ゲキxシネで「狐清明九尾狩」を新宿バルト9で観てきました。
平日とあってガラガラで観客も年金受給者がほとんどでした。
1週間程前も観に自動券売機の前まで行ったのですがチケット代が一律2200円だったので思わず後退りして帰ってしまったのです。
しかしやはり他にどうしても観たいという映画がなく、かつ今時の気温では登山もままならず気分転換に思い切って2200円を払って観てきたのです。
過去に観たゲキxシネ
ゲキxシネは劇団 新感線主宰の劇を映画でも観賞できるようにした映画です。
これまで3回観てどれも面白かったので当たり外れはないだろうと踏んでいたのです。
ちなみに過去観たゲキxシネ3本は、
「薔薇とサムライ」(古田新太、天海祐希主演)
「シレンとラギ」(古田新太、藤原竜也主演)
「五右衛門ロックIII」(古田新太、三浦春馬主演)
です。
どれも面白く特に亡くなった三浦春馬さんの歌が思いのほか上手だったのにもは驚きました。
それでも2200円したのかな。記憶がありません。
今回は古田新太さんは出演せず、中村倫也さんと向井理さんの共演です。
歌があるかなと思っていたのですが残念ながらアテが外れてしまいました。
あらすじ
平安時代の京の都を舞台に陰陽師安倍晴明と中国の妖(あやかし)に取り憑かれてしまった陰陽師宗家の賀茂利風の対決です。
なかなか面白かったと思えるのは終盤の狐に取り憑かれた賀茂利風と安倍清明の知恵比べ、術比べです。
それ以外ははっきり言って至って単調で期待外れでした。
いつも気になるのですが新感線の役者だと思いますが、つまらない(下手な)人は必ずいますね。
笑いを取ろうとしていボケて失敗していたり本当の大根役者だったり。
それは日本の妖の元締めのような存在の役(調べると千葉哲也さんという俳優兼演出家でした)と宮廷警備の長の役をしていた2人です。
以前も見たことがあり下手な役者だなぁと思っていたら今回も出演していてつまりませんでした。
劇団の中で長い経歴があるのかそれとも友達つながりなのか不明です。
相変わらずの演技は高田聖子さんくらいのものです。
役者の顔ぶれや舞台装置からすると映画館でも2200円取らないとペイしないのだろうとは思いますが過去3本の新感線の芝居よりも明らかに面白さは欠けていました。
ただ中村倫也のメリハリのきいた声には好感が持てました。
終わりに
残念ながらちょっと期待外れの映画(演劇)でした。期待が大き過ぎたのかもしれません。
PLAN 75を見たときも観客は圧倒的に年金受給者が多かったのは理解できましたが今回も同じだったのはどうしてでしょうか。
やはり平日だったからでしょうか。それともこの芝居は高齢者向きだったのでしょうか。
演劇に興味があるのかそれとも中村倫也さん、向井理さんのファンなのかあるいは安倍晴明の物語に興味があるのかなぜ高齢者が観に来ているのかわかりません。
以前週末に自動販売機まで行ったときは予約席がほぼ90%だったことを覚えてます。週末はきっと若い人も来ているのでしょう。
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