アイキャッチ画像：山本義徳筋トレ大学
毎日のように何かしら筋トレyou tubeを見ています。
初めは純粋にどうすれば筋肥大するのか種目、効かせ方、栄養管理などを勉強するために見ていたのですが、最近はもっぱら娯楽系として見ています。
特に山本義徳トレーナーの筋トレ動画はよく見ています。
しかし他の筋トレyou tubeと同様最近はネタが尽きたのか内容が薄い動画が多くなり寂しい感じがしています。
そのせいか山本さんを「先生」と慕う弟子の筋トレyoutuberAが某ボディビルダーBとの対談で筋トレのやり方に関していまどきのyou tubeらしいドタバタ論を繰り広げそれが筋トレyou tube界に細波程度の波紋を広げています。
横川理論VS山本理論
それによると筋トレyou tuberAは山本トレーナーの筋トレ指導はケガのリスクを考慮し高重量、高回数だけをやるのではなく、高、中、低重量を日分して行い、それに伴いセット数、レップ数を変えていくトレーニング法を展開している山本式を支持しているのに対し、Bのトレーニング方は筋肥大のためにはとにかくオーバーワークしてでも高重量、高セット数で行うという日本のボディビルチャンピオンだった横川選手のトレーニング法を支持しています。
かなりふざけた動画で途中で見るのをやめてしまったのですがこれが他の筋トレyou tuberを刺激したらしくあちこちでこの2つの理論？の是非を話題にしています。
横川理論VS山本理論という対決で視聴者だけでなく筋トレyou tuberをも煽ってしまったようで、彼らAとBからすると狙い通りといったところでしょう。
結論は視聴者のみならず仕掛け人も最初から分かっていると思っていたのですが視聴者の中にはよくわからない人もいたようです。
結論は、
日本、世界を代表とするようなボディビルダーを目指すのであれば普通の筋トレをしていてもダメでケガのリスクを知りつつオーバーロードな日々目指さないとボディビルダーのような大きな筋肉は生まれません。
Bは横川理論と言っていますが当の横川さんは天然派なので理論は持っていません。以前テレビ番組でプロテインを体に擦り込めば筋肉になると信じて風呂場で実践していると語り周囲を唖然とさせたほどの天然です。
したがってAとBが横川理論と言っているだけです。
一方、細マッチやアスリート並みのボディメーキングをするのであれば山本理論でやればいのです。山本さんは101理論の考案者で本も出版していますが私は読んだことはありません。読まなくても大体想像はできますが。
一般人は山本理論で、ボディビルダーは横川理論でというところです。
要は自分はどんな体形、筋肉を持ちたいかによって筋トレのやり方が異なってくるという極単純な話なのです。
孤高のボディビルダーだった山本義徳さん
また山本さんは現役ボディビルダー時代は孤高のボディビルダーと言われて周囲のボディビルダーと少し距離を置いていたのではないかと思います。
昔のボディビルダーは学校の体育系部活と同じで精神論が幅を利かせており理屈っぽい？山本さんの性格とは相入れなかったのではないでしょうか。
そのため精神論ばかりを強調する現役のベテランボディビルダーに対して嫌悪感を抱いているように感じます。
精神論を強調する人には筋トレを指導するトレーナーには向いておらず、逆にトレーニーに適切な指導ができるトレーナーはボディビルダーの頂点には立てないような気がします。
その中で唯一の例外が日本ボディビル選手権９連覇した鈴木雅さんだけでしょう。
精神論だけを唱えるボディビルダーは自分のボディメイキングはできても適切な指導をトレーニーにすることはできません。
昔料理の世界で板前は新人には何も教えず「調理は教わるものではなく盗むもの」と言って教えるのが非常に下手でしたが精神論を唱えるボディビルダーもその範疇の入るのではないでしょうか。
山本さんはこの若い筋トレyou tuberBに論争を挑んでいるのではなくその後ろにいる精神論しか語れないベテランのボディビルダーに向けて皮肉まじりに語っているのです。
筋トレyou tuberの出来不出来の落差は大きい
こんな筋トレyou tubeが出てくるのも先述のとおりネタがなくなってきた証拠でしょう。
毎日筋トレ関係のyou tubeを見ていますが皆さん大変ご苦労様ですとしか言いようがありません。
内容が濃いとき薄いとき、あるいは全くないときがあり出来不出来の落差が大きいのも筋トレyou tube の特徴です。
彼らは自分の身を削っているのです。まるで芸のないお笑い芸人が自分のプライベートを切り売りしているような感じさえします。
しかしブロガーよりyou tuberになった方が比べものにならないくらい高利益を生み出すようです。
終わりに
一流になるには何か一線を超えないとなれません。そのためには精神論も必要でしょう。
ボディビルダーも同様です。
一般人より常識から外れていることを自覚しない鈍感力を持ち、かつ少しおバカでなければボディビルダーとしては大成しないのです。
山本トレーナーは頭が良すぎるのでボディビルダーとしてはトップに立つことができなかったのです。その代わりフィジカルトレーナーとしてはトップに立っているのです。
一般人としては精神論だけでなく技術論も語って欲しいものです。
その方が一般人にとってより身近で到達しやすいからです。誰もがボディビルダーのような体形になれるわけでもなく、また本当になりたいと思っている人も少ないでしょう。
実際ボディビルダーは実に不健康な食生活をしていますからマネをしない方がいいのです。
私は日本の学校の部活のように軍隊式訓練が大嫌いです。例えば高校野球選手の坊主頭、整列、大声で怒鳴るような返事、監督、コーチのいうことの絶対性などは選手の自分で考える能力を抑制してしまいます。
また容易に権力のある人になびきやすいのもこの手の人たちの傾向です。
ボディメーキングのジャンルにはこのような軍隊式を取り入れて欲しくないのです。
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