ジムにはいろいろな人たちが来ます。この時期になると春休みなのか学生っぽい連中も来ます。まあ1、2ヶ月で姿を消すのですが。
以前何度がブログにもユニークな人たちを書きましたが、今日はそのような連中とはちょっと違った人をジムで見かけました。
ジムで刺青をした若い男性
下半身と肩の筋トレをメインにしたトレーニングを終えシャワーも浴びてさて帰ろうとしたロッカー室の入り口でスタッツと立ち話をしている真っ裸の男性がいました。
しかし裸なはずなのに腕に何か色がついていたのでふと見るとその男性の左腕から肘にかけて一面に刺青に彫ってありました。
若者のお遊びでタトゥーを入れたりシールを貼ったりするのとは明らかに違っています。
色白な肌なので鮮明に見えます。まだ若く20代でしょう。顔を見てもほとんどその筋に人には見えないのですが、今時のヤクザは普通っぽい感じのヤクザも多いらしいのでわかりません。
スタッフと話している事は当然この刺青のことだろうな、と思っていたらどうもそうでもない様子。
この若いスタッフはどういう話をしたのでしょうか。ビビって刺青のことは全く話さなかったのでしょうか。よくわかりません。刺青の男性もごく普通に会話している感じです。私もロッカー室の入口に長居する理由もないのでそそくさと退出しましたがその後どうなったのでしょう。
このジムは全店舗刺青の方お断りだったはずです。(このジムだけでなくどのジムもそうだと思いますが)
この店舗で刺青を見たのは初めてです。
もう随分前になりますが私がまだ筋トレをしていなかった頃、別の店舗で腰痛対策でプールで水中ウォーキングをしているときに肩に円形の幾何学模様の刺青をした若者が来ましたがスタッフに注意されて退出していったことを記憶しています。
こちらは明らかにヤクザの刺青ではなくアートとしての刺青(タトゥー)の感じがしましたがそれでも退出です。
その後方針が変わったのでしょうか。
電車で見かけた両腕刺青の男性
この刺青で思い出したのですが、電車で40歳前後の坊主頭のちょっと精悍な感じがする男性がTシャツから両腕に上記の若者の刺青より濃い刺青を見たことがあります。ずっとスマホをいじっていていましたが。
ヤクザ独特の刺青ではなく何か模様(三日月をたくさん組み合わせたようなもの?)のようです。以前これと同じような模様をふくらはぎにした若者を複数見かけたことがあります。
その後何度か電車で見かけた後も地元スーパー近くを同じ格好で歩いているのを見かけ驚いたことがあります。まあすごい違和感!電車に乗っていたときもそうでしたが一人だけ街から浮かび上がっています。もっともディープな高円寺あたりなら溶け込みそうですが。
私はこの刺青がたとえアートとしても馴染めません。違和感がありあり。考えた方が古いのか芸術センスゼロなのでしょう。
刺青(入れ墨)の歴史
古代から民族的に刺青(入れ墨)をする人たちはいました。
日本列島では北方民族であるアイヌ人が口の周りや腕に入れ墨をしていました。
また南方では奄美群島から琉球諸島にかけて女性が「ハジチ」と呼ばれる指先から肘にかけての入れ墨をしていました。
江戸時代になると犯罪者に腕などに線などの入れ墨を入れました。
さらに縄文時代の土偶の表面にも入れ墨があります。(この場合、「刺青」とは言いません。)
そう考えると日本でも結構古い歴史があるようです。
おそらく日本の刺青の風習は太平洋諸島の人たちから伝搬したものでしょう。
タトゥー(tattoo)という英語ももともとタヒチの言葉で「皮膚を傷つける」という意味から由来したものと言われています。
入れ墨」と「刺青」と「タトゥー」の違い
入れ墨と刺青はほとんど同じ意味ですが、刺青はもともと「しせい」と呼ばれていました。
タトゥーと入れ墨(刺青)の違いは入れる針の深さです。浅い方がタトゥー、深い方が入れ墨(和彫り)です。
個人的な感想で言うと、タトゥーは若者がお遊びもしくはアートとしてするもので入れ墨はヤクザがするものという印象があります。
また刺青をする人はメンタルが弱い人だという説があります。
何度も刺青を入れる人は特にそうです。刺青を入れることによって自分が強くなったと思うようです。
脳科学者の中野信子先生だったら答えてくれそうです。
いずれにせよ体に異物を挿入することに変わりはないので体に良いことではありません。
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