ライフスタイル

ジムでよく見かける一般的な高齢者の生態

アイキャッチ画像:NEWポストセブン

毎週通うジムでは多くの高齢者が通っています。どちらかと言うと女性の方が多い感じもするのですがそれはスタジオでの有酸素運動をする人が多いのでそう見えるだけなのかもしれません。

その高齢者のジムでの生態を少しお伝えします。私は男性なので当然ながら男性の高齢者が話の中心になります。

ジムのロッカー室での高齢者の生態

70歳を超える高齢者は100%椅子に座って衣類の脱着をします。

靴下を脱ぐとき履くときばかりかズボンを脱ぐとき履くときでさえ椅子に座ってする高齢者もいます。

さらにその動作が遅く衣類を着るのに10分以上かかる高齢者もいます。

またその服装は基本的に地味でもう何年も、少なくとも10年くらいは着込んでいる場合が多いのです。

この年齢になるとほとんど年金生活者なので衣類に余計な出費は抑えたいと思うでしょうし、精神的にも70歳を超えると人目を気にしなくなり服装などどうでもいいと思うようになるのです。

私も退職後衣類は無印かユニクロ製品で済ませています。

ロッカー室で見る限りこの人たちはジムでどんなトレーニングをしているのか不明です。

なぜなら私が行くフリーウエイトコーナーではほとんど見かけませんし、せいぜいバイク(自転車漕ぎ)のところで見かける程度ですから。

ひょっとするとプールに行って水中ウォーキングをしているのかもしれません。

私も腰痛に悩まされていた30代、40代は100%週末ジムのプールで1〜2時間後ろ歩きをしていました。

不思議と筋トレをするようになってから腰痛は発症しませんが腹筋をするとまた発症するので厄介です。

また高齢者の裸体には特徴があります。

それはお尻が垂れていること。胸(大胸筋)がなくなりお腹が脂肪で垂れて出ていること。脚が細くなっていること。肌に張りがないこと。猫背になってくること。

ヘアスタイルは意外と長めの場合が多く、毛髪は白髪か白髪混じり。ハゲている人も多いのですが全くハゲてない人も多いのです。

正直、高齢者で長めのヘアスタイルの人はちょっと汚らしく見えます。清潔感が感じられません。なぜ短髪にしないのか不思議です。これも加齢による不感症のせいでしょうか。

私など1mmのバリカンで後ろ、横をカットしています。

自分がなりたくない姿だけに反面教師として大変参考になります。

高齢者はシャワーを使わない

また高齢者はほとんどシャワーを使わず風呂に入ります。ジムに併設している風呂は確か4、5人お湯につかる程度のあまり広くはないスペースですが高齢者はほとんど風呂に入ります。

同系列の別のジムでは銭湯のような広い風呂場もあるのですがここは広くはありません。それでもシャワーより風呂がいいのでしょう。

私はシャワーを使いますので風呂は一度も使ったことはありません。

そのため風呂場における高齢者の生態はわかりません。

中には風呂に入りにだけジムに来る人もいるようです。

高齢者のパウダールームにおける生態

あまり高齢者をパウダールームで見かけないのですが、以前見かけたのは全裸で直に椅子に座る高齢者でした。パウダールームの壁には直に椅子に座るのは”❌”とポスターが貼られているのですが見ないのでしょう。

股間や足の指にドライヤーを当てるのも”❌”になっているのですがやはり当てる人がいます。これは高齢者とは限りませんが。先日見かけたのは睾丸の袋を手で持ち上げその裏側にドライヤーで乾かしている中年男性がいました。

もうあのドライヤーは触れません。

全身にクリーム、多分保湿クリームでしょう、を塗っている高齢者も見かけます。

やはり年をとると乾燥肌になりやすく痒みが出てくるのでしょう。

高齢者の筋トレの生態

TRX training japan

私が通うジムではTRXサスペンションが装備されています。これはサスペンショントレーナーと言われる帯状のロープの先端に手や足を引っ掛けるハンドルが付いていてこれを使って行う自重トレーニングです。

もともと米国海軍特殊部隊で行われていたトレーニングのようですがフィットネス業界が注目したのでしょう。

・いつもこれを使ってトレーニングをしたりスクワットをしたりする70歳前後の高齢者がいます。

このTRXトレーニングではやり方次第で確かにある程度の筋肉肥大するのですが所詮自重トレーニングなのでその肥大効果には限度がありさらに鍛えられる部位も限定的です。

この高齢者は毎回自分のトレーニング場所としてこのTRXを決めているらしく私が筋トレ後ストレッチをする頃に来てやりはじめます。また他にこのTRXを利用する人はほとんど見かけません。

