先日の丹沢山ピストンでようやく脚の筋肉痛から開放されました。
それまで駅の階段の上り下りも結構辛かったのです。
登山当日を含めると丸4日かかりました。4日目はジムへ行って上半身の筋トレをしたのですが、最後に45分のトレッドミル@7.5%傾斜で軽くウォーキングで流しストレッチを入念にするとかなり筋肉痛から開放されたのです。
筋肉痛の間そこそこ筋トレしているはずのになぜこんなに筋肉痛になるのか色々調べてみましたが納得できる原因が見えません。
推測を並べれば、
・もともと大した下半身の筋トレではなかった
・下山後十分なストレッチ、マッサージをしなかった
・普段から太もも前後の筋肉が硬かった
・下腿三頭筋を鍛えていなかった
・山での歩き方が下手だった(重心の取り方)
・早歩きが多かった
・登山の頻度が少ない(筋持久力の不足)
こんな感じです。
全てが当てはまりそうです。
さらに下半身の筋トレをすべくネットで色々調べていると面白い動画を見つけました。
目次
ステロイドを使用する筋トレyou tuber
それは筋トレ動画をやっているyou tuberやフィジーク大会に出場する選手にステロイドをやっている人たちがいるという動画を複数見ました。
告発している人たちは自分で筋トレ動画を主催しています。
この場合のステロイドとは「アナボリックステロイド」という「タンパク質の同化を促進する作用を持つステロイドホルモン」です。
いわゆる「筋肉増強剤」でもちろんドーピング薬物ですのでオリンピックを始め真っ当なスポーツ大会では使用禁止薬物となっています。
一般にステロイド使用したアスリートといえば、アメリカのプロ野球選手、陸上選手、プロレスラー、ボディビルダーなどが有名ですが、特にアーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンもステロイド使用を認めています。
昔かなりの旧ソ連や旧東ドイツのオリンピック選手もステロイドか同等の筋肉増強剤を使用していたことは有名です。
ここで話を日本に戻すと、筋トレyou tuberでステロイドを使用している人たちはフィジークの大会(コンテスト)に出る有名な選手ばかりのようです。
フィジークとは日本語では「体格」「体つき」などを意味する英語で、ボディビルダーのような全身筋肉マンというわけでなくビーチパンツが似合うボディビルダーとなります。
つまり上半身重視で下半身はビーチパンツを履くことができる程度の筋肉肥大が要求されるだけなのです。
このコンテストで優勝や上位にランクする選手の中にステロイドをやっている人たちがいるというわけです。
ステロイド使用フィジーク選手の見分け方
それではどうやってステロイドをやっているかどうかを見分けるのでしょうか。
・肩(三角筋)が異常に発達している
・首が異常に発達している
・食欲旺盛である(大食いしても簡単に減量できる)
・ステロイド摂取の有無の質問に「ぼかす」か「ノーコメント」と発言する人
などです。
おそらくほとんど肩の異常発達で見分けることができるのではないでしょうか。
もちろん稀にステロイドをやらなくても肩が異常に発達しているフィジーカーもいるかもしれませんが。
これは体質的なものなので100%の断定はできないのですが、動画を見るといわれてみればそうか、と妙に納得するのです。
確かに肩がもうメロンのように膨れ筋が細かく浮き上がっているのを見るとこれが本当に筋トレだけで大きくなったのか改めて疑問に思うのでした。
私は今まで色々な筋トレ動画を見てこんなに筋肉は発達しているのはやはりハーフだからそうなのかなと単純に血統だと思っていたのですが。もちろん日本人でもいます。
まさかステロイドを使用しているとは。ステロイドなど海外の話だと考えていましたから。
世界的に有名なボディビルの大会といえば「オリンピア」です。この大会に出場する選手はほぼ全員ドーピングしていると言われています。
逆にいえばドーピングしないと出場できないレベルな身体の持ち主ばかりなのです。
日本でも私が良く見る筋トレ動画で著名トレーナーの山本義徳さんも現役のボディビルダー時代ステロイドを使用していたと公言しています。(公言する人は極めて珍しいのです。)
よくステロイドを使用する選手は早死にすると言われていますがどんな副作用があるのでしょうか。
ステロイドの副作用
アナボリックステロイドの副作用としてはいろいろあるのですが一般的には下記の通りです。
