ライフスタイル

節約の本も出版した高齢女性ブロガーの年金5万円で生活は本当か

最近というか以前から貧困を「売り物?」にするシニアのユーチューバーやブロガーがいるようです。

私は初めそのネット記事を見て「すごいな」「自分よりずっと貧困」なんて思ったものですがよく考えるとどうも何か違うような気がしてくるのです。

本も出版した70代の一人暮らし女性の年金は5万円

この女性はもともとブログを書いていたのか出版社に認められ本を出版したらしい。

その出版社がその本を紹介したネット記事(売り込み記事)を見たことがあります。

それによると団地の中古物件を購入して年金5万円で生活しているとのこと。

月々年金5万円で生活?それはすごいなと誰もが思うはずですがいくら食費を切り詰めたところで5万円では生活できないでしょうというのが私の実体験。

なぜなら無職の年金生活者でも毎月市民税(都民税)、国民健康保険税、介護保険税がかかります。さらに持ち家なら固定資産税(年)がかかります。

また電気・ガス・水道代もかかり2Kの賃貸マンションに住む一人暮らしの私でさえこれらのユーティリティ代は先月11,000円強かかりました。節約しているのでこの金額はかなり低価格だと思います。

3食自炊と書いていましたから電気・ガス・水道代は2食自炊の私より高額になるのでは。

電話も固定か携帯なのかわかりませんが月数千円はかかるはずです。

上記の税金・ユーティリティ代・電話代だけでも少なくとも5万円前後はかかるのではないでしょうか。

それでも年金5万円で生活できるのかな。食費、交通費などはどうしているのでしょうか。

どうもフに落ちません。

やっぱりこれって『年金5万円で生活』がキーワードとなって出版社の宣伝文句になっているとしか考えられません。

ご本人というより出版社の過剰宣伝なのでは。

毎月の食費が2万円ちょっとの60代の女性

今度も一人暮らしの女性ですが私と同じように賃貸住宅に住んでいて食費を削って生活している都内在住のユーチューバーの話です。

食費が2万円ちょっとで済むのかどうかが引っかかるところです。

しかもこの女性、もっと安い家賃に住みたいと公営住宅を探していると言っていますが、その公営住宅は都内、それも港区で探していると聞いて本当に食費2万で生活しているのかと疑ってしまします。

都下や埼玉や千葉に近い北区とか葛飾区、江戸川区だったらまだわかりますが港区と言えば、六本木、南青山、白金台などお金持ちもしくは見栄っ張りが住むところ。

そんな人が食費月2万円で生活できるのかな?

私も朝晩と自炊して日中は外出しているので昼食だけは外食にしています。

私は節約のために2019年4月から毎月スーパーでの買い物のレシートを残しておいて毎月その合計を計算するようにしました。

始めた最初の月は食材、酒代、合計の順で下記の通りになり、同時にこれがこれまでの最高支出です。

53,4339,01062,443

そして最低は2022年1月の

26,6705,01231,690

ですが、このときはまだ毎晩鶏胸肉を食していなかった時期だったと思います。

最高と最低では合計3万円以上違います。

私は筋トレをしているので毎晩鶏胸肉(200g程度)を食します。朝はツナ缶、卵5個、納豆2パックです。鶏胸肉はスーパーで58円/100gをまとめて2〜3kg(2パック)購入して細かく切って冷凍パックしています。

そのためある程度の食費がかかりますがそれでも食材は平均して3万円台に抑えて自分ではかなり努力していると思っていました。

ただし昼食は外食になるのでこの分の費用がさらにかさみます。

しかしネットで調べると食費月2万円に過ごす方法が出ていました。

月2万円の食費を実践している人がいるんですね、実際に。

月2万円で3食賄え、高タンパクでPFCバランスも取れる食材があればぜひご教授いただきたいものです。

食パンや菓子パンの生活ではないでしょうね。もしそうなら実に不健康な食生活です。食費を削っても近い将来医療費でさらなる金額を浪費するでしょう。

よく食費を節約しているという女性がいますが、こういう人たちは必ずと言っていいほどそれ以外で散財しています。例えばコラーゲンのサプリ。野菜不足と言って野菜ジュース(体に悪いことを知らない)。冷え性対策でカイロ、入浴剤、発汗性の食材。肩こり、腰痛、骨盤矯正に整体院、ヨガなどなど。

また電気・ガス代は人並み以上使っているはずです。

細かい金額を使っていると浪費している意識がなくなってくるのです。

そんなことにお金を使うならジムで筋トレしてしっかりした食事をしたほうが長い目で見ると健康的に節約できると思うのですが。

まぁ、基本的にそれほど経済的に危機感を持っていないのでしょうね、こういう人たちは。

終わりに

一部を除いて一般の年金生活者にとっては節約は必須です。

それでも食費の節約には限度があります。先述の通りPFC(タンパク質、脂質、糖質)の割合がそれぞれ30% : 15〜20% : 50〜55%になるような食材を選定する必要があります。

間食はしないのですが食費が朝晩の自炊だけで月3万円はいってしまいます。

しかし難しいのですが食材をケチると後々健康を害するようになるから厄介です。筋肉は間違いなく落ちてきます。筋トレすれば筋肉がつくと思っている人がいますが、それは全くの間違いです。

筋トレ(運動)、食事(栄養素)、睡眠(休息)の3要素が揃って初めて筋肉が発達するのです。

これが健康体でいることの必須アイテムなのです。

特に高齢者は長生きよりも健康寿命を伸ばすことを意識しなければなりません。

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