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戦争漫画のアニメ映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」

アイキャッチ画像:映画.com

本日アップリング吉祥寺にて太平洋戦争末期の戦争を描いた戦争漫画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」を観てきました。

当時の軍国主義の日本らしい狂気を描いた作品となっていますが、登場人物がアニメらしくすべて三等身で描かれているせいか狂気の世界を抑制して観ることができましたが、逆にその事実が深く心に染み込んでいくのでした。

「ペリリュー 楽園のゲルニカ」のザックリしたあらすじ

太平洋戦争末期の昭和19年、南国の美しい島ペリリュー島に漫画家志望の日本兵田丸均は亡くなった仲間の仲間の最後を記述する「功績係」に任命される。

19年9月米軍の上陸作戦が始まり米軍4万人以上に対して日本兵は1万人。圧倒的が兵力、物資力の差を持って戦わざるを得なかった日本兵は持久戦に持ち込もうとする。そこで敵陣から物資を盗むことに成功するもその圧倒的な戦力の差に疫病や飢えなどでどんどん日本兵の戦力は落ちていく。

そこにいつしか日本の敗戦情報が入ってくる。いつか日本に帰ろうと誓い合った同期であり上等兵である吉敷佳助とともにそれは事実かどうか確認しようとするが….。

この映画は第46回日本漫画家協会優秀賞を受賞した戦争漫画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」をアニメーション映画化したものです。

ペリリューの戦いとは

下記は「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の公式サイトからの抜粋です。

太平洋戦争末期の昭和19年9月15日から約2か月半繰り広げられたパラ オ・ペリリュー島での戦い。日本軍にとって玉砕を禁じられ持久戦で時間 稼ぎをする方針転換がなされた最初の戦いとなり、その方針は硫黄島へ
も引き継がれた。日本軍1万人中最後まで生き残った兵士はわずか34人。 米軍も1600人以上が死亡したとされる。守備の中核を担った水戸第二連 隊はその9割がペリリュー島で亡くなっている。その犠牲の多さと過酷さに 対してほとんど語られることのない「忘れられた戦い」となり、2025年現在でも千を超える日本日の遺骨が収容されず島に眠っている。

鑑賞後の感想

映画.com

・このペリリュー島の激戦のあとにあの映画にもなった有名な「硫黄島の戦い」があります。

・ペリリュー島に派遣された日本兵は初めから玉砕が目的でしたが一部の兵はそれを知らされていなかったようです。当時バリバリの軍国主義だった日本は投降は裏切り者と見做されていたのでそのものに対する制裁も激しかったようです。

・漫画の人物描写はどこかユーモラスでリアルではないためということで比較的穏やか印象を受けるのですはその内容は狂気、悲惨そのもの。今ロシア、中国、北朝鮮といった独裁義国家が日本近郊にあるなか日本の防衛費増額を反対する人たちが高齢者を中心に一定数いますが、こういう体験を経てきた人たちもしくはその遺族が反対するのでしたら納得できるというものです。

・戦争を身をもって体験した人たちはもうあの時代に戻ることは御免だと思うのはもっともです。私は防衛費増額は妥当だと考えていますが、日本の自衛隊のメンタリティの中に当時の日本陸軍の狂気に走りやすいDNAが残っている可能性も否定できないでいます。これは旧日本陸軍というより日本人のメンタリティの中に狂気が隠されているように思います。もちろん戦争になるとどの国の兵士でも人を殺すわけですから狂気に走ることになるのは当然の結果なのですが、日本の場合「同調圧力」に押されてしまう可能性があるので心配です。

・こんな漫画があったとは知りませんでした。子供でも観ることができるので親子連れでどうそ。今日の上映でも前列に親子連れが来ていました。

終わりに

・正月2日の夕方からの上映でしたのでミニシアターは6割の入りでした。しかし、昼の部はほぼ最前列しか空いていませんでした。

・映画ではスコールや桜の花びらが散るシーンが出ていましたが、午後7時過ぎに上映が終わって外に出ると雪が降っていました。どちらも現実ではないような不思議な感じがしました。

・ペリリュー島の激戦では日本兵1万人が戦い生き残ったのは34人だけ。今の日本を見てどう思うのでしょうか。

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