社会

 

更新: 2020.11.19

国際男性デーで考えた日本の男性の重荷と女性の社会進出

デジタルニュースを見ると今日は「国際男性デー」という日らしい。

なんでも「男性の健康と性の平等について考えることが目的」で1999年にカリブ海のなんとかという小国で作られた日のようです。

わかったようなわからないような。

どうでもいいようなどうでもよくないような。

男性であることの重荷

男女の性差別は随分昔から日本では当たり前のようにありました。

しかし日本はもともと母系社会だったと記憶しています。それがいつから男性社会になったのでしょうか。

昔から女性は日本社会で色々と差別されていましたが、近年(最近ではありません)では「男という性」であることの生きづらさも話題になります。

男の止まり木」なんて文学的な言い方で週刊誌や小説に登場しました。

諸井薫が「男の止まり木」という本を出したのが1988年。もう30年以上前の話です。

結局なんだかんだ言ってもこれって「真っ直ぐ家に帰れない男」のことを言っているのです。

仕事先で色々あっても家に帰れば女房・子供がおり「男たるもの」なかなか愚痴をこぼせない。

こぼせば「男のくせに」「みっともない」「情けない」などと冷めた目で見られるのがオチと男は思っていたのです。

亭主元気で留守がいい」というキャッチコピーが流行ったのが1986年。防虫メーカーの「タンスにゴン」のCMコピーでした。これも30年以上前の話。

これって日本社会が本当に男性上位なのか疑いたくなりますね。

さらに実際本当に仕事先から家に帰ることができない「帰宅拒否症候群」という現象もありましたし今もあるのでしょう。精神科医や作家が色々分析していました。

2017年には「帰宅恐怖症」(小林美智子著)も出版されましたがその言葉自体はもっと前からあったはず。

こう見てくると日本の男性は随分と前から「男であることの重荷」を感じそれに耐えてきたのですね。

今の日本男性、特に30代〜50代の男性の既婚者はコロナ禍もあってさらに精神的疲労がたまっているのではないでしょうか。

女性が女性であるべきと世間の目があるように男性も男性であるべきとの世間の目があるのです。

これも一種の「日本の同調圧力」の結果と言ってもいいかもしれません。

シングルマザーの出現

一方日本の女性も昔と比べると随分行動範囲が広い生活ができるようになりました。

シングルマザーなんていう言葉ももう日常的な言葉となっています。

このシングルマザーは「未婚の母」のことですがいわゆる昔からある言葉では「母子家庭」と同義です。

池上千寿子が1982年に「シングル・マザー 結婚を選ばなかった女たちの生と性」を出してこの言葉が広まりました。

つまりシングルマザーとはもともと既婚後夫と死別したり離婚したりした母子を言うのではなく「結婚しないで子供を作った母」のことを言うようです。

しかし今では「育てなければいけない子供がいて夫がいない母親」すべてをシングルマザーと言っているようです。

昔から母子家庭は存在し女性の仕事もかなり制限されていた時代にはその生活は苦しい場合が多かったはずです。

政府機関では「母子家庭と非行少年の人口」のような調査データまでありましたから。

しかし今では母子家庭という言葉よりシングルマザーという言葉を多用しているような気がします。

そしてその言葉から来る印象は明らかにシングルマザーの方が明るくたくましく感じるのです。

これって結構女性がたくましく生きることができるような社会に少しずつなってきたということかもしれません。

しかしまだまだ日本社会の中での女性の地位は低いのでシングルマザーの生活は大変なことは大変なのです。

シングルマザーのデータでも「生活はギリギリ」「毎月赤字」という数値がアンケートの半分ほど占めることも事実です。

しかし私がここで言いたいのは「自らシングルマザー(未婚の母)になる女性も多くなってきた」ということです。

これは相手の男性の同意を得た・得ないに関わらず「女性自身の選択」ですから。

日本の女性は本当に女性の進出を望んでいるのか

日本の会社組織は未だほぼ男性社会です。

こういった社会では女性が出世する機会がかなり限定的です。そのため逃避先として結婚後専業主婦を望む女性も多いのです。

仕事と結婚を両立したくとも会社自身が育児期間の設定や給与を認めていない場合が多いからです。

たとえ認めていてもそれを利用することは「周囲の目」によって抵抗があるのです。

政治の世界や大学機関では女性の進出はさらに厳しくなります。

セクハラ、パラハラは日常茶飯事で女性がちょっと出世したり厚遇されたりすると「あのセンセイ・上司と寝たから」とか言われるのがオチな世界なのです。

このような世界で本当に日本の女性は社会に入り込んで男性と同様な仕事をしていきたいのでしょうか。

先述の通りの男性自身が出社拒否症になる社会に。

海外、特に北欧のような小国では社会への女性進出が高いのですがその理由の一つに人口が少なく女性も働かなければ社会・国家が成り立たないからです。

いわば経済的必然なのです。

多くの女性は専業主婦を望むのではないでしょうか。「亭主元気でするがいい」というように。

そうであれば日本はもっと女性進出に力を入れるべきだと男性にいうのは間違いなのでしょうか。

それとも男性が女性が社会に進出しやすいようにすべてお膳立てをすべきなのでしょうか。

「女性の敵は女性である」という言葉があります。女性の進出を拒んでいるのは実は女性自身なのではないでしょうか。

そんな気もします。

まとめ

11月19日が「国際男性デー」なんて変な日だったので少し日本の男性・女性について考えてみました。

いつものように思いつきで書いているので思慮不足で支離滅裂なところがあるでしょう。

今の日本男性は昔の男性から見るととても中性的で女性の感性に近くなってきたように見えます。

良い悪いは別にして多様な感性を持つ男性が出てきたということに間違いありません。

「主夫」や「育男」など女性(妻)がしてきたことを変わって夫がやるようになってきました。これはとてもいいことなのです。

いわゆる生活形態において男女が逆でもいいのです。世間の目などを気にしなければいいのです。周囲は時代の流れに遅れているのです。

女性も昔に比べて多様な生き方ができるようになりました。

シングルマザーは以前「不倫した女」というネガティブな印象でしたが今では「頑張るお母さん」と言った印象を持ちます。

時代とともに言葉や言葉の持つ意味も変わってくるのです。

昨日の私が今日の私ではないように。

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