よほど好きなのでしょう。私の記憶ではもうこればかり4、5年はやっています。

後はスクワット。TRXの合間に両手を前に突き出してスクワットをしています。これも自重。

ただ残念ながら筋肉が肥大しているようには見えません。

健康維持目的でしょう。

・以前ブログでも書きましたが小柄な70代後半の高齢者は、足踏み昇降(段差のあるステップを使って上がったり下がったりするトレーニング)、バイク、14kgダンベルプルオーバー、腹筋、シーテッドレッグカールなどをやっています。そのほかのトレーニングもしているようですが最後にはトレッドミルでウォーキング。

筋力アップと健康維持が目的のようです。この方は筋トレに前向きでお元気です。

・もう一人70代後半のカッパのような頭を持つ高齢者は先述の同年代の高齢者と同様、私が筋トレを始める前からトレーニングをしていたようですが最近だんだんと元気がなくなってきました。

歩行がロボットのように機械的で歩幅もかなり小さくなってきたのです。

以前はバーベルスクワットにもチャレンジしていたのですが。

・男性の高齢者はほとんどバイクをやっています。座ってできるので楽なのでしょう。高齢者の特徴として楽な運動を好んでやります。

膝の調子が悪いときはバイクでもいいと思いますがそうでなければトレッドミルの方が全身を使い負荷がかかっていいのですが。特にトレッドミルでの傾斜ウォーキングは下半身の筋トレにもなります。

別に走る必要はないのです。傾斜(10〜15%)をかけて時速4km程度で歩けばいいのです。

私は筋トレ後必ずトレッドミルで傾斜ウォーキングをしています。11%の傾斜で時速4.5〜5kmで40分前後歩いています。緩やかな坂道を歩いている感じです。緩やかなのですが時間と共に額に汗をかくほど地味に効いてきます。特に筋トレをやった後は。

筋トレで体脂肪をモノグリセリドと脂肪酸に分解し、トレッドミルの傾斜ウォーキングでその脂肪酸を燃焼させるのです。別にジョギングなどしなくてもいいのです。

・ダンスをやっているらしき高齢者もいます。この男性は決まって懸垂を10回くらいしてからトレッドミルで両手を上げて阿波踊りのような手の動きをしながら歩行します。

スタジオではダンスレッスンもあるのでその生徒さんなのかも。ダンスレッスンは男性の高齢者も参加しています。フリーコーナーでは基本ストレッチをするところですが、たまに鏡を見ながらダンスをしている高齢の男性を見かけます。

もちろん女性も見かけますがこれは年齢に関係がないようです。特に女性はクラシックバレイに関心があるらしくウエアもクラシックバレイのような格好をしている高齢者?もいます。

・基本女性はスタジオでのエアロビクスとストレッチがメインでジムに来ているようです。スタジオの前では順番待ちの女性陣で団子状態になってガヤガヤしています。たまにフリーウエイトコーナーで筋トレをする女性も見かけますが女性の高齢者は稀です。

ただし以前渋谷のジムで見かけた小柄でスレンダーな女性は60代と言った感じでしたが肌は日サロで真っ黒、トレニングウエアも黒。その姿で筋トレをしていましたがそのフォームは板についていましたのでかなりの年数筋トレをしてきたのだと思います。こういう女性の高齢者もいるのです。

おそらく多くの高齢者はフリーウエイトを自分たちがするモノではないと敬遠しているように見えます。それは大きな勘違いなのですが。

高齢者ほどマシンにしろフリーウエイトにしろ筋トレをすべきなのです。それをどれほど自覚しているかによって健康寿命に違いが出てきます。

ジムの帰り姿の高齢者の生態

私がトレーニングを終わってロッカー室に戻ってくる頃ロッカー室は半分は高齢者です。その多くが帰るときであったりジムに来たばかりだったりします。

時間的にいうと午後2時半頃。

年金生活の高齢者は朝早くから来ていると思いきや午後になってからくる高齢者も多いのです。

その姿はいかにも高齢者といった感じで顔色もどこか不機嫌でヨボヨボ、トボトボと出ていくのです。まるで生気がなくジムでのトレーニングでエネルギーを使い果たしてしまったのかもともとヨボヨボしているのかわからないほどです。

服装も先述の通り地味で少しよれています。70歳を超えるともうどうでも良くなるようです。人目を気にしなくなる年齢なのでしょう。ある意味いいことでしょうね。日本人はあまりにも人目を気にしすぎますから。

終わりに

ジムで高齢者を見ると自分の近未来が見えてくるようで勉強になります。

世界に先駆けて超高齢化社会の日本です。その高齢者がジムに通うのは大変いいことです。

ただしジムに通っているからといって筋トレをしているとは限りません。

せっかくジムには筋トレ設備があるのですからそれを利用しない手はないはずです。

寿命を伸ばすためではなく健康年齢を伸ばすために筋トレは必要です。

誰も病院や施設で白い天井を見ながら何年も過ごしたくはないでしょう。

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