・血圧上昇
・肝機能障害
・躁鬱病(そううつ病)
・攻撃的な性格
・皮脂腺の刺激によるニキビ
・コレルテロール値上昇
・発がん率上昇
・睾丸縮小(女性であれば生理不順)
まだまだありますが人によって発症はまちまちです。
しかしこのステロイドの摂取だけではなさそうです。それ以外にも薬物注入している選手がいるようです。
ステロイド同様怖いインスリン摂取
海外のボディビルダーは日本人ボディビルダーに比べて身長が高いせいもありますが筋肉のつき方が尋常ではありません。
やはり筋肉の質や骨格のつき方が違うのですが、すべての選手が筋トレだけであんなに大きくなっているわけではありません。
それは先述のステロイドだけでなくインスリンも摂取しているからです。
インスリンは血糖をコントロールするホルモンで、血中のグリコーゲンやアミノ酸を筋肉に取り込む作用があるのです。
グリコーゲンは筋肉中に取り込まれてエネルギー源として貯蔵されますがグリコーゲン1gに対して水約3gも取り込むのです。この水+グリコーゲンがさらに筋肉を大きく見せることになります。
またアミノ酸はタンパク質が分解したものですから筋肉の合成に即効使用されます。
したがって海外のボディビルダーはインスリン注射をしているのです。
しかしこれにも副作用があって過度に摂取すると低血糖になって最悪死に至る場合があるのです。
日本でも著名なボディビルダーだったマッスル北村さんも急激な減量で低血糖状態になり急性心不全で39歳の若さで亡くなりました。(マッスル北村さんに関しては下記のブログでも少し書いています。)
どう思っているんだろう薬物摂取の選手たちは
ステロイドにしろインスリンにしろこう言う薬物を摂取している人たちは基本的に大会に出場する選手、あるいは目指す選手でしょう。
フィジーク、ボディビル大会ともドーピングを公式承認していないはずです。しかしドーピング検査をする大会、しない大会がありますからしない大会というのはドーピングを暗黙の了解としているのかもしれません。
一方選手の方もドーピングをどう考えているのでしょうか。
間違ってもドーピングしているとは公にはできません。ドーピング公式容認の大会などありませんから。
他の一般トレーニーや同じような大会に出る選手でドーピングしていない選手に対してどう思うのでしょうか。
大会に出場する選手はすべてドーピングしていると思っているのかもしれません。
一般のトレーニーを対象にした筋トレ動画で筋トレのやり方を説明してもそれはドーピングしているあなただから筋肉肥大するのだと突っ込まれると考えたことはないのでしょうか。
おそらくあまり罪悪感はなく大会に出場するためには必須のことだと考えているのかもしれません。
よほどのおバカでない限りドーピングによって自己の生命をも縮めている覚悟があるはずです。
そこまでして大会で優勝したいものなのでしょう。その人にとっては大変価値のあるものなのでしょうね。
私のようにどの山でも登山できる脚力をつけるために始めた筋トレと違い、ひたすらかっっこいい体に憧れそれを追求している人たちの考え方はわかりません。
ただ筋トレをやり始めてから下半身だけでなく胸、背中、肩の筋トレを始めたので私もある程度格好いい体になりたいと思っているのです。
その極限にいる人たちがボディビルダーでありフィジーカーなのです、きっと。
スポーツ界でのドーピングは明らかに違法でありアンフェアな行為でありますが、ボディビル、フィジークの世界ではまた違った見方をする人も多いようです。
まとめ
一口に筋トレと言っても目的は千差万別です。
しかしドーピングしてまで大会に出場する意味とはいずれプロになって高額報酬を得たいという生活のためだけなのかそれ以外に何があるのかわかりません。
筋トレ動画もネットでチャリンが目的でしょうし、だんだんと自分の理想からかけ離れししまって行き着く先がドーピングだったというわけなのでしょうか。
彼らが中年になる頃までにはいろいろな副作用による弊害が起きることが予想されます。
しかしそれも覚悟のうちなのでしょう。
そうまでして彼らを突き動かすほどの価値が大会にはあるのでしょうね。
短命覚悟でステロイドをしているのならダラダラ生きているだけの人間より上等かも。
全てにおいて突き詰めると人外の世界に入ることに。
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