのがそもそも難しいのです。

先述の通り日本人が日本の3%の人たちの差別問題を理解し分かり合えるようになるにはとても時間がかかるような気がします。

なぜならアメリカを見ればわかる通り白人と黒人・有色人種の問題はもう100年以上前から存在し現在も解決されていないのですから。

最近ではニューヨーク在住の日本人ジャズマンが黒人グループに襲われました。どうも中国人と勘違いされたようですが、彼らにとっては中国人でも日本人でもどちらでも良かったのではないでしょうか。

黒人差別に対する欲求不満をよりマイノリティのアジア人にぶつけただけでしょう。

こんな異人種だらけのアメリカさえ長い年月を経ても人種問題を解決できないのです。

ただし、日本人は日本に人種問題があるということはしておかなければなりません。

私が初めて遭遇した在日韓国人

私が今から40年程前の大学生時代に定食屋のような中華料理店に入ったところいきなり中国語ではないとわかる言葉をお店の奥さん?が子供に話しかけているのを聞き、「ゾッ」としました。ひょっとして韓国人の店か?と思ったのです。

その奥さんは私が在日だと思ったのか自分が在日とわかってきた客だと思ったようです。そして私の驚いている顔を見て「しまった!」と思ったのでしょう。

慌てて会話を止めました。

私がなぜ「ゾッ」としたかというと北海道出身の私は大学生になるまで韓国人を見たことがなく(あるいは見たとしても日本人だと思っていただけかも)、いわゆる生まれて初めて韓国人を見たからです。

当時の日本は韓国人はほとんど日本名を名乗っていたので韓国人の存在はほとんど無に等しかったのです。(関西方面ではちょっと事情は違うかもしれませんが)

私にとって在日韓国・朝鮮人は幽霊のような存在だったのです。存在しないもの、見てはいけないもの、だったのです。

逆に言うとそれほど在日韓国人・朝鮮人は本名を名乗って日本社会で生きていくことは困難だったということです。

そして何を食べたのかわかりませんが良く味わずそそくさと出たのを覚えています。(彼らの作った料理は食べることができるものなのかとさえ思っていました。→「すみません。」)

当時私は別に人種差別をしているとは全く思っていませんでした。それどころか日本人は海外(白人社会)で差別されているという認識しかありませんでした。

上記は当時の人種問題というのか在日問題に全く無知な私の今となっては苦い思い出です。

当時と今では日本国内及び世界事情が異なっています。それでもなお在日問題があるわけですから人種問題というのは長い時を経ないと理解し合えないものなのです。

日本の多様性の問題

それでは日本の人口の10%ほどが在日外国人になったらどうでしょう。

少子化で3人に1人が65歳以上となる日本ではすでに外国人労働力に頼っています。

合わせて読みたい:「在日外国人の増加と技能実習制度と日本人の人種差別の問題

しかし外国人が多くなると問題も発生します。

それは日本社会で順応できるかという問題です。

日本文化に馴染めず彼らの小さなコミュニティを作りその中だけで生きていく社会は健全ではありません。日本のシステムが機能しなくなる恐れがあります。

貧困により学校へいけない、日本語を話せない、仕事がない、あるいは底辺の仕事しかない。そうなると犯罪に走ってしまう外国人もいます。

現にsnsで集まった多くのベトナム人による家畜小屋から豚や鶏を盗んで解体していた犯罪が最近ありました。

彼らもコロナ禍で仕事を失った人たちです。

多くの外国人が流入するということはそれだけのリクスも伴うのです。

海外から「日本は外国人が嫌い」「外国人流入に対して消極的」「多様性がない」などと言われたりしますが、そう言っている国々は数多くの移民問題を抱えているのです。

多様性と移民問題。両天秤にかけてバランスをとるのが非常に難しいのです。

私は外国人をもっと日本の会社に入れたほうがいいと思っていますが果たして優秀な外国人は日本の会社に魅力を感じるかどうかははなはだ疑問です。

私でさえ時代錯誤もはなはだしい日系ではなく外資系に勤務していたのですから。

まとめ

ナイキの公式サイトの動画を肯定的に受け入れた人もいる一方で非常にネガティブな感情を持った人もたくさんいました。

私も動画を見る前にコメント欄を見たのでちょっとそのネガティブなコメントに引きずられそうになりました。

しかし、実際にその動画を見ると単純に「もっとうまく演技しろよ」と突っ込みたくなっただけでした。

ナイキはナイキなりの言い分があるでしょうがアメリカの大統領選挙で見る人種問題を見てアメリカの企業が日本の人種問題を言うのかよ、と思ったのも事実。

ただこのナイキの動画を見て日本に間違いなくある人種問題を改めて見つけるきっかけになればいいと思っています。

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