30代中頃から原因不明の腰痛対策でジムのプールで水中ウォーキングをして以来ジム歴は25年を超えました。
しかし登山で左膝外側の靭帯を痛めそれをカバーするために始めた筋トレ歴はまだ3年半です。
会社員時代は週末のみのジム通いでしたが、退職後は午前中(11:00〜)から行っています。
その時間帯のせいか男女ともシニアが多く、おそらく朝から来ているのではないでしょうか。
ジムは健康維持、筋肉肥大、心肺機能の向上、筋力アップ、ジム友作り、シェイプアップなどいろいろな目的でこれまたいろいろな人が集まってきます。
ジムでシニアを観察する
今までこのブログ記事に何度も書いていますが、私はここでシニアを観察することで現在の自分の立ち位置や老後を想像することができます。そういった意味でも私にとってジムは有益なのです。
もちろん私より若い世代もいますが、何をされているかはよくわかりません。時間帯から言ってもフレックス利用の会社員、自営業あるいは学生などいろいろいるはずです。
男性シニアはほとんどリタイヤした人です。年齢も70〜75が多く、ついで65〜70、60〜65、75〜の順という感じです。年齢も含めこれはあくまでも私の印象です。
また、ここで言うシニアとは60歳からを言います。
[60〜65歳未満の男性]
61歳(年内に62歳)の私はここに該当しますが、パワーラックで筋トレをやったりする人もいますが、数は圧倒的に少数です。
ベンチでダンベルを使って筋トレをする人は見かけますが、あまり重量の重いダンベルは使用しません。
筋トレをやりたい・始めたいけれども、どうやったらいいのかわからないといった感じです。
有酸素運動であるトレッドミルをよくやります。スタジオでのエクササイズには積極的に参加しているようには見えません。バイクはやる人もいます。
ロッカー室での裸の容姿は会社員時代の遺産というべきお腹が出ています。有酸素運動で内臓脂肪を減らすことを優先すればいいのですが、筋トレやダイエットの理論がまだよくわかっていません。
未だに腹筋運動をすればお腹は凹むと信じているタイプです。詳しくは「お腹の脂肪の落とし方を知らない?ジムの中高年!」を参照願います。
[65〜70歳未満の男性]
まだまだ体が動くのですが、パワーラックで筋トレをする人はほとんどいません。マシンで筋トレをするか軽量ダンベルで軽く筋トレをする人たちです。あとはスタジオで女性に混じってエアロビなどをやっています。
下半身と腹筋の運動をする人が多く見受けられます。
また、プールでは泳ぐかウォーキングをしています。
ロッカー室での裸の容姿はやはり筋肉の衰えが見え、特に大胸筋の衰えが顕著です。頭髪はいろいろでハゲからまだボリュームがたっぷりある人もいます。
しかし、大臀筋の衰えはまだそれほど顕著ではありません。
[70〜75歳未満の男性]
まだ体は動くようです。マシンや踏み台昇降などを好んでやっています。また65〜70歳未満の男性と同じく女性に混じって何らかのエクササイズをしています。
やはり下半身の衰えを意識して下半身のトレーニングが中心で、大胸筋、上腕筋などの見栄えのする筋肉には興味がないようです。
運動後はストレッチよりもジム内の電動マッサージを好み、シャワー室は使用せずほとんど風呂に入ります。
裸の容姿は、少し前傾姿勢になっており、猫背気味です。大胸筋の衰えやお尻の筋肉(大臀筋、中臀筋)の喪失による垂れ尻気味になっています。
脚は細くない人もいますが、それは筋肉というより脂肪が多くなっているかもしれません。また、段々とガニ股になってきます。
顔のシワ、シミも目立ってきます。
着替えもベンチに座ってしがちです。
[75歳〜の男性]
活発な動きはありません。どちらかというとジム内を徘徊しています。運動よりジム友やスタッフとおしゃべりの時間が長いようです。
ジムに来るだけでもいい運動という感じです。
ただし、女性に混じってスタジオでエクササイズをすることもあります。また個人レッスンを受ける人もいます。
プールではウォーキングをやります。
裸では全身の筋肉の衰えが顕著に見えます。大胸筋がなくなり肋骨が見えお腹はシワシワで凹んでいるかぽっこりと膨れ、お尻も筋肉及び脂肪がなくなりシワが多く、骨盤が現れ肛門も見えそうです。
また、頭髪はなくなっているか薄く白髪で、シミ、シワは顔だけでなく体の広範囲にに見られます。
上半身は猫背というより前傾気味で脚も細くなっており、歩き方はゆっくりです。
衣服の着替えも必ずベンチに座って行い、時間がかかります。
人生が垣間見えるジム
上記は私がこれまで見てきたシニア男性をもとに書いています。もちろん例外もあり、70歳で100kgのベンチプレスをする猛者もいるのです。
こういった私より上の世代を観察することにより自分の老後の姿を想像することができます。
そしていつまでも生活に不自由しない体力を維持するため極力筋肉の損失を少なくするためにはどうしたらいいのかも真剣に考えるようになるのです。
それは筋トレによる筋肉肥大だけでなく、栄養のバランスを考慮した食事、ストレスや睡眠を含む生活態度なども考えさせられます。
節約しなければならない生活で食費も抑えなければなりません。しかし、過度に食費を削って栄養のバランスを崩し病気になるのは問題外です。
それこそ、生活への支障だけでなく、医療費がかかって損失が大きくなります。
また、杖をついてくる人や電動車椅子に乗ってくる人(40-50代の男性で歩けるようなんだけど)もおり、以前は義足の人もいました。
今回はジムへ来る女性の話はしませんでしたが、もういろいろな人が出入りしています。
このようにジムには実に様々な人が来ており、服装・話し方・会話内容・裸の容姿などでそれぞれの人生が垣間見え、自分にとって今後の人生の参考になることも多いのです。
シニア予備軍も身体を鍛えよう
現在シニアの方はもちろん体力・筋力の衰えを自覚はしていても対処はしていないシニア予備軍の人も一度自分の裸を鏡でしっかり見てみましょう。
おそらくゾッとするはずです。内臓脂肪・皮下脂肪で覆われた出っ張ったお腹ややせ細ってきた胸や脚を見て何も感じませんか。
いかに高価なブランドの服を着ていてもお腹がポッコリ、でっぷり出ている人は魅力がありません。
内臓脂肪の蓄積はホルモンのバランスも悪くなるとある医師は言っていました。
若い頃は「若さ」でそれをカバーできますが、加齢に伴い無理が効かなくなってきます。
運動不足・睡眠不足・栄養過多・栄養不足・ストレス過多などは気がつかないうちに心身に悪影響を与えています。
今のうちから少しずつ体を鍛えていきましょう。必ず効果が目に見えてきます。
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