アイキャッチ画像:日テレNEWS
昨日フジテレビの中居スキャンダル問題の再度の説明会は10時間に及ぶ生放送だったらしい。
私はそれに全然気づかす、深夜11時半過ぎにフジテレビのニュース番組を見たらまだ会見をやっていたのでびっくりしました。
内容自身は他局のニュースですでに一部を見ていたので少ししか見ませんでしたが、なんだか女性記者?が盛んに激しく抗議していました。
翌日の今日ネット記事や他局のテレビではそのときの会見の内容でもちきりでした。
ときどき英語の勉強のために見るBBC(ネット記事)でも「取締役トップ、TVスキャンダルで辞任する」と出ていました。
いやはや最初からきちんと説明をすれば多数のスポンサーが降板することも海外メディアが取り上げることもなかったのでしょう。
有識者たちの見解
有識者の見解では大方、
・取締役陣の説明不足
・責任者の明確化不足(特にコンプライアンス問題)
・質問者(全てフジ社員とは限らない)の質問内容が一部低俗過ぎる
・日枝相談役の欠席でさらなる不信感
・(日本社会の高齢化の中でも)取締役陣が高齢過ぎる
に集約されます。もっとも10時間に及ぶこの会見を全て見ていた人はどれだけいたかは疑問ですが。
私もたまたま聞いた女性質問者が非常にテンション高く恫喝しているかのように聞こえましたし、港社長はコンプライアンス意識が皆無でかつまだまだ隠し事をしているなとの印象をもたせてしまいました。
未だ昭和時代を生きているフジの取締役陣
一連の会見でフジテレビの取締役陣ははっきり言って老害です。令和を生きているのではなくいまだ昭和の中で生きているのです。時代を先取りすべきマスコミが30年前の日本の中で生きているのでそのギャップがこういうスキャンダルを引き起こしたのです。
1970年代、80年代にはまだコンプライアンスなどという概念はなかったでしょうし、あれば「オレたちひょうきん族」など生まれなかったでしょう。これは何もフジだけではなくドリフターズの「8時だよ!全員集合」(TBS)も当時かなり低俗番組と非難されました。当時若かった私はそのどちらの番組も大変面白く見ていたのですが。
しかし女性アナウンサーの落ち目の兆候はまさにその1980年代の「オレたちひょうきん族」(フジテレビ)から始まっていたのです。
女性アナウンサーは見た目を重視し番組でタレント扱いすれば人件費削減に貢献できるとテレビ局の幹部は考えたのです。
その傾向は他の民放にも波及しその結果として今の女性アナウンサーはニュース原稿も満足に読めないアナウンサーとなったのでした。
性上納する芸能事務所と口を閉ざすテレビ局社員
さらに芸能事務所は自分たちのタレントをTV出演させたく番組プロデューサー、ディレクターは優に及ばず他の男性スタッフにも女性を当てがうのでした。これは今でも続いているようです。1、2年前にテレビ東京を退社した元著名プロデューサーが自分の体験談として番組スタッフに芸能事務所から性上納としてその事務所のタレントを当てがうことが常態化して自分の番組にもそれが及ぶに至ってスタッフ全員を女性にしてそれを回避したと語っていました。
これがテレビ局の実態です。テレ東なんてあんなマイナーな局(失礼!)でさえこんな状況ですので他の民放などはその比ではありません。
テレビ局のスタッフやテレビ局に出入りする芸能人は口にチャックしているだけです。
こういう状況ですからまともなスタッフは早期退職するわけです。
女性アナウンサーの退職が多いと思いませんか。いろいろあったのでしょう。たとえ自分の被害が及ばなくてもそんな体質の会社に痛くはないでしょう。「まともな社員」であれば。
昨夜の会見はフジの女性アナウンサーに限らずテレビ局の報道に関わる人間でさえ、知的レベルの低さが露見したと感じました。
テレビの終焉
フジに限らず他の民放やNHKでさえも落ち目の状態です。
テレビ報道を真に受ける人たちが一体どれだけいるのでしょうか。政治に、スポンサーに、官庁(特に財務省)に忖度し続けるテレビ・新聞のマスメディアに若者はソッポを向きSNSに集中するようになりました。
これはこれで弊害もあるのですが忖度だらけで綺麗事を並べるマスコミにはすでに辟易しているのです。
新聞も年金受給者しか読まなくなったといわれて久しいのですがテレビもその傾向になります。
今後もテレビ、新聞のスポンサー離れが進みyou tubeなどの動画等にそのコストを割くのではないでしょうか。
もやはテレビの終焉です。
この記事へのコメントはありません。