ひとり者で家に籠ることが大嫌いな私は毎日喫茶店に行っています。
喫茶店ではブログを書いたり、好きなネットサーフィンや読書をして過ごしています。
毎日行くのでいくつか決まったエリアの複数の喫茶店に日替わりで行っています。
最近複数の喫茶店でおかしな人間も出没してくるの見かけました。
目次
大声で独り言を言う年配の女性たち
なぜか女性に多いのです。それも中高年に。なぜだろう。
都内某喫茶店でブツブツ独り言を言う高齢の女性
都内の某喫茶店でいつものようにネットサーフィン(筋トレや登山向けが多い)をしていると隣に座っていた70代と思われる女性がブツブツと独り言を言い始めました。チラ見をすると雑誌を読んでいたので最初は声を出してその雑誌を読んでいるのかな、と思ったのですがどうもそうではなく身近な話をブツブツ言っているのでどうも完全な独り言だとわかりました。
なんだろう、社会的なもしくは政治的な話だったかな。ちょっと忘れましたが淡々と澱みなく独り言を言ってました。
最後は女性にありがちなたくさんの荷物をもって何事もなかったように静かに出ていきましたが、あれはどこのオバちゃんだったのでしょう。地元の人かな。
都下1)の某喫茶店で大声で愚痴をこぼす女性
週2回ほど行く都下の某喫茶店で私がいつものようにブログを書いていると後ろの方で突然大声で騒いでいる女性がいました。内容はどうも職場の愚痴のようです。あまりにもひどい内容で元職場といった方がいいのかクビになったのか何だかよくわかりませんでしたが、誰か(上司だったかな)への非難・中傷でした。
それはそれは迫力があり周囲の客たちは引くはずなのですが女子高校生らしい集団は自分たちの会話で大声で笑う声も聞こえてきました。これって聞こえていても聞こえないふりをすることができる日本人の特技の一つです。
しかししばらくして止むことを知らぬその大声での罵倒言葉に誰かが店のスタッフに言ったのでしょう、男性スタッフが「お客さん、….」と注意が入ると、その女性は素直に大声での罵倒を改め、いつの間にかいなくなっていました。
私は振り返って見るのが何となく怖くて一度も振り返ることはしなかったのでその女性の顔は見ていません。声からおそらく中年女性でしょう。よくあれほど見知らぬ人たちがいる喫茶店で大声で雑言を吐けるなと感心しました。
都下2)の某喫茶店で大声で喚く年配女性
これは昨日のことで上記とは別の喫茶店です。
私が「名もなき者」と言う映画を観た帰りに立ち寄った喫茶店で映画のブログを書いていると突然後の方から大声で何か罵倒するような声が聞こえてきました。最初気がついたとき私はイヤホンをしていたのとブログに集中していたので誰かと口喧嘩しているのかな程度と思っていましたがどうも相手の声が聞こえず1人で大声をだしているんだと気がついたのです。
注文した飲み物を取りに行くときにも大声を出していましたのでこの人かとその後ろ姿を見ることができましたがもうかなり年配のように見えて70代半ばか後半のショートカットで半ば白髪の小柄な女性でした。
家庭での愚痴なのかよく判別できませんでしたがとにかく大声で喧嘩腰で喚いていました。何人もいるスタッフの誰も止めに入りませんでしたし、周囲の人間も顔を上げることさえしません。日本人の特技です。スタッフはもう慣れているのかもしれません。
男性に比べて横のつながりを得意とする女性が孤独になる?
