アイキャッチ画像:デイリー新潮
本日関東甲信越の梅雨明け宣言がありました。
もう梅雨入りではなく本格的な夏入りですね。
さて、今週になって高齢者に関する気になった出来事2選を挙げます。
電車内で杖を叩いて席を譲らせる高齢者
先日電車に乗って座って本を読んでいると、ドン、ドンと強く何か叩く音で顔をあげると向かい側で立っている杖をもった高齢男性が杖を床に叩いていた音とわかりました。
その70代後半と思える白髪の高齢者は目の前で座っている20代の会社員に席を譲れと無言の圧力をかけたようです。そして気の弱そうなその男性はそそくさと立ち上がって席を譲ったのでした。
それに対してこの高齢者は「ありがとう」の一言も言わず席に付きました。私は驚いてどんな顔をしているのか見てみると、やはり口をへの字にして傲慢な感じのする高齢者でムスッとしながらおもむろにリュックから携帯を取り出して操作し始めたのです。
おそらくその若い男性は他の多くの乗客と同じように携帯を見ていてこの杖をついた高齢者に気づかなったのでしょう。さらに、たとえ気がついたとしてもこの若者が席を譲るかどうかはその本人次第でありこの高齢者のように床に杖をドンドン叩く脅迫行為をして席を譲らせてはいけないのです。
私はその態度に唖然とするやらムカつくやらで非常に不快でした。
こういう高齢者がいるから高齢者は「老害」と言われるんですよ。ほかの高齢者から見ると全く迷惑な話です。
喫茶店内で大きな声で独り言を言う高齢者
私が週1回行く喫茶店があります。その日は雨が降ったり止んだりで蒸した日でした。
店内の空いている席に座ると隣に座って新聞を読んでいた70代半ばの女性が何が喋り始めました。最初は携帯で通話しているのかと思ったのですが新聞を読んでいるので通話ではなく、独り言を言っているのでした。
しかも最初は読んでいる新聞記事の内容に対してコメントをしているようでしたが、そのうち段々新聞とは関係ないような話をしはじめたのです。ほとんど愚痴のようなものでした。
私はイヤホンをしてPCでネットサーフィンをしていたのにも関わらずこの女性の声が聞こえてきます。
しかし冷房が効きすぎて寒くなってきたので私はいつも夏場は喫茶店の対冷房用に山に行く時に持参している防風ジャケットを着ましたがその女性高齢者はずっと薄手の半袖の服のまま愚痴っているのです。
私はきっと一人暮らしで話し相手がいないので独り言を言っているのだろうとは思いましたがなかなかその愚痴は収まりそうもありません。
しかしやがて寒さに耐えられなくなったのか、それとも話す愚痴がなくなったのか外の天気を気にしながら出て行ったのでした。
最初はうるさいババアだなと思っていましたが最後は見ていてかわいそうな気になりました。
街の高齢者は私の反面教師
週3回行くジムでも高齢者をたくさん見かけるのですが、そのトレーニングやロッカー室での着替えから見える緩慢な動き、萎んだ裸体を見てああならないように気をつけなければ、といつも自戒しています。
街での上記のような高齢者を見かけるときもやはり自分の反面教師としているのです。
これ以外にも喫茶店で大声で話す高齢者、山で後方を歩く登山客に「道を絶対に譲らないぞオーラ」を背中に出している高齢者などがいます。
しかし誰しも高齢になり体が自分が思っているようには動かなくなったり、「すぐ切れる老人」と言われるように感情を抑制できない高齢者になる可能性を持っているのです。
終わりに
自分が高齢者になるまで生きるとは思っていなかったので私が20代の頃亡くなった父親の年齢(50代半ば)を越すまで生きるとは当時全く思いませんでした。
まだ生きていると言っていいのか、まだまだ生きていくのかさっぱりわからないのが現状です。
おそらくどの高齢者も同じ思いを持つことはあるはずです。
それでも私は遅まきながら登山と筋トレに出会って本当に良かったと思っているのです。
同年代もしくは私より高齢な人で私より身体能力が高い人はたくさんいるでしょうが、40代の私と比べると今の私の方がはるかにスリムで身体機能もアップしていると自覚しています。
切れる老人にならないためにも筋トレや有酸素運動はいいと思います。どちらも心肺機能をアップさせ脳を活性化させてくれますから。
いずれも継続は力なり、ですが。
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