社会

ナチス・ドイツ化してしまったイスラエルの過激派ユダヤ人たち

アイキャッチ画像:毎日新聞

ロシアとウクライナの戦争がままならぬというのに今度はイスラエルとパレスチナのハマスとの戦争が勃発。

片方は米露の政治的な問題でありもう片方は宗教的な問題のように見えますが、結局は領土問題です。

ロシアとウクライナの戦争はそろそろ停戦が妥当という声が聞こえてきますが、パレスチナとイスラエルの問題は停戦なんて生やさしいものでは解決できない状況です。

極東の日本から見るとどう考えてもイスラエルの方に非があるように見えます。

発端はイギリスの3枚舌外交がもたらしたパレスチナ・イスラエルの領土問題

古くは2000年前パレスチナという地域に住んでいたユダヤ人がローマ帝国によって迫害されてからユダヤ人の領土問題は発生していますが現在問題になっているのはほとんど第一次次世界大戦(1914〜1918)に発生したイギリスの外交が重要な問題になります。

1915年 英国は当時のオスマン帝国(パレスチナを含むアラブ地域を支配)を切り崩すためにアラブ人にオスマン帝国と戦って独立国を作ろうと持ちかけます。

フセイン・マクマホン協定

1916年 英国はさらにフランスにこのオスマン帝国を山分けしようと持ちかけます。

サイクス・ピコー協定

1917年 ユダヤ系財閥であるロスチャイルドから資金援助を引き出すためユダヤ人の国家建設を支持します。

バルフォア宣言

結局 英国はフランスとオスマン帝国を山分けし、ユダヤ人はパレスチナに移っていきました。

こう言ったイギリスの3枚舌外交が今のパレスチナとイスラエルの領土問題の発端です。

そのためこれはユダヤ教対イスラム教の宗教的問題というより単に領土問題といった方がいいのではないかと思います。

第二次世界大戦のホロコーストがイスラエル建国を助長させる

ドイツ・ナチスによって600万人ものユダヤ人の虐殺(ホロコースト)があり、戦後ユダヤ人は世界中からというより欧米から同情されます。

1947年 パレスチナにユダヤ人の国を作らせよう運動が起こります。

→国連決議が受託。ただしエルサレムは国際管理下とする

1948年 ユダヤ人は

イスラエル建国を宣言

しかしこの宣言翌日アラブ諸国はイスラエルに攻め込みます。

第1次中東戦争。イスラエルの勝利。

1967年 イスラエルが東エルサレムを含むヨルダン川西岸(ヨルダン領)とガザ地区(エジプト領)を占領。

第3次中東戦争勃発。イスラエル軍の奇襲空爆によってアラブ諸国の空港は壊滅的な打撃を受けイスラエルの勝利に終わる。

しかし第4次中東戦争では油断したイスラエルがアラブ諸国に負ける。

オスロ合意を守らないイスラエル

引き続き小競り合いは続きますが、

1991年 イラクがクウェートに侵攻。

湾岸戦争勃発。イラクの旗色が悪くなってきたのでアラブ諸国の同情を集めようとパレスチナ解放を訴えイスラエルにミサイルを撃ち込む。

1993年 ヨルダン川西岸とガザ地区からイスラエルは段階的に軍を撤退させ、パレスチナ暫定自治を合意

オスロ合意

2000年 イスラエルのシャロン首相がエルサレムのイスラム教の聖域に足を踏み入れる。

イスラム教徒は礼拝中だったのでイスラム教徒の暴動が始まったがイスラエルは空爆を実行。

2004年 アラファト議長死去

→穏健派「ファタハ」のアッパスが議長になる

2006年 議会選挙で「ファタハ」はイスラム組織の「ハマス」に負ける。

2007年 「ハマス」がガザ地区を独自支配。「ファタハ」はヨルダン川西岸を統治。

2023年 ハマスがイスラエルをミサイル攻撃し侵攻。油断していたイスラエル側に多数の死者が出る。またハマスに人質を多数取られる。

→イスラエルは反撃しガザ地区を空爆。地上軍を送り込む。

パレスチナ子どものキャンペーン(数値はパレスチナ領土の面積)

上記のようにパレスチナの領土がどんどん小さくなっていきます。

なぜハマスが今回イスラエルを大規模に攻撃したかというと下記のイラストが参考になるかと思います。ただこれが正しい理由かどうかはわかりません。

朝日新聞

以上超ザックリしたパレスチナとイスラエルの時系列ですが、問題は1993年のオスロ合意をイスラエル側が守っておらず、ガザ地区やヨルダン川西岸に過激派イスラエル人が武力で入植し続けている事実とそれを黙認しているイスラエル政府及びアメリカをはじめとするヨーロッパ諸国、日本の責任は非常に大きなものです。

イスラエル人はハマスのテロで同じイスラエル人の赤ちゃんやおばあちゃんが虐殺されるのを見て、彼らの祖先が受けたホロコーストを思い出しているのでしょうが、当時ユダヤ人を虐殺したのはドイツ人であってパレスチナ人ではないことをきちんと区別すべきです。

またドイツを中心にヨーロッパ勢はホロコーストがトラウマになってイスラエルに直接文句は言えない状況であり、アメリカも政界、財界、メディアに多数のリッチなユダヤ人が存在しているため反イスラエルの言動をすると政治家は即落選してしまう可能性が高いので何があってもイスラエル支持を止めることはありません。

(だからアメリカの政治家は米国民から全くリスペクトされないのです。選挙運動や既得権保持・新規獲得のために存在している日本の政治家と似ていますね。)

