アイキャッチ画像:朝日新聞
東京オリンピック開催をはじめ日本のテレビ、雑誌等では日本は「おもてなしの国」と強調していますが、本当にそうでしょうか。
コロナ禍の影響で飲食店、介護施設の倒産や看護師や保健所勤務の医療従事者の離職などが国内では顕著になっています。
少子化も含め重労働・低賃金労働を嫌う日本人が多い中、海外からの労働者がそれを補ってなんとか社会が動いているというのが実態です。
目次
人手不足が招く店員の質の低下
こうした状況の中、日本人労働者の質の低下が目立ってきているのです。特に飲食店ではそれが顕著に現れています。
喫茶店のスタッフ
私は毎日ネットサーフィンやブログの作成のため1日2軒喫茶店をハシゴします。
それで気がつくのは喫茶店のスタッフの質の低下です。
どの喫茶店も人手不足でそれが原因で営業店舗を減らす喫茶店も出ています。
スタッフは学生を含む若いスタッフが多いのですが中には年配のスタッフも混じっています。
これらの喫茶店のスタッフの特徴として、
・接客態度が悪い
・長続きしない
が挙げられます。
接客態度が悪いというのは「接客の仕方を知らない」と言い直してもいいでしょう。
学生気分が抜けず、無愛想な注文の受け方をしたり、スタッフ同士の雑談が多く私がレジの前に立っているのを全く気がつかないスタッフも何度も目にしました。
また低賃金のせいかあるいは立ちっぱなし仕事のせいか、すぐ辞めてしまうのでお店は新たにスタッフを導入しなければならず、そうなるとまた仕事のやり方を教えなければならなりません。
さらに仕事を覚えるまでまた粗相、例えばマグカップのサイズを間違えて出したり、レジの打ち方を間違えて注文金額と別の料金を請求したりを繰り返すのです。
しかし仕事を少し覚えたと思ったらまた辞めてしまい悪循環を生んでしまうのです。
しかもバイトなので責任感など皆無です。
高齢者を採用しても楽天やTといったポイントのつくカードのレジの打ち方や多種類ある商品名を覚えることができないのですぐ辞めてしまいます(と言うか首?になります。)
私のような喫茶店の常連になるとこのスタッフは長続きしないなと思ったらほとんどその通りになっています。
飲食店の料理・スタッフの質の低下
私は朝晩は自炊していますが日中は外出しているので昼食は外食となります。特にジム帰りの遅い昼食は定食屋に行っています。
この定食屋もいろいろ問題があるのです。
週に1、2度大戸屋という定食屋に行っていますが、店舗によってシ注文ステムが異なります。
A店ではテールブルに置いてあるタブレットで注文を受け付けます。
B店ではテーブルの上に置いてある呼び鈴で注文を受けにきます。
C店ではQRコードでスマホで注文を受け付けています。
D店では呼び鈴も何もなくお客がメニューを見て「すいません〜」と行ってスタッフに声をかけて注文をします。
大戸屋はコロワイドという外食産業を中心とする企業の持株会社に買収されて以来、各店舗での調理を辞めてセントラルキッチンを始めました。
それ以来どうも店内の空気というかスタッフの雰囲気が変わってきました。なんというのかギスギスしてきたのです。おそらく当時コロワイドから派遣されたスタッフもいたのではないでしょうか。
そのせいかある店舗では元気で仕事熱心と思っていた中年女性スタッフがどうも陰険になってきて私が入店すると「満員です。お並びください。」と言って「あっちへ行け」とばかり片腕を大きく振り回したのです。
私は驚いて帰りましたよ。店長を呼んでやろうかと思いましたが、不本意に買収されたことは知っていましたので黙して退店ししばらくその店舗には行きませんでした。
またC店でQRコードで注文したのですが外国人スタッフがこの注文で間違いないですかと聞きにきました。注文用紙には2食分になっており私は1食分しか注文していないので違うと答えると帰っていきましたが、さらに今度は男性スタッフ(高齢者)が来てこれで間違いないかと聞かれ1食分しか注文していないと再度言うとそのまま調理室に戻っていきました。
私は気になってスマホの履歴を調べるとちゃんと1人前を注文していたのです。その男性スタッフが隣のテーブルを片付けに来たのでスマホで私の履歴を見せると「それはぐるなび(システム)を使っているので今度ぐるなびの人がきたら伝えておきます。」とまるで他人事ですいませんの一言もありませんでした。
この高齢スタッフは本当やる気のない感じでよく首にならないなと思ってしまうのですがそれも人手不足が原因なのでしょう。
中には気持ちのいいスタッフもいるのですがこういう目に合うと行きたくなくなりますね。
それでなくとも私の記憶違いでなければ大戸屋はこの1、2年で2度値上げしているのですから。
もう完全にかつての庶民の定食屋ではなくなっていますし、「おもてなし」などは無関係です。
さらにD店では学生のバイトばかりと言った感じで雑談のオンパレード。お客にまではっきり聞こえる声で雑談していますし、大戸屋の中でも非常に限られた料理しか出せません。
なお悪いことに機械の故障でこれこれの料理は出せませんと紙を見せられます。その紙には10種類ほどの定食名が書かれていたのですがもともと料理数が少ないのに加えてこれだけ料理ができないのなら休業レベルだろうと言いたくなるほど。
これは他店舗でも見られその店では2ヶ月間10種類程度の料理ができませんでした。本当呆れてしまいました。
また外国人スタッフが多いのも大戸屋の特徴です。採用しなければやっていけないのでしょう。
庶民の定食屋「やよい軒」もメニューがどんどん変わって質が落ちてきたなと感じました。
