足底腱膜炎

足底腱膜炎(足底筋膜炎)になったときの治療法と完治時期は?

左足裏の踵が痛くなってどれくらい経つだろうか。

ネットで調べる限りこの症状は「足底腱膜炎(もしくは足底筋膜炎)」を表しています。この症状以外にもいくつか足裏の踵が痛くなる症状はあるようですがそちらの症状を見てもどうも自分に当てはまらないなと思うので、足底腱膜炎だと判断しています。

ネットで調べるとこの足底腱膜炎は発症から1年以内に治るとか3年以内に治るとかいう記事があるかと思えば、半年以上治らないと難治性足底腱膜炎と言われなかなか完治は難しいという記事も見ました。

実際のところどうなのでしょうか。

足底腱膜炎(足底筋膜炎)とは

森整形外科リハビリクリニック

足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、足の裏にある、踵(かかと)と足の指の付け根までを伸びている組織(足底腱膜)が炎症をおこし、痛みなどの症状が出る病気です。足底腱膜炎もしくは足底筋膜炎と呼ばれています。

注)広義の意味で足底筋膜炎、狭義の意味で足底腱膜炎と呼びます。実際に痛くなる箇所はほとんど足底腱膜が多いようです。


この足底腱膜は、アーチ状になっている足の『土踏まず』を支える重要な役割があり、足への衝撃を和らげるクッションの働きも持っています。

踵に骨棘ができた可能性もある

ただその他の可能性としては踵に骨棘(踵骨棘)ができてそれが痛みの原因になることもあります。

実際過去、私の左足の人差し指だったか中指だったかが発痛が止まらず指の疲労骨折ではないかと思いレントゲンを撮ってもらいに整形外科に行ったことがあります。

その整形外科は最初は痛風ではないかと真面目な顔をして言いましたが私は尿酸値が元来低いのでそれはありませんと回答し、さらにネットで調べたことと疲労骨折の可能性を医者に伝え、レントゲンを撮ってもらうと指の骨に「棘」が形成されていました。

痛風ではないですかとトンチンカンなことを言っていたその整形外科医は、さも自慢そうに長ったらしい病名をつけて自己満していました。私はこれまで数々のおバカな整形外科医を見てきているので驚きもせず、ただレントゲンを撮ってもらいたかったのです。

結局この整形外科医はこの棘が自然消滅するとも手術で除去しようとも明言せず、湿布薬を貼っただけでした。

整形外科というのはこの程度の代物だと理解していたので全く驚きはしませんでした。また痛みのいつの間にか消えていたのであの骨棘は自然消滅したのではないでしょうか。

というわけで骨棘の可能性が全くないとは言えないのですが可能性としては低いでしょう。なぜならこの2、3日発痛場所が踵の骨部分から土踏まずの内側へと移行してきたからです。

そして発痛場所は日によって異なってきました。

足底腱膜炎の症状

私の場合は下記の通り。

・朝起きて立ち上がったとき足裏(踵部)が痛いが少し動いていると痛みは軽度になる

・長時間座って立ち上がって歩くと痛くなる

・登山の下山時に痛くなるときがある

・ジムでレッグプレスをしているときやその後になって痛くなるときがある

・1度だけだが就寝しようと布団に横になったときにも踵がジンジンしたことがある

・痛くなるときとならないときがある

これには多少個人差があり、またスポーツをしている人であればその運動をしている最中に痛くなります。

足底腱膜炎の原因

足底腱膜炎になる主な原因は下記の通りです。

・運動などでのオーバーユース。特にマラソンランナー、バスケットボール、バレーボールなど走る、ジャンプするなどの繰り返し運動で足裏に衝撃が蓄積される。登山もこのなかに入ります。

・加齢による足裏の筋力の低下

・長時間の立ち仕事

・扁平足(土踏まずがない)

・足首の関節の問題(回内、回外など)

などがあります。

私の場合は登山で下山時トレランの真似をして走るようになってからです。登山靴のように骨底が厚い靴ではなくより薄い靴底のトレレンシューズを履いてドタドタと駆け下りていたことが原因だったと考えています。

かと言ってクッション性の高い厚い靴底の靴を履けばいいと一概に言い切れないものがあります。なぜならクッション性があると踵が固定されない場合やクッションに頼った走り方、歩き方をしてしまい返って症状を悪化させる場合があるからです。

足底腱膜炎の治し方

足底腱膜炎の治し方はいろいろありますがどれも根本治療とは言えません。自分で試して見ても残念ながら「これだっ!」というのはありませんでした。

私が試しているものは

・アキレス腱伸ばし

・手を使って足指5本を反らせる

・足裏ボールマッサージ

・足首回し(足指に手の指を入れて足首を回す)

・アキレス腱周辺、脛骨(すね)周辺の筋肉のマッサージ

・足の親指と人差し指、薬指と小指の間を足の甲前側から指の股までを手の中指で押す(5秒間程度。これは東洋医学の経絡の考え方から)

・湿布薬を貼る(1回だけ)

まだ試してないことは、

・タオルギャザリング(足指で床に伸ばしたタオルを手前に運ぶ)

・足指5本を曲げて(手の指のグーのように)床に押し付ける

・靴のインソールを変える

・しばらく運動をやめる

が挙げられます。

これらの効果はやらないよりはやった方がまし、という程度ですが継続することが大事です。

ただストレッチ、マッサージをするなら風呂上がり、もしくは風呂の中で筋肉に柔軟性があるときにやる方がいいでしょう。(体温が上昇すると筋肉は柔らかくなる性質があります)

マッサージの場合は軽い感じでやりあまり力を入れてやると逆に悪化する場合がありますので注意が必要です。

これ以外には、

整骨院、鍼灸院や整形外科などで

・ステロイド注射

・痛み止めのロキソニンを飲む

・患部に衝撃波を当てる

・鍼治療

などが挙げられます。

私は上記の医療・治療機関での効果も期待はしていません。これらもすべて根本治療ではないからです。

終わりに

足底腱膜炎には決定的な治療法はないようです。先述の治療法を根気良くやっているとやがて痛みが治ってくると考えた方がいいのです。

この症状は1年以内に完治するという人もいれば3年以内に完治するという人もいます。いずれにせよ9割は完治するらしい。

私もその9割の中に入っていればいいのですが。

唯一この症状になって良かったことは、右股関節の痛みがなくなり可動域もそれなりになってきたことです。何か関係があるのかな。

西洋医学では身体を上半身、下半身に分ますが東洋医学では身体を右と右半身、左半身と分けるそうです。それは経絡の考え方から来ているようです。

つまり左足が痛いと左腕に問題があるかもと考えるのです。(しかし中国人の鍼灸院では右膝は悪いとき左腕の肘に鍼を刺してました。経路は上半身と下半身で左右交差しているという考え方です。)

私は現在、左肘と左肩が少し痛むのですがこれってなにか関係があるのかも。しかしそうだとしたら右股関節が痛いときに右腕はなんともなかったのでやっぱりガセネタかも。

いずれにしてもこの煩わしい症状は年内に完治したいものです。

久しぶりの国分寺のジムは相変わらずクセのあるシニアが多かった前のページ

筋肉肥大にはタンパク質+糖質の摂取が必須と言われるが本当か?次のページ

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
PAGE TOP