アイキャッチ画像:映画.com
先日YouTubeを見ようとしたら突然出て来た映画の宣伝なのか私の全く知らない映画監督のインタビューが現れました。すぐにスキップしようと思ったのですがなにやら無名の映画がヒットしているという話。
その映画は池袋のシネマ・ロサという単館上映のみだったのが徐々に口コミで人気が出て全国的に上映されるに至ったらしい。
昔から池袋はなんとなく嫌いな街でしたがこの映画館には私の何度か行ったことがあります。
しかも主演が昔大好きだった剣客商売というテレビドラマに出演していたあの殺陣のうまかった山口馬木也という俳優です。懐かし〜い!ということで早速観に行きました。
場所な私の好きな新宿ピカデリー。
「侍タイムスリッパー」のザックリしたあらすじ
時は幕末。場所は京都。会津藩の下級武士である高坂新左衛門(山口馬木也)はもう1人の仲間と共に長州藩士を討とうとすると落雷により現代にタイムスリップしてしまった。
タイムスリップした先は現代の時代劇撮影所。やがて自分の生きていた時代は今から140年前と知り愕然とするも周囲の心優しき人たちの援助を受け時代劇の切られ役となりそれに生を見出していく。
そんななか時代劇出身で今では現代劇のスターとなった俳優(富家ノリマサ)が全く人気のなくなった時代劇を再興したいという思いで時代劇制作の話を映画会社に持ち込み相手役になぜか新左衛門を指名する。
これは幕末の侍が現代の時代劇で切られ役になって奮闘する時代劇コメディです。
映画鑑賞後の感想
剣客商売は私の大好きなテレビドラマで最初は加藤剛と山形勲のコンビで次が藤田まこととこの山口馬木也(その前は渡邉篤郎)でした。そこでこの俳優は時代劇向きだなと思ったのです。研ぎ澄まされた容姿に動き。
今回久しぶりで見ると老けたなぁ(今年51歳)というのが第一印象でしたが、やはり殺陣は上手い!
時代劇出身で現代劇のスターになった俳優を富家ノリマサという俳優が演じているのですがこの俳優はどこかで観たことあるようないないようなモヤモヤとした気分。私は上映中日活ロマンポルノ映画で出ていた俳優が歳を取ったらこんな感じかなと思っていましたが別人でした。
後でちょっと調べてみると山口馬木也と同じくテレビドラマ、映画、演劇と幅広く活躍してきた人で私が知らないだけでした。しかし殺陣はイマイチ!
この映画は自主映画らしく監督は私が全く知らない人(安田淳一)で「拳銃と目玉焼き」という映画の監督だったようです。
江戸の幕末時代と現代社会との対比ということも可能ですが時代劇が盛んだった昭和時代を生きて来た人と令和の時代の対比とすることも可能です。
何となくこの映画を観てなんとなく懐かしさを感じるのは昭和生まれの人だけでしょうね。
終わりに
平日の午前中にも関わらずそれなりに観客がいました。年齢層もバラバラでした。
正直言って先ごろ観た「ラストマイル」の方がずっと面白かった。まあお金のかけ方も違うでしょうね。
しかし山口馬木也の殺陣のうまさを観てまた剣客商売を見たくなりました。
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