最近韓国で面白い本が出版され大型書店でベストセラーになっているそうです。日本のテレビでも少し紹介されました。
タイトルは「反日種族主義ー大韓民国危機の根源」といい、執筆はソウル大学名誉教授の李栄薫(イ・ヨンフン)氏ら6人の韓国知識人。
反日種族というのは反日民族より「前近代的」という意味らしいです。
反日活動の主体は金日成から
端折って言うと韓国の反日運動は全て北朝鮮の金日成によって決定され、日本の朝鮮総連系と日本の左翼系の知識人によって1960年代に広められたということ。
朝鮮総連というのはわかりますが、日本の左翼系知識人というのは誰だろう。ひょっとして🎌新聞や日本xx党のことかな。
反日活動の目的
こういった活動の目的は、
韓国を北朝鮮に追従するように韓国国民を反米、反日に導く韓国左翼勢力の戦略
と喝破しています。
従って韓国でまことしやかに言われている日本植民地時代の強制徴用・強制連行や強制労働・奴隷労働などの事実はなく、韓国左翼歴史家が提出する資料にはその根拠が乏しく全くの作り話と多くの資料を明示して断定してます。
従軍慰安婦問題を主導してきた市民団体である「旧挺対協」(現「正義連」)にも言及し堂々と公開討論に応じろと申請しています。
旧挺対協は昔から北朝鮮系として有名でした。慰安婦像をあちこちに設置しているのもこの団体が中心となっています。
韓国にも良識のある人はいるんですね。というか以前から存在していたようですが韓国社会の特徴として国民の考え方が全て「0か100」「白か黒」のいずれかなので揺れ幅が激しく反日の声(ほとんど市民団体)にかき消されていたのです。
本書の著者たちは韓国の権力とどう戦うのか
こういった話を日本人がいくら言っても韓国人に反感を持たれるだけでやっぱり韓国人自ら韓国や日本の歴史に関する捏造を指摘しないと問題解決にはならないとずっと思っていましたが、ようやく「少し」明かりが見えてきました。
「少し」というのは、いろいろと前途多難が予想されるからです。
・長年反日教育を受けてきた韓国人をどう洗脳から回復させるのか。
・文大統領を始めとする韓国政権、政治家、韓国のマスコミなど反日キャンペーンを張る権力団体とどう対抗していくのか。
韓国の新聞の日本版を見ると、日本関連の記事ではなんだこれは?と思うことが多いのです。ほとんど反日的で日本人を煽っているようにさえ見えます。
彼らの日本に関する歴史やニュースを歪んで報道するのはおそらく、
・歴史を正しく理解しているけども感情的に認めたくない
・日本の正しさを韓国の国民に伝えると「親日的」とレッテルを貼られる
・日本に関するニュースを正しく伝えると韓国本社から記事をボツにされる
・韓国で学習した日本に関する歴史について何の疑いももっていない
よく刑事ドラマでは「裏をとる」という会話が出てきますが、これは「証言者の言っていることが本当かどうか調査する」ということですが、新聞記者にも当てはまるはずです。
韓国で学習した日本に関する歴史が来日して全く異なるのはどうしてかと「裏をとる」ことをしていないのでしょう。私から言わせると全くの職務怠慢で、ジャーナリストを名乗る資格はありません。
おバカは韓国ばかりではない
同様のことは日本の記者にも言えることです。ただ単に嫌韓的な記事を書けばいいというものでもなく、この本で書かれたことをいち早く取材し、いち早く記事にすることも新聞記者の重要な仕事ではないでしょうか。(私がこの本を知ったのはテレビとネットからでした。)
日本の新聞記者も本当勉強不足と感じますね。だから発行部数が減るんですよ。SNSのせいだけではありません。(末尾参考記事参照願います。)
この本を書かれた方々は、こういった権力団体にどう知的に対抗できるのか。ぜひ頑張ってもらいたいのですが、もし日本人が大声で「頑張れ」「応援してるぞ」と言えば火に油を注ぐようなもので彼らはまた「親日的」と言われおバカな韓国人にまた暴行されかねません。
もちろんおバカなのは韓国人ばかりでなく、新大久保あたりで「嫌韓運動」をしていた日本人も同類でしょう。皆さん何らかのストレスを抱えているのに違いありません。本人たちは気がついているのかどうかわかりませんが、一種ストレス発散活動なのです、嫌韓、反日運動というのは。
本書は日本語にも現在翻訳中のようですが、出版されたら是非読んでみたいものです。
参考記事:
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