登山

疲労困憊のJR高尾駅南口〜南高尾山稜経由城山〜稲荷山コース

昨日は登山日和で早起きしなくても行くことができる奥高尾へ行ってきました。

今回は少し新しいルートを加えようとJR高尾駅南口から南高尾山稜経由で城山まで行ってそこから3月末まで登山道修繕工事で閉鎖になっていた稲荷山コースで下山することを計画。

登山は1ヶ月ぶりですが南高尾山稜は実に5ヶ月ぶり。

ところがいろいろアクシデントで疲労困憊になり帰宅後ぐったりして早寝することに。

ルート

JR高尾駅南口(9:30)→浅川小学校→浅川中学校→(10:28)かたらいの路(高尾・大戸コース)登山口→(10:54)四辻→草戸峠→(13:37)大垂水峠→(14:27)城山(15:03)→5号線→稲荷山コース→(16:33)京王線高尾山口駅

移動距離

25km

移動時間

7h03m(標準コータイム:8h15m)

道間違いで30分ロスした高尾駅南口〜かたらいの路

いつもは京王線高尾山口駅から民家の横を通って四辻まで行くのですが今回はJR高尾駅南口から四辻まで行くコースを選択。

ところがどういうわけか(といっても単に方向音痴なだけなのですが)高尾霊園という行き止まりまで行ってしまいなかなか分岐点が見つかりません。

何を勘違いしたのかかなり以前に書いてメモしていた略図が高尾駅北口経由で金比羅山登山口まで地図だったことが途中で判明。

地元の方と思われる通りすがりの人にも聞いたのですが「四辻」、「草戸峠」という地名さえ知らないということに唖然。

山地図と睨めっこしてこのあたりに分岐点があるはずなんだがなあとふと新築低層マンションの角に立っている「かたらいの路 高尾・大戸コース」と書いた棒を発見。

ひょっとしてこれが登山入口の分岐点ではとこの道を歩いてきた3人目の高齢の女性に聞くと「この道を真っ直ぐ行くと入口に突き当たりますよ」とおっしゃってくれました。

いや、助かりました。

早速登っていくと確かに四辻・草戸峠という道標がありました。

高尾駅南口からここまで通常15分程度で行くことができるところ40分もかかりました。25分のロスです。そう言えば以前高尾山口駅から民家を横切って四辻まで行くルートを見つけるときもかなり右往左往した記憶があります。

ほっとして入口に横たわっていた太い丸太(ベンチ代わりか)で遅い朝食(ピーナッツサンド2切れ)をとり四辻を目指しました。

なんだかここでもう疲れてしまっています。(この時点でさらにおにぎりを1個食していれば状況は変わったかも)

四辻までは他の南高尾山稜の特徴と同じ樹林帯なのですが時折下界が見えます。このあたりの段々畑ならぬ段々墓地が見えました。ここでは参拝も大変です。

結局この間誰にも会いませんでした。

四辻〜城山

四辻から登山客がボチボチ見えてきて草花の写真を撮る人も結構いました。

私はどんどん進むに従って脚が重くなってきてどうも調子がおかしいなと思いつつも南高尾山稜は小さなアップダウンが多くまだ脚が慣れていないのかな、とか昨日の筋トレが効いているのかなとか思いつつ登って行きました。(スマホアプリの登った階段数では奥多摩の鴨沢BS〜雲取山(2017m)のピストンと変わらないのです。)

それでもさらに脚が重くなってきておまけにお腹も空いてきたのですが基本的にピークに行くまでは休憩しないことにしているのでフロントバックに入れてあった自宅から持ってきた茹で卵1個を食しました。

それでも疲労感が抜けずこんなところでこんなに疲労するのはどう考えてもおかしいと思いつつ大垂水峠に降下する直前の分岐点にあったベンチに思わず座り込んで最後の茹で卵を食しました。こんなところで休むなんてもう呆然。

