登山

まさかの道間違い!大菩薩小屋平からの南下縦走ルート

昨日は、本来は先週行く予定だった大菩薩方面へ登山に行ってきました。

大菩薩は丹沢(蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳)と同じように稜線が素晴らしいのです。しかし、ここでまさかの道間違い!

いつものことながら夜更かしする方なので早起きはきついのです。5時20分起床。中央線で高尾まで行き中央本線松本行きに乗り換えて甲斐大和駅へ。

松本行きには大型ザックを持った若い登山客が結構乗っていました。八ヶ岳か南アルプスへ行くのでしょう。私はもうこんな大きなザックを背負う気力がないなと思ったものです。

ローカル色ありありの松本行き。右手はロードバイクorマウンテンバイクのケース。

たまたまかもしれませんが登山メーカー(本社大阪)モンベルのザックやウエアが目立ちました。今時の若者もモンベルのウエアを着るんですね。モンベルのウエアはシニア向けだと思っていました。

今回の道間違い登山ルート

2019年6月1日(土)

7:38甲斐大和駅8:03→8:45小屋平BS8:53→石丸峠→天狗棚山→小金沢山

→牛奥ノ雁ヶ腹摺山→黒岳→白谷丸→湯ノ沢峠→大倉高丸→ハマイバ丸

→天下石→米背負峠→米背負峠入口→(大蔵沢大鹿林道)

→14:55やまと天目山温泉15:00→15:35甲斐大和駅

標準コースタイム10h10m→6h42m。移動距離25km。

本当は、大谷ヶ丸経由でコンドウ丸、大鹿山、甲斐大和駅のルートか滝子山をスルーして初狩駅に行く予定でしたが、途中でまさかの道間違いをしてしまって上記のルートになってしまいました。

昨年7月にも同じルートで滝子山経由で初狩駅まで縦走したのにどうして間違いを犯してしまったのか。

どうも天下石に到着後、米背負峠を通過してしまったようなのですがその辺の記憶が曖昧です。木製の道標が立ててあるはずなのです全く気がつきませんでした。

甲斐大和駅〜小屋平BS

駅は無人駅でトイレも男性用は大の便器が1つ、小の便器が2つと少ないので混みます。私は大をするため最後尾でした。

バスの発車定刻時間は8:10ですが臨時便が出るので8:03分に栄和交通の小型バスで出発。このバスはスイカなどの電子マネーは利用できません。現金のみです。

ただし、補助席を出して全員座れるように配慮しています。

ほとんど終点の上日川峠でおりますが、途中のBSでパラパラと降りる登山客もいます。私は終点手前の小屋平で下車。私以外に3名いました。後続の臨時バスではもっと多く下車しました。

終点まで行く登山客は基本的に高齢者が多く、短時間で富士山の眺めのいい雷岩、展望のない大菩薩嶺(2056.9m)に行って大菩薩峠を経てまた上日川峠BSに戻ってきます。

そのため混雑するので私はこのルートを取らないことにしています。体力のある若い連中も別のルートで大菩薩峠や雷岩にアプローチしているようです。

天候は薄曇り。

小屋平BS→小金沢山

小屋平BSの終点への進路方向に向かって右側が石丸峠への登山口です。ここはすぐ急登になります。登り始めて10分程でもう大臀筋が痛くなりました。

前日の筋トレの影響が出ています。もちろん登山で影響が出ないように十分ストレッチしたはずなのですが、前回の登山でも同じようなことがありました。もう年か。小金沢山までは脚がちょっと重かったです。

石丸峠からの展望は昨年と同様にガスって富士山は見えませんでした。どうも風が東から西へ吹くようです。

石丸峠から大菩薩峠を見る(左手方向に雷岩や大菩薩嶺が連なります)

この峠から大菩薩峠を目指す人や「牛ノ寝通り」と言われる尾根へ下りていく人もいます。

私と同じバスで小屋平で降りた50代?の男性がこの尾根を下りて行きました。トレラン用の小さいザック(8リットル程度)をしていたので私と同じように滝子山方面に南下するのかと思っていましたが。

この牛ノ寝通りはほとんど下山ばかり、つまり緩やかに高度を下げていくばかりだけで膝には優しいのですが登山としては物足りないのルートです。

小金沢山へ登り始めると稜線から打って変わって樹林帯に入ります。苔むした登山道で倒木も沢山あります。湿気を感じます。

ここでちょっと道間違いをしてすぐ気がついて引き返すと同じ小屋平で降りた若い女性がすぐ目の前に現れました。

いつの間に追いついたのか全くわかりませんでした。樹林帯に入るとき後ろを振り向いても誰もいなかったので私だけか南下するのは、と思っていただけにびっくり。

私が正規ルートに戻る間に私を追い越してサクサク登っていきます。私も後を追うような形になりましたが、全く追いつけず。どんどん姿が見えなくなり、ついに登山中最後まで出会いませんでした。

