猛暑が続きうんざり。昨夜も熟睡できず朝起きると汗びっしょり。普段は1本しか飲まないのですが昨夜は発泡酒と缶酎ハイを1缶(350ml)ずつ飲んだせいもあるかも。昨夜は股間節損傷問題でちょっとブルーになっていましたから。
さて、今日はそのブルーを少しでも払拭すべく股関節専門治療院の「銀座プラス」(銀座4丁目三越の近く)にセカンドオピニオンを聞きに行ってきました。
東京に住んでいながら新宿より東には滅多に行くこともなく数年ぶりの銀座となりました。ここも外国人観光客が多いですね。
理学療法士(PT)の佐藤正裕さんが1人で切り盛りしている治療院で、股関節痛、保存治療でネットでもSEO上位にきますし股関節の本も出版しています。
問診開始
事前に症状をメールで送り、PDFでダウンロードした股関節の問診票に必要事項を書いて準備、治療院に到着後提出。
しかし先生はあまり問診票を見もしなかったような。どうも先生は治療院入口で私の歩き方を観察してある程度症状を判断されたいたようです。
自分の症状の履歴を説明
・昨年11月に4週(5週?)連続登山に行って右尻の奥を痛めた。
・今年1月近所の整形外科で右股関節のX線を取ってもらったが異常なしだった。
・それでも痛むので鍼灸院で鍼をうってもらい良くなった。
・筋トレをして鼠蹊部の詰まりや右尻の痛みが再発していたので6月にスポーツマッサージ店に行ったが、インナーもアウターも過緊張になっていると言われた。
・その後整骨院に行って電気治療を受けるも股関節の屈曲からの戻しの時に非常に痛がるので神経系かもしれないので病院に行ったほうがいいと言われた。
・翌々日地元の整形外科でX線をとり「大腿骨インピンジメントの疑いあり」と言われMRIを撮るように言われ当日都内のメディカルセンターでMRIを撮り翌日また別の整形外科に行った。そこで「大腿骨インピンジメントによる股関節唇損傷」と言われ「手術するか、注射するか」と言われた。最終的に保存治療を希望し2週間後からPTによる施術が始まった。
・4年前に山で下山中走る練習をしていて半月板損傷し変形性膝関節症になりそれ以来登山は継続しているも下山時は走らないようにしている。
・10年前登山を始めたときまもなく左膝外側が腸脛靱帯炎になったがO脚と下半身の筋力不足が原因らしい。
私の知りたいことを説明
・50代後半から登山と筋トレにハマり今はそれが生きがいとなっている。独り者なので歩けなくなったらオシマイと思っている。保存治療で筋トレと登山ができるのか。75歳までは筋トレと登山をしたいと思っている。
・それとも手術しなければならないレベルか。
・メディカルセンターの報告書には変形性股関節症になっていると考えられると書いてあったので股関節唇縫合手術は手遅れで人工股関節にしなければならないのか。
・なぜ整形外科医は変形性股関節症と言わずにいたのか。
(・メディカルセンターの写真付き報告書を提出し、さらに私のスマホに保存してある私の股関節のX線写真とMRI写真を見せる。)
佐藤先生(PT)の見解
・(私のスマホ)写真を見て「大腿骨もきれいなものです。骨嚢包と言われたところも見たところ本当に骨嚢包かどうかわからない。」
・MRIの担当医は股関節の専門家(あるいは整形外科)ではないので(股関節のことを)よく知らない。
・整形外科医は骨しか見ません。(→筋肉は見ない、知らない、ということ。)
・この程度(の症状)ならきちんとリハビリすると75歳まで登山もできます。
・ただ年内の登山はやめたほうがいい。保険適用のリハビリは(max)5ヶ月間だからその間きちんとリハビリをしたほうがいい。
・O脚の人は太ももの外側(大腿筋膜張筋、外側広筋など)が張りやすくそれを内側に引き寄せようとして太ももの内側がいつも働くので内転筋が痛くなりやすい。こういう人は内転筋をほぐそうとするとものすごく痛がります。(→私だ。)
・O脚の人は寛骨臼(骨盤のくぼみ)から大腿骨骨頭が外側にズレやすいので安定させるためにもまず歩行姿勢から改める必要がある。
・O脚は骨を切らない限り治らないとある整形外科医が言っていたというと「そんなことはありません。正しく歩行ができ適切に筋肉がつけば治ります。
・ここではほとんどトレッドミルで歩行訓練している。
・まず筋肉(インナーマッスル)をほぐすことから始めること。
・股関節の可動域を広くすること。(→開脚など)
・レッグプレスはやめたほうがいい。
・お尻の筋肉、特に奥の筋肉(外旋六筋)をつけることが大切。
・動かないと筋肉が落ちるので動くこと。
・水中ウォーキングはおじいちゃん、おばあちゃんは別にして浮力があるので筋肉には役にたたない。(→この考え方はトレーナーの中野ジェームズ修一さんと同じ)
・私が何十本もの動画を見た股関節唇縫合手術のエキスパート宇都宮啓(はじめ)先生のことを話すと「あの先生は関節唇損傷は8割は保存治療で回復すると言ってくれた先生で他の整形外科医とは別のグループにいます。」と。(→つまり宇都宮先生はこの世界では少数派ということか。)
・今月別の整形外科でまたセカンドオピニオンを聞くというと「リハビリセンターがあるところで整形外科の先生をうまくリハビリに誘導するようにしたほうがいいですよ、先生の中には話の持って行き方でそれを拒否する人もいるので。」とおしゃっていただきました。(→大変参考になりました。)
終わりに
・11時からの予約でしたが10分前に来るように指示がありまりたが10時40分頃到着。問答は40分程度だったように思います。当初セカンドオピニオンは23,000円と言われていましたが今回は20,000円になっていました。年をとると医療費が本当かかりますね。でも行って良かった。
・イケメンの先生で私の話(愚痴を含む)を辛抱よく聞いてくれました。
・しかし私の歩き方を見てもらってどこを治したらいいのか聞けば良かったと後悔。
・水中ウォーキングは不要か?確かに筋力は付かないけど。代わりになる脚トレを見つける必要があるかな。先生はヒップアップを推奨していたようだけどあれで筋肉つくのかな?私は筋トレのヒップスラストを実演してみせ筋トレだったらこうすると先生に言ったが先生は目が点になって無言だった。バカかと思ったかも。
・この程度ならリハビリで登山できますよと言われた時は「嬉しい」というより正直「本当かよ」といった心境でした。
・この治療院はよほど重症患者が多いのでしょう。私の大腿骨骨頭を綺麗なものといったのには本当に驚いた。全国から患者さんが来るらしい。地代の超高い銀座を選んだのもそれが理由のようです。もう2ヶ月くらい予約でいっぱい。私はたまたまこの時間帯の一個だけ空いていたのを見つけて即予約。ラッキーだった。
・気持ちは少し落ち着いてきたが再来週に別の整形外科に行ってセカンドオピニオンを聞くつもりなのでそれを総合してどうするか判断したい。整形外科の先生が私のX線やMRIを見てどう思うのか。見る人によってこうも違うのか。医師やPTの選択は本当大事。宝くじに当たるようなものかも。
・それにしてもすべてはO脚に通じていたのですね。
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