今日、文化の日に鍋割山・塔ノ岳に行ってきました。2週間前「丹沢三峰」縦走で左膝の腸脛靭帯をひどく痛めて自信喪失したので今回はその原因を確認するために、そしてリベンジするために寄(やどりき)BS→鍋割山→塔ノ岳→大倉BSを選択しました。
ゆっくり、小股で登り下半身に力を入れないようにしました。つまり、大臀筋や腓腹筋(ふくらはぎ)に力をかけないようにしました。もちろん登りは大臀筋、ハムストリングを使い、下山には大腿四頭筋を使うのが王道なのですが。私はおそらく大臀筋などの臀筋の筋力が足りないのではという疑念、想定からそれをチェックしようとしました。
今回は、前回の丹沢三峰よりも少しショートコースとなります。標準コースタイム7h10m。しかし、アップダウンが結構あるルートです。結果として、ゆっくりで5h45minで周りました。(←前回6月は5h50mで下山時靭帯を痛めました。下山で時間がかかったのです。)
富士急湘南バスで終点の寄BSでおり鍋割山を目指します。このルートはマイナーなルートなので数人登山者がいた程度でした。しかし途中で大倉BSから登ってくる(楽々)ルートがあり、途中で合流します。このルートは非常に多くの登山客がいて、団体さんの塊でした。もうフラットな登山道には疲れて休憩している人が多数いてうざったくてしようがありませんでした。もう渋滞もいいところです。おそらく登山歴1年未満の人がほとんどでしょう。あるいは登山が初めての人もいたかもしれません。とにかく、体力がない!ひどいものです。
そのためゆっくり自分のペースで登って左膝の確認をしようとする試みはこの時点で狂ってしまいまいした。なにしろ渋滞もいいところで私にとってのゆっくりは、彼らにとっての早歩きです。私は体が冷えてきたので、隙を縫っては小走りに彼らを追い抜きという行動を何度も繰り返しているうちに自分のペースが分からなくなってしまいました。
何十人も上でつかえているのです。もううんざり。たまにトレランの連中が反対方向から来ると普段はうざったい奴らと思っていたのに今回は、なぜかホッとしました。それくらい、どシロウトの登山客なのです。中国語もバンバン聞こえてきます。
なんとか鍋割山の山頂へ着くとこれが登山客でびっしり。写真を撮りましたが、実際は写真以上です。おそらく200人程いたんじゃないでしょうか。鍋割山名物「鍋焼きうどん」目当ての人も多いのでしょう。30mほど列をなして鍋焼きうどんを待っています。今まで何度かこの山へきましたが信じられない光景です。(←写真ではないしたことのないような感じですが左側にずっと列をなしているのです。)
なんで山でストレスがたまるんだ。街でもストレスがたまり、自然に接することでストレスから解放されようとしているのに、山で人混みに会い、ど素人の連中と山を登るなんてうんざりだ!
こんなに大勢の登山客がいるのにもかかわらず、まだ「熊除け鈴」を鳴らしながら行く馬鹿野郎がいます。これ本当にイライラする。考えよ!日中こんなに大勢の人間がいるところに熊が出るか?考えよ!分別のつく大人のすることではありません!早く死なないかな、こいつら。思考回路「ゼロ」。
10分ほどでおにぎりを食べてそそくさと山頂を後にして塔ノ岳を目指します。
塔ノ岳も相変わらずの人出でした。やっぱり今日が祝日というのが大きいのでしょう。山頂からはハングライダーが見えました。時々見かけます。
ここも10分ほどの休憩で下山開始。問題の大倉尾根(バカ尾根)です。休憩時間にふくらはぎ、ハムストリング、大臀筋、大腿四頭筋を5分ほどマッサージしました。
大倉尾根は、7kmほどしかない尾根ですが、木の階段、ガレ場がほとんどで膝を痛めるための尾根と言っていいでしょう。山荘、茶屋がこの間に5軒あります。
膝の調子は良くほとんど違和感はありません。途中で70歳前後の男性がガレ場でずり落ち尻餅をついたので「危ないなぁ」と思ったのですが、その10秒後に今度はその前方を歩いたソロのこれも70歳前後と思われる女性が横向きに一回転して転がりました。びっくりしたすぐ後ろを歩いていた男性が「大丈夫ですか」と声をかけ、転んで飛んだストックを回収していました。女性は「大丈夫です、何かに引っかかったようです」と言っていました。おそらく丸太か丸太止めしている杭につま先を引っ掛けたのでしょう。疲労してくると足が上がりませんから。
一方、私の足は最後まで順調でした。
おそらく私が前回左膝の腸脛靭帯を痛めたのは、
・登りで大臀筋を酷使し、この筋肉が緊張(硬化)して腸脛靭帯を引っ張り炎症を起こした。
・大臀筋などの臀筋の筋力がまだ足りない。
・ジムなどで大臀筋のストレッチが足りない。
上記3つの条件が重なったものと思われます。
今後は、
・大臀筋の筋力アップ
・大臀筋を中心とした下半身のストレッチを登山前、登山中でもする
・ジムでも筋トレ後大臀筋のストレッチを必ずする
・登りで下半身に力を入れすぎない
・下山時は体は脱力する
これらを考えながら登山しようと思います。
今年はあと2、3回登れるかな。
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