一体何者?女性で私を追い越すこととができるのはトレランの連中だけでしたので結構ショック。前日の筋トレのせいにして自分を慰めます。

写真中央上部に青いザックが見えます。この女性が実に早く歩き見失いました。

小金沢山山頂では50代の男女(夫婦?)がチワワ2頭と写真を撮っていました。こんなところまで犬を連れてくるか。しかもチワワ。私が小金沢山の道標を写真に撮っているとき「キャンキャン」吠えていました。私はチワワが大っ嫌い。

左手にチワワを両脇に抱えた男性がいます。

小金沢山〜黒岳

牛奥ノ雁ヶ腹摺山もガスっていました。黒岳はもともと展望なし。

展望なし

黒岳〜天下石

白谷丸は晴れていれば展望の素晴らしい場所です。前方は草原のごとし。大きな白い岩がありここでのんびり昼食をとる絶好のスポットです。しかし、残念ながらガスっています。

左手は大きな白い石がいくつもあり昼食には絶好の場所です。
晴れいれば最高のロケーション。写真よりずっと開放感があります。

ここで同じバスに乗って途中下車した40代の男女(夫婦と言うより登山仲間といった感じ)が昼食を取っていたようです。別ルートでここまで来たのでしょう。「あ〜あ、晴れていたらいいのに」と言っていました。同感です。

ここもスルーしてどんどんいきます。

写真右手に登山者数チェック用のカウンターがあります。ここに数人の中国人登山者が物珍しそうに一人一人カウンターをスマホで撮っていました。

湯ノ沢峠を通過するときいつも思うのがこの近くに避難小屋があるらしいのですが、どのルートをとるとそこに行き着くのか。また、ここへは車の駐車場もあるらしくここから登山する人、宿泊するする人もいるようです。

前回同様大蔵高丸の大きな石に座って初めての休憩兼昼食(おにぎり3個)。10分ほど休んで南下します。ここも展望の良い場所です。

ハマイバ丸を通って天下石へ。

天下石に到着して米背負峠へ行ったはずなのですが、スルーしてしまって沢に沿って下りてしまいました。途中道間違いをしたことに気がつきましたが引き返すのが面倒でそのまま下山することに。

地図を見るとこのまま下山すると「やまと天目山温泉」に行き着きます。2016年に行ったルートです。つまり、私は3年前このルートを通っていたのです。

道理で以前来たことがあるような感じがしたものです。その当時は道間違いではなく、滝子山まで日帰りで南下する自信がなかったのでこのルートを通ったのです。

新しい踏み跡があり、ここを登った人、下りた人がいたことはわかりましたが、私はどうもこういった樹林帯の中の沢のルートが好きではありません。どこか薄気味悪い感じがするのです。下山中誰にも会いませんでした。

それに非常に歩きづらい。何度も沢を渡ります。

途中で大蔵沢大鹿林道の終点に合流し、米背負峠入口(登山口)となります。

大蔵沢大鹿林道〜やまと天目山温泉〜甲斐大和駅

実に退屈な林道。

退屈な舗装された林道でなんだか時間が勿体無いような気がしましたが、気をとりなおして新緑を浴びようと思いのんびり歩いていると突然若い男性が椅子に座っているのでびっくりし、思わず「オワッ!」と声を出してしまいました。。

先方はこちらに会釈をしたのですが、私はだたびっくり。まさかこんな山中に人が座っているなんで思いません。どうも作業用ヘルメットがそばに置いてあったので何かのトラックの誘導かなにかをしていたのかも。

それにしても週末こんな山中にポツンと一人でいるなんて、しかも仕事で。私だったら「いったい自分はここで何をしているんだろう」と悩んでしまいます。

灯りのないトンネル入口左手より突然人が飛び出してきました。

どんどん下山すると真っ暗なトンネルが現れます。前回はスマホのライトで通過しましたが、今回はスマホのライトのボタンが見当たりません。

探しているとトンネル入口の左側が突然ガサガサする音がします。私はクマか、鹿かと思いびっくりして身構えましたが、出てきたのは人でした。

私と同年代と思われる登山客で何でこんなところから出てきたのかわかりません。登山ルートどころか道など全くないところです。

しかも、トンネルを通るではなく反対に登山口へ向かっていきます。

私は、スマホのライトが見当たらないので非常用で常備している小さなライトを取り出し、気の弱そうな光を出しながら進んでいきました。あの男性も戻ってきて私と同じように真っ暗なトンネルを渡っていきます。

トンネルを出るとまたトンネルがあり、右折して抜け出ると左手にやまと天目山温泉があります。

バス時間を見ると次のバス時刻は15:31となており40分近く待たなければなりません。

舗装された林道を歩いてきたので体力に余力があり、甲斐大和駅まで走っていくことに。山地図を見ると歩けは1時間20分となっていますが、バスでは15分程度のはずと思い、走ることに。

走ったり歩いたりして定刻のバスより早く駅に着きました。やれやれ。しかし、下界は暑かった。山はガスっていたのに林道に出てから駅までに日焼けしてしまいました。

日焼け止めクリームを塗っていたのですが、帰宅後も顔が火照っていました。

年に一度行けばいいという感じの大菩薩でした。

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