かつてはジム帰りに白米のお変わり自由のやよい軒の特唐揚げ定食を高タンパクを得るために食べていましたがウエストが1cm増えてしまったのでやはり唐揚げは脂肪が多いなと思ってやめてチゲ鍋定食にしたのですがこれを食してお腹を下したのでそれ以来、やよい軒には行っていません。
またここのハンバーグは本当にまずい!かつてあった鶏胸肉の「筋肉定食」は良かったのですが。
やよい軒には番号がふってある食券を購入して壁に設置された料理ができると液晶板にその番号が出ると同時に音声でもその番号で呼び出される店舗もあります。
なんだか味気ない感じになってとても「おもてなし」など言ってられる環境下ではありません。
また都心のやよい軒のある店舗では年配の女性スタッフが多いのですがここでも雑談が多いのです。逆に若い女性スタッフはその年配女性連に圧倒されているのか大人しくしています。面白いなぁ。
ここもおもてなしとは無関係。
もっとも定食屋におもてなしの気持ちを期待する方がおかしいのかもしれませんね。
牛丼屋は外国人スタッフが多い
私はかつて吉野家の「ネギ塩鶏定食」を食していましたが鶏皮がついているのを知って食するのを辞めました。
そして現在は松屋の「豚肉定食」を週1回食しています。松屋の定食で一番脂質が少なくタンパク質もある程度取ることができるので食しているのです。
しかし新宿のある店舗に入ると聞き慣れない言語の会話が聞こえてきます。
食後膳を下げるときに思い切ってその女性に聞くと「ベトナム人です」とニコニコしながら回答してきました。そうすると中にいた女性3人は全てベトナム人か。
ベトナム人労働者が多いとは聞いていましたが誰がベトナム人か見分けがつきません。日本人でも通用する感じですから。
ちなみに上記のグラフから外国人労働者としてベトナム人は中国人に次いで多いのです。
それで思い出したのが以前奥高尾の山々を縦走していると城山から高尾山方面に行く途中で若い外国人の男女の会話を耳にしたのですが中国語でも韓国語でもない何語を話しているのか気になったのですが、今思うとどうもこのベトナム語だったのかもしれません。女性の横顔からは韓国人っぽかったのですが。
さらにたまにですが松屋で「台湾風まぜ牛めし」を食しますがこれがうまい!脂質が36.1gありちょっと気になるところですが私は1日の脂質量は50〜60gとしているので運動すれば良しとしています。
さらにタンパク質も26.3gあります。
問題は丼でうまいので早食いになってしまって食後眠くなってしまうことです。
補足:ウガンダから同性愛の女性を難民として受け入れる判決
大阪地裁が一旦は出入国在留管理庁に拘束されたウガンダ出身の同性愛の女性の難民指定を支持する判決を下したのは異例らしい。
過去に出入国在留管理庁がLGBTQに対して難民認定したのは過去に3例ほどのみで司法判決としては初。
なぜ今回難民認定の判決を下したのは定かではありませんが、これも一種の「おもてなし」か?
なんと言っても同性婚を認めないのはG7で日本だけなので今年G7会議の開催国である日本はそれをおもんばかったのか。もっとも地裁に国が圧力をかけるとは思えず、また地裁がそれに屈するとも思えず。
なぜならどうせ最高裁まで行ったら国に屈し同調するのは決まっているわけですからせめて地裁・高裁までは抵抗しようと言う考えがあってもおかしくはありません。
これは地裁の気の利いた「おもてなし」なのではないでしょうか。
ちなみにこの出入国在留管理庁の全国の施設で収容されている外国人は多数いましたがこのコロナ禍で感染防止のために仮放免されその収容人数は激減したと言うことです。
なんとも皮肉な話。
しかしそれでも収容者のうちに難民指定待ちの人たちはまだまだいるのも事実。
さて日本政府は今後この国内外から問題視されている難民問題をどう解決していくのでしょうか。
うわべだけの「おもてなし」ではとても解決できる問題ではないし、すでに収容所での自殺者を含む死亡者が多数出ている現実に人権問題・人種差別との声が大きくなってきています。
終わりに
全て私の実体験なので安価な飲食店ばかりの話になってしまいなんだか締まりがない話になってしまいました。高級ホテル・飲食店には行ったことはないのでよくわからず。
日本の飲食店もコロナ禍で厳しい経済状況におかれ家族経営の飲食店のみならず全国チェーンの大型飲食店でさえ店舗数を激減させざるを得ない状況でした。
さらにそれで溢れた従業員も働かなければ生活ができないので一時的にウーバーイーツなどの配達業に転じた人たちも大勢いたはずです。
シングルマザーや非正社員の人たちも首切りにあったりしたことでしょう。
こんな環境下で今更飲食店にスタッフの質を求めても仕方のないことでこんなものと思えば諦めもつくのかもしれません。
高級ホテルや高級飲食店のみに「おもてなし」が存続できる余裕があるのかもしれません。
しかし私はこの「おもてなし」と言う言葉になぜか胡散臭さを感じているのです。
特に海外旅行客からは日本の細やかな心遣いに感嘆したり感謝することもあるでしょうが、それは表向きでその彼らが日本に住むこととなるとそれは全く別の顔を日本人は見せるのです。
近隣に住む異文化の外国人に対する警戒感は他国に比べて人一倍強く、本人は人種差別とは全く思っていなくとも当の外国人は人種差別されたと思うことが多々あるのです。
どの国の人たちも表向きの顔と内向きの顔を持っていますが日本人ほどその差が激しい国民はいないかもしれません。
在日外国人は日本人の全く異なる外面と内面にさぞかし困惑しているでしょう。
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