健康

週刊誌・TVで加齢による筋力低下の話題が多くなってきたが….

毎週のようにどこかの週刊誌やテレビで加齢による筋力の低下の話が出てきます。

そのキーワードはコロナ、老齢化、フレイル、ロコモサルコペニア、加齢、筋力低下です。

コロナ禍の時代に入り自宅勤務や外出を控える人が多くなり運動不足になった反動も多分にありますが、基本的には世界的に人類は老化の傾向にあり特に日本はその老化の最先端をいってる国です。

今や国民の29%が65歳以上の日本は高齢者大国なので他の先進国からも高齢者の生活、政府の対処の仕方などで注目を集めつつあります。

その対処の一環にフットネスクラブがあります。

ジムで見かける高齢者

欧米に比べてジム後進国だった日本も高齢化を見越してか今では全国にジム(フィットネスクラブ)がパーソナルも含めて多数乱立しています。

今日のジムでも高齢者がたくさんきていました。

チェッカー模様のステテコのようなパンツをはいた高齢者

筋トレ後トレッドミルをやろうとしたところ、前方のトレッドミルでウォーキングをしていた高齢者を見えました。

その服装はコットン製のTシャツ(スポーツウエアは100%化繊)にチェッカー模様の膝下まであるパンツを履いていました。そのパンツは丈がどう見てもステテコのようなのです。

年齢は明らかに80歳を超えているように見え、顔は福田赳夫元首相に似ていました。

小柄で腕や脚が細く立っているのがやっとで病み上がりではないかと思ったときに、この高齢者、以前もトレッドミルで見かけたことがあると思い出しました。

どうかお元気で。

パワープレートでゆっくり寝返る高齢者

筋トレとトレッドミルが終了後パワープレートで全身の血流を良くし疲労物質を流し膝向けにジグリングをします。

私の隣のパワープレートを女性の高齢者が使い始めました。最初は私と同じように立って振動を受けたり中腰の姿勢で振動を受けたりしていたのですがやがて横向きに寝て振動を受け始めました。パワープレートではいろいろな姿勢で振動を受けることができるので別に変わったことではないのですが、そこし驚いたのはその次の姿勢への動きでした。

反対側に横向きになろうとしたようですがモゾモゾしてなかなか反対側に向きません。

1分ほどかかって右横から左横向きに変わったのです。普通はかかっても数秒でできるところを1分かかってやっていたのです。その後の動きも非常に遅く見ててかなり筋力が落ちているなと思いました。

腹這いになって両膝を曲げると両脚のふくらはぎが見えましたがもうフニャフニャで筋肉(腓腹筋)などどこにあるのかといった具合です。フニャフニャな部分はもちろん体脂肪です。

腕も同様でおそらく全身の筋肉量が圧倒的に不足しているように見えました。だから動きが遅いのでしょう。

今からでも遅くはないですから筋トレをしたほうがいいと思ったのですが如何せん赤の他人なので私がいうとお節介になるので当然のことながら言いませんでした。

またフニャフニャで思い出したのが次の女性です。

トレッドミルでウォーキングするたびに背中がタップンタップンする女性

タンクトップを重ねて着ていたこの女性は高齢者ではなく50歳前後の女性でしょう。

私のトレッドミルの前方でウォーキングしていたのですが、背中の両脇部分が両手を前後に振って歩くたびにタップンタップン揺れているのです。

肌も日に焼けており私より速い速度で歩いていたのでそれなりに鍛えているのだと思って初めは大円筋がものすごく発達していると思ったのです。

ところがどうも大円筋にしては波打ちが大きく、これって脂肪ではないのかと思ったのです。

どうも2枚重ねしたタンクトップを脇の下が締め付けられてそこの脂肪分が背中の脇上に押し上げられていたようです。

それで両手を前後に動かすたびに脂肪がタップンタップン動いていたわけです。

驚きました。女性ってこんなところにこんなに脂肪がつくのですか。

それでもまた思い出したのがバストのない女性が脇の脂肪を全てブラジャーの中に入れて胸を大きく見せることがあると聞いたことがあります。

その余った脂肪が後ろ(背中)に集まってしまったのでしょう。

男性はほとんどお腹周りに脂肪が付きやすく女性は上腕、腰回りと太ももに付きやすいとは聞いたことがあります。

背中もそうなのでしょうか。この女性が見た感じ中肉中背で決して太ってはいませんでした。

重要性を増すジム(フィットネスクラブ)の役割

少子化の中での高齢化という恐るべき人口分布事態の中で政府も高齢者はいつまでも働いて年金を受給するのではなく払う立場でいて欲しいと願っています。

そのためにも保険料のかかる医療施設をを使わないで済むよう高齢者にはいつまでも健康であって欲しいと願っているわけです。

また高齢者が早く死ぬ分には問題なしととも思っているはずです。

その状況の中でジムの存在は今後ますます需要が高まるでしょう。

ジム運営会社でも高齢者を意識したトレーニングを考案し今では早歩きトレーニングを推奨したりしています。

動きを止めると老化した体は固まります。

筋肉は収縮と伸張で動くのです。バネが伸びたり縮んだりするように。

体が固まるということは筋肉の収縮と伸張ができない状態ということです。だから体が動かなくなるのです。

とにかく体を動かし筋肉の血流を良くすることです。血流がよければ身体の隅々まで酸素や栄養素を運ぶことができます。

筋力トレーニングだけでなく常に体を柔軟にすることも大切なのです。

どちらかというと男性は筋トレを重視しストレッチを軽視しがちであり、女性は反対にヨガなどのストレッチ系運動を重視し筋トレを軽視しがちです。

両方できて『動ける身体』が出来上がるのです。

終わりに

高齢化社会における身体の問題を数多くメディアが取り上げるようになりましたが、もともと日本は筋トレ後進国だったので筋肉の重要性を軽視してきたツケがフレイルのような問題を起こしているのではないでしょうか。

私も50代後半になって登山にはまりその結果筋トレにはまり現在に至っているのでは人のことは全く言えません。

しかしその後筋トレ、登山から筋トレ・栄養・睡眠の重要性を認識できるようになりその結果健康というものも考えるようになりました。

各人に合ったトレーニングがあるはずです。

私も今日の筋トレは背中と肩の日でしたが今このブログを書いている時点でも背中が張った感じがします。明日の筋肉痛が怖い感じもします。

しかしもっと負荷をかければいいのかもっと軽い負荷でセット数を増やせばいいのかは自分の身体と相談して決めるほかありません。

継続は力であり筋肉は裏切らないのです。

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