女性は男性に比べて友人関係を構築するのがうまいと思っている私としては「女性は愚痴をこぼす話相手はいるはず」と思っているのですがそれは単なる私の思い込みでそうではないのかもしれません。
日本の自殺率が世界的に見て高いのは周知の事実ですがその構成は圧倒的に男性が多く、年齢も中高年が多いのです。
事業の失敗、会社での人間関係、家庭での不和などいろいろありますが、こう言う人たちは結局問題を1人で抱えて周囲に話せる相手がいなかったことも大きな原因の一つとなっています。
そこには日本社会の男性社会が顔を出しています。つまり自分の悩みを人に言うのが「みっともない」「弱みをみせたくない」「恥ずかしい」「会社でダメ社員のレッテルを貼られてしまう」「周囲に迷惑をかけたくない」など、いわゆる自分のメンツにこだわっているのです。
さらには日本人特有の内省的性格も災いとなって現れ、何か問題が出ると自分の責任ではないかと自省的、内向的な思考に陥ってしまいがちになりやがてうつ病を発症してしまうのです。
一方、男性で喫茶店で大声を出して愚痴を言うをほとんど見かけないのはやはり「男性としてのメンツ」と良くも悪くも社会で鍛えられた「強い自己抑制」があるからでしょう。そのため問題を抱えた男性はストレスを発散することができずに悶々として究極的には自殺してしまうのです。
その点、女性はどのような形にせよ「自分の弱さを表に出す」ことに関しては男性のような「メンツ」はなく比較的堂々と愚痴をこぼすことができるので自殺までなかなか行きつかないのです。つまり、男性より女性の方が「ガス抜き」がうまいのです。
上記の女性たちもあれだけ大声を出して恥をさらすことができるのですから決して自殺には至らないでしょう。
ただ人騒がせな人たちであることには変わりはありませんが。
追記:このブログを書いた翌日、ふと思いついたのがこれらの女性たちは大声で独り言を言うことで世間の誰かに「助けて!」とSOSを発信していたのではないか。数年前新宿駅地下道で大声で歌って歩く中年女性を何度も見かけましたが私は当時「この女性は周囲に「私を助けて」と声をかけられるのを待っていたように感じたからです。
そうでも考えない限りなぜわざわざ人ごみのなかで大声で歌ったり、独り言を言う必要があるでしょうか。
喫茶店で見かける男性高齢者たちの生態
私が見かける喫茶店での1人で来る男性高齢者の生態は次のような者です。
1)終始スマホをいじっている
2)本を持ち混んで読んでいる
3)競馬新聞を持ち込んで予想している
4)ただじっとして窓の外を見ている
5)しきりとメモ帳になにやら書き込んでいる
6)参考書を持ち込んで学習している
だいたい思いつくのはこんな感じです。
彼らの顔は決まって表情が乏しく何が楽しくてききているのか全くわからないといった感じがします。
おそらく最近の私もそんな表情なはずです。去年の暮れあたりから右尻が痛く整形外科、鍼灸院、接骨医院を回ってもいまだに痛みがでるという始末。今後ジムで脚トレはどこまでできるのか、登山は可能なのか、不安を抱えながら過ごしているので日々イラつくことが多いと感じています。
さらに私の場合はもともと友人が少なくリタイアしたときにはその少ない友人関係も断捨離しましたので年に1回新年のメール交換をするだけの友人が1人いるだけです。
東京のマンションで私が死んでも誰も気が付かないでしょう。そう思うと身近に誰か知り合いを作ることが必要だと頭では理解しているのですが面倒くさいと思ってしまいます。私にとって人間関係は厄介で面倒くさいのです。こう言う私のような人間はいわゆる「孤老死」(確か朝日新聞の造語)してしまうのでしょう。
終わりに
なぜこんなブログを書いたかというと喫茶店は結構な比率で高齢者が多く来るからです。もう日本全体の30%が65歳以上の高齢者ですから。
そのなかでも先述のような人騒がせな中高年が出没してきたのでなぜあんな振る舞いをするのだろうと考えザクっと書いてみました。
やはり「ひとりぼっち」「疎外感」「生きづらさ」の感覚があるのでしょう。私のように人間関係の構築が下手な人は一定数いますから。(むしろ今までそんなものは必要ないと考えていました。)
しかし、孤独は決して悪いことではありませんし、孤独を愛するようになりたいとさえ私は思っているのです。
日本社会では孤独を非常にネガティブに捉えがちですが今後どんどん増え続ける高齢者には孤独をもっとポジティブに考えて欲しいものです。
ただ友人はいた方がいいですね、実感として。1人、2人で十分ですが。
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