マスク着用で猛暑、酷暑の中を長時間歩くのは自ら熱中症になりに行くようなものです。
私は日中外出しても1回に外を歩くのは長くても10分程度です。ほとんど目的地の建物へ入ったり地下道を通ったりしているのでこの時間で済むのです。
そのせいか暑さのせいで体調を崩すということはありません。登山が出来ない日が続くと夕方にカロリー消費のために1駅歩いて帰宅することがありますが今年の猛暑は夕方になると結構涼しくなる傾向があり助かります。
もちろん暑いと感じる時や筋トレで疲労して1駅歩く元気がない場合は電車に乗ります。
さて熱中症にならないためにいち早く建物に入ると未だに置いてあるのが消毒液です。しかしこの消毒液なにかおかしいなと感じたことはありませんか。
ジムで使われる多量の消毒液
どの建物のお店に入るにしても入り口には消毒液が置いてあります。
この終わることのない新型コロナ感染のため、各お店では入店の際には今現在も消毒液で手を洗浄することを義務付けたりお願いしたりしています。
私が行くジムでは消毒液で手を洗浄し、検温センサーで体温をチェック、マスク着用の3点が未だに入店に「義務付け」られています。
ジム内ではバーベル、ダンベル、ベンチ、フォームローラー、マッサージローラー、マット、筋膜リリースボールなどなどたくさんの器具が置いてあります。
これらは使用後各自が消毒液で洗浄するため要所要所に消毒液とペーパータオルが置いてあります。
このようにジムでは大量の消毒液が毎日使われているのです。
何かおかしい消毒液
しかし最近手に吹き付けてきたこの消毒液の感触がどうもおかしいと思うようになりました。
どうおかしいかというと何か「乾きが遅くヌルっ」としているのです。
アルコール消毒液の主成分はエタノール(エチルアルコール)ですがウイルス対策としてはその濃度が70〜80vol%が適切と言われています。
あまり低すぎてもウイルスを一時的に弱めても復活するチャンスを与えてしまい、濃度が高すぎてもすぐ揮発(気化)して効果を半減させてしまいます。
そして「乾きが遅くヌルっ」としているというのはエタノール濃度が低いからです。
おそらく50〜60vol%前後の濃度になっているではないでしょうか。
高濃度であれば手のひらから気化して熱を奪うので一瞬涼しく感じるはずです。
また現在アルコール濃度が60vol%でも殺菌効果があるという論文が出されたりしておりこの前後の濃度の消毒液を販売しているメーカーは盛んにその部分を広告で強調したりしています。
ただしその場合は手のひらで1分間は消毒液をなじませることが必要になってきます。
しかし1分間も手のひらに消毒液をなじませている人はいるでしょうか。
ほとんどの人はシュッと一瞬手のひらに吹き込んで消毒したつもりになっているのではないでしょうか。
もうアルコール消毒は単なる儀式化しているのです。
まとめ
アルコール消毒液の品不足によりどんどんアルコール濃度が低い消毒液が出回るようになりました。
私の手の感触ではかなり以前からアルコール濃度が落ちています。
ほどんどのお店ではアルコール濃度は60vol%前後ではんないでしょうか。
お店としても「アルコール消毒やってます」というポーズが大切なのであって高価で入手困難な高濃度のアルコール消毒液ではなく安価で低濃度の消毒液で十分と考えているのです。
WHOでは60〜80vol%がアルコール消毒として適切としていますが、細菌、ウイルスの種類によってその適切濃度は異なるのです。
また85vol%以上では殺菌力は低下するとも言われています。
あまり高濃度になると一瞬で揮発(気化)してしまうのです。
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