3連休はどこの山に行こうかと山天気を見ながら考えていましたが、どうもどの山(奥高尾、奥多摩、丹沢)も天候不順の様子。雨が降らなくても各山頂からは富士山を見ることは期待できないでしょうね。
ジムで大汗をかくか。まあ明日になればまた様子が変わるかも。
その中で山天気を見ようと「大岳山」でクリックすると「大岳山 行方不明」と出てきました。
なんだろうと思い見てみると7月7日に大岳山に登山後行方不明になった方いると言う話。
大岳山下山中の遭難者は70代男性
奥多摩にある大岳山は1200mクラスの標高ですので初心者でも登ることができる山です。事実私も登山を始めて間も無くの頃この山にソロ登山しました。
この遭難者は埼玉出身の70代男性でソロ登山だったようです。
偶然他の登山者の写真にこの遭難者が写っておりそれがインスタに表示されいます。(確かその男性の孫が捜索依頼を警察のみならず広く登山者にも呼びかけていたのです。)
登山計画書を提出していなかったのでどのルートを通ったかわからず捜索が手間取った可能性があります。(もっとも大岳山を登るのに登山計画書を提出する人はあまりいないと思いますが。)
このあたりのバリルートはいろいろあり中には急斜面のルートもあります。
私自身は大岳山は今まで少なくとも10回は登ったはずです。いろいろなルートがありますが、最初は御岳山経由大岳山の人気コースでしたが非常に混雑するので奥多摩駅→鋸山→大岳山というマイナールート(樹林帯コースで人気全くなし)で登る場合が多かったです。
ただし奥多摩駅からバスを使わず歩いて登山口まで行けるのが魅力でした。
どのルートで下山したのかわかりませんが昨日大岳山のヤマレコを見ていたら7月12日にご遺体が発見されたそうです。
発見場所はわかりませんが滑落したのでしょうね、きっと。(ご冥福をお祈りいたします。)
大岳山は山頂直下は岩だらけで雨上がりの日などは滑りやすいのですが難所と言うほどではなく誰でも登れるの山ですが、それが逆に油断を生んだのかもしれません。
山の怖いところです。
ソロ登山の怖さは体験済み
私などは何度も通った低山の登山ルートでも何度も道間違いしてしまうことがあり、まともに読図ができない方向音痴なのに100%ソロ登山ですから今まで生きてこれたのは運が良かったのかもしれません。
最初はJR初狩駅から滝子山(山梨県)に登ろうとして道間違いして下山しようと振り返るもどの道を来たのか分からずとにかく降りようと5m程の崖を木の根や出っ張った岩に手や足を引っ掛けて降りて行ったのですが滑り落ちて片足首を捻挫してしまい、脚を引き摺りながら沢を降りて行ったことがあります。(→その後整形外科に行くも骨には異常なし。会社では生意気な女性社員に「年には勝てない」と言われました。)
今思い出してもなぜあんな無謀なことをしたのかわからず、とにかくパニクったことだけは覚えています。
登山を初めて数ヶ月後の話です。
さらに奥多摩でも埼玉県寄りの山を登り西から東方面の山へ行こうと移動しているときにどう言うわけか谷に入り込んで抜け出せずそのまま降りて行ったことがあります。
もうその時の心理状態は「もうダメだ」と思ったほどです。携帯の電波も届かず。地図を見てもどこに自分がいるのかも分からず。
また来たルートを登る体力、気力もなくとにかく降りようとずっと降りていくと人工物を見つけようやく「これで助かる」と思ったものです。
さらに降りていくとそこは埼玉の閉鎖したわさび畑でした。
その後舗装された山道を降りていくと民家が現れバス停が出てきて「これで帰ろう」と思ったものの山中のバス時間ですので「1時間待ち」よりは歩いたほうが早いと判断ししばらく歩いて町中まで出ました。
そこで最寄りの駅を見つけ、駅名は忘れましたが確か「西武秩父鉄道」と言う路線だったような気がします。
東京から奥多摩に入り反対側の埼玉に出てしまったのです。
まだまだ道間違いはありますが書いたらキリがありません。
ソロ登山は十分気をつけなければなりませんね。
ただし人と一緒に登山するのは相手のペースに合わせなければいけない面もあり面倒なのです。
私の性格からしてもやはりソロ登山がベスト。
従って登山に関してはあまり冒険心はもっていません。経験を積めば積むほど「山を舐めると怖い」と実感していますから。
終わりに
奥多摩の山々で一番高い標高は雲取山で2017mです。それ以外の山々は 1000mクラスの低山なのですがこれまで多くの遭難者を出しています。
中には未だに遺体が見つからない遭難者もいるのです。
こういった遭難者の話を聞くと本当低山でも山は怖いなと思います。ときどき登山道の脇に瓶にお花が添えられているところに出会します。「ああ、誰かここで(滑落して)亡くなったんだな。」とわかるのです。
自然の中に入り先の見えた会社員としての溜まりに溜まったストレスと不安を発散するために始めた登山。テント泊を目指した登山。
しかし今では日帰り登山専門になりましたが自然の中にはいりいい汗をかくということは実践しています。
参考記事:『奥多摩で出会った登山な人々』
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