週末の天候不順があったとはいえ3週連続で山に行かないのは無意識下で左膝の不安があるせいか。これでは新しいトレランシューズを試す機会もなかなかありません。
しかし天候に左右されないジムは頼もしい環境です。
今日は上半身の筋トレでインクラインダンベルフライとダンベルフライをいつものように粛々とやった後パラレルグリップ懸垂をしていた時です。
後ろの方で何やら不穏の空気が流れてきました。
マスク未着用の男性にマスク着用の男性が切れる
その騒動はトレッドミルで起こりました。
私がいた筋トレコーナーは壁一面に大きな鏡があり自分のフォームを確認できるようになっています。
その鏡越しに一人の黒マスク着用の男性が通りかかったスタッフに何やら注意しています。
するとスタッフはトレッドミルでウォーキングをしていた男性のところへ走って行って何やら注意しています。
どうもマスクを着用しないでトレッドミルをしていたようです。
その男性の年齢は後ろ姿だけでよくわかりませんが中高年であることは確か。
体調が悪いとか体温が上がるとかスタッフに何やら弁解しているようでしたがそれを見た黒マスク着用の男性は10m程離れた別のトレッドミルから飛び降りてそのマスク未着用の男性のところへ飛んで行きました。
何やら言ったかと思うと手でマスク未着用の男性を突き飛ばしました。
それを見たスタッフが間に入って黒マスクの男性に離れるように指示。
マスク未着の男性も「何だこのやろう!」と大声で応酬しています。
それに対して黒マスクの男性も「マスクしろ!」と怒鳴っています。
私はちょうど懸垂でインターバルを取っていたので鏡越しで全てを見ていました。
結局最後はスタッフに説得されたのかマスクをしてトレッドミルをしていました。
何かこれまでになる伏線が双方にあったのかもしれません。
黒マスクの男性はあのゴルフ男だった
実はこの黒マスクの男性には見覚えがあるのです。私のブログでも何度か登場してきた筋トレコーナーで5kg程度の軽いダンベル(鉄アレー)やタオルをブンブン振り回してゴルフの素振りをしているあの男だったのです。
年齢は60代前半に見えますがもうリタイアしたのか何か仕事をしているのかは不明です。昨年頃から見かけるようになりました。
一見内向的そうであんな感じで怒鳴ったり人を突き飛ばすようには見えなかったのですが自己中の印象はありました。
筋トレコーナーで筋トレをするわけでなくゴルフの素振りをブンブンするくらいですから。
大きな鏡はフリースペースやロープトレーニングをするところでもあるのでそこですればいいのにと以前から思っていました。
筋トレするものから見ると邪魔で危なく見えるのです。
自称警察がいるのは日本特有の現象か
しかしこのジムでの出来事は起こるべくして起こったものです。
他の人が我慢してマスクをしているのに一人だけマスクをしないでいることへの不公平感、ルール違反が許せなかったのでしょう。
これって営業自粛期間でも営業していたパチンコ店や飲食店が「自称警察」の人たちによって罵声を浴びせられたりお店に落書きされたことと同じ現象です。
しかしこれってなんとなくドイツのポーランド侵攻における人種差別にも似たような現象だなと思いました。
そう思うのは以前ブログでも紹介しました須賀しのぶの作品で「また、桜の国で」に出てくるドイツ系ポーランドによるユダヤ系ポーランド人の人種差別を思い起こさせたからです。
どちらもポーランド人でドイツが侵攻する前は普通に生活をしていたのに侵攻後にドイツ系がユダヤ系をナチスに売ったりあからさまな差別をしたりするのでした。
多くのユダヤ系が狭いゲットーの中に隔離されて生活を余儀なくされやがてアウシュビッツのような収容所に送られて殺されたのです。
今日のジムでの出来事にはそれを思い起こさせたのです。
日本は民主国家で資本主義社会でありますがやはり全体主義的な一面も持っているのでしょう。
他にこんな国あるのかな。なんだかご近所のあのデブの小男が思い浮かびます。
警察に協力的な社会は健全か
例えば、車を運転していてその先に警察によるスピード違反の検問所があるとします。
おそらくフランスやイタリアでは対向車がライトを点滅させたり大声で「この先にマッポがいるぞ」と注意してくれたりするでしょう。
ほとんどアンチ警察、権力なのです。
