アイキャッチ画像:産経新聞
新型コロナ感染者数の勢いが止まらず政府の後手続きに非難の声が日々高まっています。
菅首相はご多分もれず何を言っても覇気がなく頼りない感じは相変わらず。
そのせいか、緊急事態宣言が出ても街中は普段と変わらない人出です。
さらにメディアからも「なぜ菅首相の言葉は心に響かないのか」なんて言われる始末。
そりゃあ、本心を言っていないから響かないのは当たり前なのですが、政治家であれば本心でなくとも人の心に響く言葉を言えなければ政治家の資質はないと言えます。
しかし菅首相だけが問題なのかというとそうでもなく、首相候補だった岸田議員、石破議員だって新型コロナ対策では同じ結果になってことでしょう。
どちらもフラフラする優柔不断なタイプですから。
もっとも彼らは菅首相よりは弁がたつと思いますが、それはあくまでも菅首相と比べてです。
それにしても新型コロナ感染状況でメディアも日本医師会も大騒ぎです。
インフルエンザと新型コロナのどれぞれの感染者数及び死亡者数を比較すれば少しは落ち着くかもしれません。
インフルエンザ感染者数は毎年1,000万人前後(近年のピークは2017〜2018の1,400万人強)でその時の死亡者は3325人です。
しかし慢性疾患を持病に持っている人がインフルエンザに感染して死亡した人は毎年約1万人程度いると言われています。
現時点での新型コロナでは累計感染者は324,852人、死亡者数は4,475人。
ただし肺炎などで死亡したの中には新型コロナ感染していた人がいてもPCR検査をしないで火葬された人も中にはいるでしょう。
新型コロナ感染に関与して死んだ人の性格な人数はなかなか分かりづらいのです。いかんせん、誰でもPCR検査を受けることができる体制には全然なっていないのですから。
これは政府、厚生省と病院側(日本医師会が主体)の確執による医療問題が原因です。
以上からインフルエンザと新型コロナを比較すると感染者数も死亡者数も新型コロナの方が断然少ないのです。
大きな違いは
・死亡率は新型コロナの方が高い
・インフルエンザはすでにワクチンがありますが新型コロナには未だ不確実性がともなうワクチンがようやく出回ってきた段階
・後遺症が新型コロナにはある
ということ。
もっともインフルエンザも毎年予防接種していても感染者が毎年1000万人前後いるのですから日本人に適合する新型コロナのワクチンが出回っても感染者が劇的に減少することは考えられません。
それではなぜこんなに新型コロナ感染でメディアや日本医師会が大騒ぎするかというとやはり医療崩壊の心配とワクチンの摂取が完了してないからです。
医療崩壊とは新型コロナ感染によってそれとは関係のない病気やケガで入院する患者に対して適応できなくなる状態を言います。
しかしメディアはどうして日本医師会のこの話を鵜呑みにするのか、あるいはおかしいと思っていてもはっきりものを言えないのか、理解に苦しむ状況が続いています。
開業医を主体とする日本医師会が日本のすべての医師を代表しているわけではありません。
医療崩壊の使い方の意味合い(定義)が日本医師会とその他の医師では異なることを知るべきです。
自民党は日本医師会から多額の献金を受けているでしょうからものが言えないのですが、メディアはなぜはっきりと反論できないのでしょうか。
それがよく理解できません。
メディアは大騒ぎすればするほど視聴率が上がるせいかイケイケでやっています。
以前日本の政治家が分析力がないと書きましたがそれは日本のメディアにも言えるようです。
政治家は早くも次の首相の人選に走っているようですが、先述の岸田さんや石破さんでは同じことを繰り返すでしょう。
日本の政治家がいかに自分の言葉で論理的に国民の前で語ることができないか、いかに自分で考える習慣を持っていないかをこの新型コロナ禍でよくわかったことは私にとっての収穫です。
新型コロナよ、日本の政治家を早く浄化してください。
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