従ってなかなかイスラエルの蛮行を止めることができません。

ちょっと日本の竹島問題と似ているかもしれませんね。日本領土だった竹島(島根県)を韓国が1953年頃から竹島を占領したのは戦後日本が敗戦に打ちひしがれて自信を失っている頃でそこを韓国につけ込まれした。

ドイツも敗戦国でイスラエルの蛮行に対してホロコーストを行った立場上(ドイツはナチスとドイツ国民を別物のように分けて考えているようですが。)ユダヤ人のイスラエル国に文句を言えないのです。それを十分認識しているイスラエルは好き勝手をパレスチナ人に行ってきたのです。

日本はどういう態度を取ればいいのか

それでは極東にある日本はどういう態度をとればいいのでしょうか。

それは、今回のハマスの行為はテロ行為であり許されるものではないとしつつも、

「イスラエルはオスロ合意を遵守しなければならない。」と国連で明言すべきです。

さらにそれを遵守しなかればイスラエルに対してペナルティを与えるべきです。

これに欧米諸国が同意しなくても単独でも日本は実行に移すべきです。

国連決議された合意を完全に無視した行為をつづければいかに国連が事実上無力であり、かつアメリカの庇護のなかにあるとは言え、今後イスラエルは世界中を敵に回すことになるでしょう。

しかしそれでもイスラエルは自国を守るためにはそれでも構わないと思うに違いありません。

なにしろ迫害の歴史の遺伝子をたっぷり持っているので被害者意識及び領土に対する強迫観念が尋常ではありません。

ここが狂気とも言える一神教の怖さ、凄さなのでしょう。

アメリカとイスラエルは同盟国なので日本はいつものようにアメリカに遠慮して何もものを言えない状況ですが、これではいつまで経っても日本はアメリカの属国で終わるでしょう。

言うべきところはきちんと言える政治家が日本から出てくればいいのですが、今の日本の政治家の顔ぶれではそれも全く期待できません。

なぜアラブ諸国はイスラエル一国にも負けるのか

イスラム教やキリスト教はユダヤ教から生まれましたが宗教的な迫害はユダヤ教ほどではありませんでした。また信者数から見てもイスラム教やキリスト教はユダヤ教よりもはるかに多いのです。

従ってユダヤ教信者の結束力はかなりハードなものと言っていいでしょう。

さらに全くの私見ですが、アラブ諸国は欧米諸国に比べて組織だったことが苦手なような気がします。どうも部族間の争いが絶えず団結力がないのです。アラブ諸国はいまだに何世紀も前の状態のまま生きているような気さえします。

ローマ帝国、モンゴル帝国、オスマン帝国と数々の国々が戦争で領土を得たり失ったりしています。その中でもアフリカ大陸とアジア大陸に挟まれた中東は欧米の植民地政策の餌食となり惨憺たる歴史を持っているのです。

また同じイスラム教でもアラム諸国が信仰するスンニ派とイラン人が信仰するシーア派は互いに敵対していますし、人種的にもイラン人はアラブ人ではなくペルシャ人だし。

言語的にも多様であり一口に中東といっても団結しようとしても土台無理なのかもしれません。

さらにISISやらハマスやらのイスラム過激派は所詮母国を追い出された放蕩息子たちの集まりでしょう。

アルカイーダを作ったウサーマ・ビン・ラーディンなどは確かサウジアラビアの皇族出身ですが何かやらかして追放された金だけはある放蕩息子だったはず。

敬虔なイスラム教徒はこのようなイスラム過激派、テロリストをどう思っているのかはよくわかりませんが、彼らを完全に否定する発言は聞こえてきませんから何かしら彼らに共鳴するものは持っているようです。

しかしハマスは一体何をやりたいのでしょうか。イスラエルと戦っても負けるのはパレスチナの子供でもわかっているはずです。

イランから支援を受けている過激派ヒズボラ(ヨルダン在住)だってイスラエルと戦っても負けるのはわかっているはずです。

戦車に向かって拳銃を打っているようなものです。打った弾は跳ね返されるだけですから。

彼らイスラム過激派は一体何をしたいのでしょうか。

私にはこのへんがよくわからず、先述した通りアラブ諸国は組織力、団結力及び論理的思考能力がないとしか言えないのです。

それともアメリカに敗戦して以来アメリカに頭が上がらない日本のように欧米に植民地化されズタズタにされたアラブ諸国は欧米にはいくら頑張っても敵わないと諦めているのでしょうか。

そしてその感情を嗅ぎ取った放蕩息子たちがストレス発散のためにイスラム過激派となって暴れているのでしょうか。

終わりに

今回のパレスチナに対するイスラエルの攻撃は世界中から非難を浴びています。

もはやナチス・ドイツ化してしまった過激派イスラエルは今後当分世界を敵に回すはずです。

古くからパレスチナ人に対する日本の黒子的な援助は賞賛に値するとは思いますが、このような行為を続けていてもパレスチナ問題は解決しません。

イスラエルに理不尽にも占領され、その地域を自由に移動できることもできず、ましてやろくに働けないパレスチナ人には未来はありません。飢饉続きで食糧難のアフリカに対して毎回食料を援助していると、餌付けされた動物のようにやがて狩りを忘れてしまうでしょう。

そういった地域にいくら援助してもザルで水を汲むようなものです。

援助と同時にイスラエルに対して断固たる言動を与えるのが中東を侵略したことのない日本の役目ではないかと思います。

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