それにひきかえ日本ではどうでしょうか。注意してくれる日本人もいるでしょうが、多くは何も言わないのはないでしょうか。むしろ(検問に)引っかかれなんて思う人もいるかもしれませんね。
特にフランスはアメリカほどではないにしろ警察官には暴力的な面があるのでアンチ警察に傾くのかもしれません。
あるいは革命で自由を手に入れた国だからかも。
日本でも昔の警察官は権威主義で態度が大きかったようですが現在も一部ではありますが権力を振りかざす警察官はいるようです。
それでも日本人は警察官に協力的と言えるでしょう。それはなぜなのでしょうか。お上意識がまだあるのでしょうか。それとも権力に非常に弱い国民性なのでしょうか。
あるいは日本の警察が他国のそれに比べて良心的なのかもしれません。
日本人は従順で政治家や警察官など権力者から見ると実に扱いやすい国民に見えるはずです。
しかしそんな社会、国民が果たして健全と言えるのでしょうか。
まとめ
マスク未着用問題は、東京都からマスク着用でジム営業が認められているのでジムも辛いところです。
ただし喫茶店でも対面で会話する客でもマスク未着用が多くなっている現在、ジムではいつまでマスク着用を義務付けるのか考える時期です。
私自身以前筋トレでマスクを顎に引っ掛けていた若い男性に「マスク」と注意したことがあります。その男性は慌ててマスクで口と鼻を覆ったのですが。
あの時スタッフに任せて放っておけば良かったのかもしれません。スタッフがマスク未着用の人を注意するかしないかは最終的にはそのジムの考え方なのですから。
その考え方に合わなければ退会すればいいのでしょう。
しかしマスク未着用が暗黙の了解になったとしたらそのジムは誰かに東京都へチクられる可能性があるでしょうね。いろんな人がいますから、この世の中。
「文春砲」なんてほとんどタレコミ、チクリから始まっているのです。
これもなんだかユダヤ人に対するドイツ人の密告に似ているのかもしれません。
こんな日本ってどうなの?
間違っても文春が正義の味方だとは思わないように。
こんばんは。taoさん。
嫌ですね。こんなトラブル、他人がマスクしていようがいまいが
その人には関係無いのに突き飛ばすなんて
暴力振るった時点で、こちらのジムでは即刻強制退会になります。
フリーウェイトのところでマスクしているの半分くらいです。
他人がマスクしていないから怒るなんて自粛警察って言うより
変な価値観押し付けの一人よがりでしょ。
99.9%のマスク、ウィルス通します。
本当に防止したいのなら、防護服にゴーグル、医療用マスクが
必要で、ジムでは動けないと思いますよ。
@yutaka
メールありがとうございます。
注意はスタッフに任せるべきですね。あの黒マスク男はやりすぎです。見ていて何様だと思いました。
しかし東京のジムはまだマスク着用が解除されていません。
マクス着用がいいか悪いかの問題ではなくマクス着用が義務なのです。
それを了解の上でジム会員は入館しているのです。
したがって残念ながらマスク着用は必須です。
またジムのやり方に不服があれば退会してマスク未着用でもokなジムへ行けばいいと言われるだけのことです。
実際ジムの休会・退会は多いと思いますよ。特にシニアにとってはマスク着用での運動は苦しいだけですから。
ジムは今普段の3分の1程度の入りです。
マスク着用は京大の山中教授が「ジョギングで大きな息を吐いた時に飛沫感染する可能性があるので
ジョギング中もマスクをしましょう」と発言したことから日比谷公園でジョギングしている人に対して
通行人が都に通報(チクって)してマスク着用要請が出た経緯があります。
それが登山、ひいてはスポーツジムまでマスク着用が拡散してしまったのでしょう。
またマスク着用がウイルス感染に全く効果がないのであれば未だ多くの人が
外出時にマスク着用している意味が全くないことになります。
(例えばウイルスが混入した唾液飛散を抑制できる)意味があるから着用しているわけです。
私もこんな苦しいマスク着用は早く解除されればいいと思っていますが、いつになることやら。
室内とはいえ熱中症の問題もありますしね。
yutakaさんが通っているジムは会員の自主性に任せたいわば「大人のジム」のようですが、
こちらのジムは「お上に従順なジム」で悪く言えば「お上任せ」なのです。