久しぶりで見る大垂水峠の陸橋では思わす写真をパチリ。

しかし本当に疲れるのはこの大垂水峠から城山までの上り返しです。

この陸橋の下は甲州街道(国道20号)で近くにバス停がありここで引き返す登山客もいます。

沢に沿って登りさらにまた登り、ようやくなだらかな登山道に出くわしてしばしのリラックス歩行。

その後城山直下の急登でフェイクピーク(偽山頂)に出会いつつもなんとか城山・高尾山分岐点に到着ここから左に行くとすぐに城山山頂です。

城山山頂

山頂は時間帯もあって人出はピークを越していましたがそれでも大勢の登山客が休憩したり付近の桜や白蓮(と茶屋の方は言ってました)を見て写真を撮っていました。

いつもですと城山はスルーするか小休憩する地点としか考えていないのですが今日はここは最初で最後のピークなのでここでゆっくりすることに。

リュックを下ろすとショルダーハーネスに塩が吹いていました。通りで喉が乾くわけだ。

ここまでくるのに5時間かかり朝からピーナットサンド2切れと茹で卵2個だけしか食していなかったのでおにぎり3個をあっという間にペロリ。

さらに糖質を欲したのか初めて茶屋で「おしるこ」(300円)を食しました。小豆は甘からずで程よい甘さです。お餅も薄く小さく切って食しやすかったです。

なぜかまだ全身疲労感があり下山をする前に付近の桜や他の花々をパチリ、パチリ。植物に疎くよくわかりませんが、この時期は花が満開になるようです。

トレランの連中も結構走っていましたが今日の暑さには参ったのではないでしょうか。

城山の茶屋すぐ下には原っぱと花園もあり晴れた日はとても気分がよく眠れそうです。

少し疲労感も回復してきたので下山開始。

稲荷山コースは下山で膝にくることがあったので6号路にコースを変更しようと思っていました。

城山〜京王線高尾山口駅

城山から高尾山方面に下山開始すると登山道に左右に桜の木々が。

要所、要所の広場では花見をしている団体がいました。

当初計画では稲荷山コースでしたが疲労のため一旦は6号路を目指したのですがまた道間違いをして稲荷山コースに入り込んでしまいました。

高尾山は登山道が交錯しているのでぼぉ〜としていると間違えるのです。特に私のような方向音痴は。

結局当初の予定通り稲荷山コースは今日が解禁日で登山道がどう修繕されているかチェックしながら歩きました。

段差が大きいところに木の階段を設けています。

下の登山口に近いところでも木の階段が続いており脚に優しくなっていたので助かりました。

途中から私の後ろにぴったりとついてくる登山客があり私は広い登山道で端に寄ったのですが追い越しません。たまたま同じペースで降りていったのかもしれませんが、ますます気持ち悪くなって下山時の走行を封印しているのにもかかわらず思わず走ってしまいました。

しかし走り出すと脚は軽快に動きます。どんどん速度を上げていき膝を全く痛みません。

これって「おしるこパワー」かなと思いながら登山口まで走り切りました。

追跡者?は完全に振り切りました。

終わりに

完走後明日膝痛になっていたらどうしようと思いましたが、それよりもどうしてあのように軽快に走ることができたのは不思議で仕方がありませんでした。

城山まであれほど疲労感を感じたのに。糖質不足だったのでしょうか。

身体の不思議です。

JR高尾駅構内で販売している私のお気に入りの「おはぎ」は今回パスしました。おしるこで甘いものはもう不要と体が訴えていたのです。

帰宅後はやはり身体疲労が出て午後10時半には早々と就寝。こんなに早く寝たことはありません。ブログを書く元気もなく。

疲れたり元気になったり、そしてまた疲れたり。

1日でこんなに変化する身体はここ数年なかったと思います。

翌朝である今日になって起床後脚の筋肉痛をチェックしましたが腓腹筋(ふくらはぎ)だけはまだ張っていましたがそれ以外はいつもの登山時と同じ程度の筋肉痛です。

ただ腰に痛みがあったのはおそらく下山時の走行で腰に負荷がかかったのではないでしょうか。股関節もちょっと痛みましたから。

いずれにせよ、もう下山時には走らないことに越したことはありません。

膝だけでなく各関節は消耗品なので大事にしなければなりませんから。ただでさえ筋トレで各関節を消耗しているのですから。

日常生活にも影響すれば本末転倒です。

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