かつて緊急事態宣言前には都内の図書館でNHKラジオ講座「実践ビジネス英語」でディクテーションをしていました。
ディクテーションというのは録音された英会話を聞きながらその会話を筆記(文字化)していく作業を言います。
つまり(英語の)リスニング→(英語の)ライティングに変換する作業です。
私は毎月テキストとCD(今ではパソコンやスマホからダウンロード可能)を買っています。
CDはパソコンにダウンロードしてウォークマンに再ダウンロードします。ウォークマンには語学学習機能が付いているのでリスニングがしやすいのです。
目次
2020年7月号は2019年6月号の再放送だった
現在図書館ではなく自宅で夜ディクテーションをしていますが、今月の7月号の内容が以前聞いたことがあるような気が毎回レッスンを聞くたびにするのです。
それでたまたまテキストの表紙をよく見ると下の方に、
「2019年6月のアンコール放送」と書かれていたので唖然としたのです。
やっぱりどこかで聞いたことがあると思ったと思う同時に7月号を買って損したという気持ち。自宅にはそのテキストと録音が残っていたので。
たまに以前と同じような文だなと思うことはありますがこれほど毎回レッスンを聞くたびに以前聞いたことがあるなと感じたことはなかったのでした。気付くのが遅すぎですね。
おそらくこれは新型コロナで英会話担当の外人数名のセッションが出来なかったのではないかと勝手に思っています。
購入する前にテキストをよく見なければなりません。
2冊のテキストを比較してみると
それで本棚にあったその2019年6月号のテキストの同じレッスンのページを調べてみました。
毎回聞き取れない単語にはカラーマーカーでチェックを入れているのです。
1回目は「グレー」、2回目は「薄オレンジ色」というように。
これで2冊を比較すると2019年6月号と2020年7月号で聞き取れなかった共通の単語がいくつあるかチェックしてみたのです。
それは下記の写真左ページの赤線を引いた単語がそれに該当します。
結構ありますね。これだけあるというのは私のリスニングが1年間大して進歩していないということでもあります。
単語もよく忘れています。本当にすぐ忘れます。
また注意点として事前にその英文を見てはいけません。事前にその英文を見てしまうとリスニングしている時に聞き取れなくても見た英文でライティングしてしまう恐れがあるからです。
1回、2回のリスニングではとても理解できないのでわかるまで何回も聞き取ります。
やっぱり英語のエリゾンは聞き取りにくい
またどうしても聞き取れない文字もあります。それはエリゾン(リンキング)です。
エリゾン(リンキング)とは単語と単語を続けて読む場合に発音が変わったりなくなったりすることです。「連音」とか呼ばれています。
詳しくはThe English Clubに記載されています。
例えば、
こういう単語をネイティブスピーカーに話されるとわかりずらいのです、特に私には。
エリゾンは音声変化
音声変化には「連結」「脱落」「同化」の3種類がありこれらをエリゾンとも言うようです。
連結(Linking):
単語と単語の音がつながること。英単語は、一つ一つ独立して発音されずに、つながって発音されるため、単語の切れ目がわかりにくくなる。
脱落(Elision/Reduction):
自然な会話スピードでは発音しなくなること。ゆっくりと発話した時には発音される音が、省略され、発音されなくなるので単語が聞き取りにくくなる。
同化(Assimilation):
単語と単語の音がつながって別の音に変化すること。発音しやすくするために変化させるが、音を変化させることによってスペルと違う音になる。
まとめ
今回のダブったテキストで1年前の自分のリスニング能力は現在に比べて若干の進歩はあるもののまだまだ未熟と実感しました。
英語のエリゾンは本当に私のような日本人には難しいのですがこれはもう慣れしかないですね。(エリゾンはもともとフランス語)
どれだけ多くの英語のシャワーを浴びるかまた英文法も知っておかなければなりません。シャワーと言っても「聞き流す」という意味ではありません。
毎晩テキストのスピーキングもしているのですがシャドーイングもしてみようかと思っています。自分で発音できない単語は聞き取れない単語なので。
好きでやっていることとはいえ進歩のスピードが遅いと私の年齢から言って英語のリスニング・スピーキングが出来る前に「お迎え」がきそうです。
筋トレと同じく量・質とも足りないのでしょう。これが事実なのです。
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