映画

満島ひかり主演「ラストマイル」を新宿ピカデリーで観てきました

アイキャッチ画像:映画.com

台風10号の日本上陸で東京も午後からその影響を受けて雨模様になると伝えていたので屋内で静かにしようと映画館に行くことにしました。

午後からの予定でしたが、午前中に予約に行くと午前の部にまだ間に合うことを知り急遽10:30の時間を予約。

大きなスタジオでしたが流石に午前中とあってガラガラでした。

映画館は私の好きな新宿ピカデリー。映画名は「ラストマイル」です。

「ラストマイル」の超ザックリしたあらすじ

米国系通販業界大手の日本支社で世界規模の関東センターにおける連続爆破事件が今回の物語。

ブラックフライデー(アメリカの感謝祭である11月の第4木曜日の翌日金曜日は大バーゲンセールを行う)前夜にネットショッピンセンターである関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が連続で起こった。

新任のセンター長舟渡エレナ(満島ひかり)とその部下のチームマネージャー梨本孔(岡田将生)が連続爆破事件に巻き込まれるも次第に梨本は犯人がエレナではないかと疑いを持つようになる。

果たしてその真相は。そして爆破物はどこで仕掛けられてどうその連続爆破を止められるのか。

今日の通販業者、宅配会社の問題点も浮き彫にする社会派ドラマでもあります。

この映画はテレビドラマの「アンナチュラル」「MIM404」の監督と脚本家が再びタッグを組んだサスペンス映画でそのドラマの関係者も多数出演しているのが一つの見どころでもあります。

音楽(エンディングソング)もこれらのドラマを担当した米津玄師が引く続き担当しています。

鑑賞後の感想

いつものように大して内容を確認しないまま鑑賞。ただ「アンナチュラル」のドラマは好きだったのでそれに近い映画かなと思って観ました。

しかし観ているとあっという間の2時間。

もう面白いの何の。見せますね。脇の刑事役連中は道化師役だから仕方がないのかもしれませんがちょっとうざったかったですが。

「MIU404」というドラマは見たことはなかったのですが、そのドラマの出演者らしい星野源や綾野剛も出演していました。綾野剛は後半になって「綾野剛?」ってな感じ。

脇役でしたが以前人気を博した「深夜食堂」(私も大好きでよく見ていましたし、中国でもリメイクして放送されていたようです。)というテレビドラマで惚れっぽいヌードダンサー役でいい味出していた女優さんが夫と離婚して2人の子供を持つシングルマザー役で出演していました。久しぶりの再会です。

満島ひかりも久しぶりで見ました(ちょっと痩せすぎと思いました)が演技が安定していて、あのチャラっぽかった岡田将生もいつの間にか大人に成長していました。

宅配業者で出演していた火野翔平もいい味出していました。まだお元気なようで。

いろいろな役者が出ていて互いに邪魔にならず久しぶりに楽しませてくれた映画でした。

個人的にこの流通業者は「アマゾン」だなとすぐ連想しました。

配給は東映ですが制作はTBS系です。

「ラストマイル」ってどういう意味?

下記は大和物流株式会社からのコピペです。

物流におけるラストワンマイルとは、最終拠点からエンドユーザーへの物流サービスのことをいいます。

「最後の1マイル」という距離的な意味ではなく、お客様へ商品を届ける物流の最後の区間のことを意味します。

ラストワンマイルでの競争激化

EC(ネット通販)市場への参入事業者が年々増加している中、送料無料・当日配送などの物流サービスによる差別化に取り組む事業者が多く、ラストワンマイルの物流サービスにスポットがあたっています。

Amazonなどの大手通販事業者が展開している、全国対応、当日配送、翌日配送サービスが良い例で、従来、拠点を集約し、配送の部分を宅配業者に委託する形で物流を構築していたものを、よりエンドユーザーに近い場所に配送拠点を設けることで、ラストワンマイルを縮めてサービス強化する動きが活発化しています。

ラストワンマイルの物流サービスの向上が、EC事業者の販売戦略の大きな要素となってきています。

ラストワンマイルが抱える問題点

ラストワンマイルの配送は、大手宅配事業社への依存度が高く、ECの拡大によって宅配サービスの取扱量が急増しており、ラストワンマイルの物流サービスのあり方が考えられる時期に来ています。

【問題点】

  • 宅配業者への配送料金が、見合っていない
  • 年々増加し続ける宅配貨物の物量
  • 再配達による業務効率の低迷
  • 労働人口の減少や作業内容等の物流労働環境の問題により、物流の担い手が年々減っている

終わりに

先週封切りになった映画ですが観ようか観まいか迷っていたのですが観て良かったです。

本当にあっという間の2時間でした。

いつの頃か日本は洋楽や洋画よりも日本の音楽、映画を鑑賞するようになりました。

日本が内向きになったと嘆く人も多々いますが、日本人の価値観の基準が欧米基準から日本独自の基準に変わってきたということでもあります。

TBS・毎日新聞系の政治方向には感心しませんが、ドラマ(映画を含む)にはいいものがありますね。

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