アイキャチ画像:quora
先日観た「PERFECT DAYS」は国内外の映画祭で評判のようです。
本当にいい映画でした。観終わった後で「ああこの映画は禅の世界のような。ミニマリストの生活のような。何か削ぎ落とされたような感覚。」そんな印象さえ持ちました。
しかしこの映画で主演した役所広司の銭湯シーンでは彼のある身体の部位に釘付けになったのです。
それは大胸筋。
役所広司の大胸筋が無惨なほど垂れている
私は筋トレをしているので人の体形に自然と目がいきます。
釘付けになったのは役所広司の銭湯で体を洗っているシーンで彼を横から撮った映像です。
その時彼の大胸筋は非常に垂ていたのです。こんなに胸は垂れるのか、という程です。
まるでおばあちゃんのオッパイみたいに、です。
私は非常にショックで著名俳優(俳優は身体を鍛えていると勝手に思っっていた)がなぜこんな体形で映画に出演するのかといぶかしく思ったのです。
映画では彼の妹とその娘が登場しますが、その姪っ子は中学生か高校生です。仮に妹が30歳のときの子供で16歳とすると、妹は46歳、そうすると兄である役所広司は50歳前後、多く見積もっても60歳前でしょう。
その年齢の割には胸が垂れ下がり過ぎ。正直「醜い」と思いました。
もう老人の役しか来ない、演じないと決めていたからでしょうか。あるいは元々自分のシャイプアップなどは全く気にしない人なのか。
いずれにしても非常に残念です。
ジムで筋トレする中高年も胸が垂れている
私が通うジムでも中高年の男性はごく一部の人以外はみなさん胸が垂れているか平坦なのです。
私が筋トレをやり始めた頃にはすでにジムでトレーニングしていた今では70代後半になった高齢者がいます。
普段筋トレでは12〜14kgのダンベルでプルオーバーをやり、10〜12kgのダンベルを持ってサイドベントをやったりしています。自重ではベンチに仰向けになってレッグレイズをやり直腹筋を鍛えています。
それ以外にも何かやっているようで最後にはトレッドミルで大股で30〜40分間ウォーキング。
非常に小柄で160cm程度ですが元気そのものです。
しかしその人がパウダールームで顔や体にクリームを塗っているときに見た大胸筋は役所広司と同じく非常に垂れ下がりかつしぼんでいました。
そう言えば胸トレをしているところを見たことがありません。ダンベルプルオーバーでは大胸筋を鍛えてくれますが、背中にも入りますのでどちらを意識しているのかわかりません。
大胸筋を鍛えるとこにあまり関心がないのかもしれません。
あるいは昔ベンチプレスをやっていたけどももう重いのでやめてしまったのか。
ジムでよく見かける70歳前後の高齢者はトレッドミルで毎回30程度走っています。私などは山に入ると走りたくなるのですがトレッドミルはおろか平地を走るのは大嫌いです。
この男性は私より心肺機能は高いと思いますが、筋トレは脚のマシンかたまにフリーウエイトでベンチプレスやベントオーバーローをやっている姿を見かけますがほとんど30〜40kgと軽量でやっています。
しかしこの男性もパウダールームで裸姿を見ると胸が垂れているのです。
そのほかジムに来る時ときどきリュックに1本テニスラケットを差し込んで来られる人がいます。
スリムで革ジャンにジーンズと運動神経が良さそうに見える60歳前後の人なのですがこの人も胸は平坦で少し垂れ気味なのです。
まるで大胸筋などには全く興味がないようにさえ見えます。
上記以外の中高年の人たちは程度の差ことあれほとんど同じです。大胸筋が消失しています。
どうしてジムに来ているのに胸トレをしないのでしょうか。
大胸筋の筋肉肥大は時間がかかる?
私は体質的に痩せ型で骨が細く、筋肉質ではなかったので筋トレをやり始めてもなかなか筋肉はつきませんでした。
今だに太ももの太さは筋トレを始める前と同じで大胸筋に至っては筋トレ4年目にしてようやく付いてきたなと実感したのでした。
このように超スローペースで筋肉がついてきたタイプなので筋トレに関しては超凡才です。
超凡才というのはやっぱり筋肉肥大にも才能というものがあるからです。
・体質的に筋肉がつきやすい
・小柄である(力学的に。日本の著名なボディビルダーのほとんどは身長160cm台です。)
・生まれつき関節、腱、靭帯が強い
このような体質、体形が大きな筋肉を生み出しやすくさせるのです。
上記に当てはまらないフィジーカーやのボディビルダーもいるかもしれませんがそういう人たちは仕事をせず筋トレに人生を捧げている人たちです。
また定年退職後ジム通いになった人も多いと思いますが、中高年になってから筋トレをするのと若い頃から筋トレをするのでは筋肉肥大のスピードとその筋量に違いがあります。
やはり若い頃の方が筋肉がつきやすいのです。筋肉の回復力が決定的に違います。
したがって思った以上になかなか筋肉が付かないことで筋トレを諦めてしまう中高年が多いのです。たとえ若い世代でも筋トレ1年未満で辞めてしまう人が多いのですが上記の才能のある人以外はそう簡単には筋肉は付いてくれないのです。
こういったことから筋トレをやめるか継続しても筋肉肥大ではなく「筋量の維持」「健康であれば」という方向に転換する人が多くなるのです。
ジムに来ても大胸筋がしぼんでいる多くの人たちはこれに該当するのではないでしょうか。
しかし、大胸筋は筋肉の部位の中で比較的に付きやすい(発達しやすい)筋肉と言われています。
反対に広背筋や僧帽筋のような背中の筋肉は付きずらいと言われています。
それは多分に自分で目視できて目につきやすいかつきにくいかの違いがあるのも事実です。
背中の筋肉は普段なかなか見づらいですから。
私のように登山から筋トレに入って筋トレのおかげで登山の上りが軽くなったことを実感したものにとっては筋トレは有意義で面白いトレーニングになり、さらに筋トレそのものが生きる支えにさえなっているのでした。
私でさえ筋肉、筋力が付くのですから諦めるのはまだ早いと思いますよ。
終わりに
普段自分の大胸筋はもっと肥大するはずだと思っていても停滞期(ずっと停滞期!)なのかなかなか肥大してくれないと思っていたのですがいつの間にか周囲の人たちよりは大きくなってきたようです。
もちろん「なんだこの胸は!」と驚くほど次元の違うトレーニーも多く比べようもないのですが。
体重は筋トレ開始当時とほとんど変わらないのですが体脂肪の減少、筋量、筋力の増加で体形、身体能力は確実に変わりました。
ただし思っていた以上に筋肉はなかなか肥大してくれないということもわかりました。
それでも何歳になっても筋肉は成長するものですし、筋トレが楽しいのです。
筋トレに出会って本当に良かったと思います。
ただし関節の怪我には注意しましょう。関節は消耗品ですから経年劣化します。
昨夜は爆睡でした。(その理由は先のブログで)
この記事へのコメントはありません。