このコロナ禍、特にインド株が日本はもとより世界に拡散している最中東京オリンピック開催に関してIOCと日本のsnsやマスコミ、さらに海外メディアの発言が連日続いています。
特に欧米メディアからIOC、JOCの感染防止策は科学的ではないと非難されています。
指摘した科学者やメディアの国々がなぜその科学的感染予防策を自国で実施できず日本よりはるかに多い感染者数や死亡者数を出してしまったのかはさておき、東京は緊急事態宣言が再延長されることになります。
その期間は3週間から1ヶ月程度ですが3週間程度が一番現実味を帯びているようです。
なぜスポーツイベントや劇場は休業対象外なのか
これでまたスポーツジムの休業がさらに3週間続くことになるのでしょう。
やれやれ。
埼玉のジムへ越境トレーニングしていますが、やはり都内の通い慣れたジムの方が気分的にもいいのですが。
スポーツジム利用者から見てなぜプロ野球などのスポーツ競技や劇場は入場制限はあるものの開催okでスポーツジムや映画館は休業対象になっているのか誠に不思議です。
これは多くの人が感じる疑問です。
私のうがった見方ではプロ野球などのイベントの開催はJOCや東京都にとってオリンピック前の感染状況を把握するための試験場になっているのではないでしょうか。
野球場でどれだけの人数が入れば観戦者やそこで競技するプロ野球選手がコロナ感染するのか、しないのかの実験です。
演者が客席に向かって大声で話す演劇の会場になる劇場もそうです。映画館よりはるかに観戦しやすい環境下にあるのにもかかわらず開演できるというのは室内競技での競技者と感染者の感染状況を知る参考になるのです。
競技者、演者、観客はまるでモルモットのようです。
日本政府、IOC、JOCは国際的犯罪集団
それにしてもIOC関係者の「アルマゲドン以外、五輪中止はない」「日本の首相が中止と言ってもやる」という発言には非常に驚きました。
これ以外にもIOC関係者は日本国民から見てかなり過激と思われる発言をしています。
一方管首相はじめ日本の政治家はICO様様な扱いでまるで上司と部下という関係です。
私にはなぜそこまでICOに卑屈になるのかさっぱりわかりません。よほど契約で何か日本に不利な条件があったのでしょうか。
日本政府が東京オリンピック中止と言ってもやるという発言に対して主権は自分たちIOCにあると宣言しているようなものですから。
よく言われるのは中止の際の日本の賠償金の問題です。しかしIOCとの契約書には中止による賠償金に関する項目がないことから通常の国際法と照らし合わせると「賠償金を請求されるのではないか」と言われているレベルです。
しかし、ことは世界中のパンデミック状態のときの出来事です。もしIOCが日本に賠償金を請求してきてもきちんと説明すればいいだけのことです。むしろこれで開催国に全額補償を強要すれば今後のオリンピックを開催したい国など中国やソ連などの独裁国家しかなくなるでしょう。IOCなど解体へ一直線となりかねません。
ところでIOCのこれらの過激な発言は弱り目にたたり目の日本政府に対する恫喝なのでしょうか。
どうもそうとばかり言えません。むしろ日本国民や一部海外からのオリンピック反対論が多数出ていることを踏まえた日本政府を擁護する発言とも取れます。
あるいは日本の政治家としてのメンツでしょうか。
管首相としても自分が首相の時にオリンピックを成功させたと経歴に残したいのでしょう。秋の解散選挙にも多大な影響を残すでしょうし。
しかし、今現在の対応ではとても選挙に勝てるとはいえません。
コロナ対策には、
・水際で食い止める
・PCR検査を積極的にやる
・ワクチンを一早く導入し接種する
この3つが鉄則ですが、日本政府の対応がこの3つとも全くと言っていいほどできませんでした。
すでに国内ではこのコロナ禍で感染症が原因で死亡した人も多数出し、オリンピックが開催されればさらに日本人だけでなく来日外国人にさえ死亡者が出る可能生が高くなります。
そうなればこれはもう厚生労働省を含む日本政府やIOC、JOCは国際的犯罪集団として処罰されるべきでしょう。
なぜなら彼らは人殺しなのですから。
硬直した思考回路のスポーツマン
私は以前から東京オリンピックは中止すべきと言っていますがJOCはもう周囲の意見など聞く耳を持たない状態です。
逆にオリンピック開催中止の考えを持つ人間を排除して議論を進めているのではないかと疑ってしまいます。
何が正しく何が間違っているかということを証左する術を知らないのです。
JOCはオリンピックメダリストが多く関与している団体ですが、他のスポーツ団体も同様に特定のスポーツで国内外的に活躍した人が多く関与しています。
IOCはJOCと同様オリンピックメダリストが多く関与しているはずです。IOCバッハ会長も西ドイツ時代のフェンシングの代表でした。
オリンピックに限らず日本の著名なスポーツ選手は子供の頃から野球、サッカー、柔道など特定のスポーツに専念してきた人が非常に多いのが現状です。
逆に言えば子供時代からスポーツに特化した生活をしないとメジャーな大会では勝てないということです。
したがって学生生活もスポーツ中心で勉強はどうでもいいのです。もちろん文武両道な学校もあるのですが基本スポーツで有名な学校は勉強など二の次なのです。
そして寮生活で部活動の往復で学校のクラスメートとの接触などはごく限られて人間関係も同じ部の人たちだけになってきます。
彼ら、彼女らの言語は特化されたスポーツ言語になり他者とのコミュニケーションは苦手になってきます。
また部活動や寮生活では規律を重んじられ先輩やコーチ、監督の言葉は絶対視されます。
そのため先輩、コーチ、監督の言われるまま練習する、生活する生徒になっていきます。
こうしてスポーツ戦士が出来上がっていきます。
これはまさしく軍隊と同じです。
日本のスポーツ界はプロ、アマを含めて先輩の言動が正しくないと思っていても反論はかなり難しいのです。なぜなら学生時代に徹底的にすり込まれた性格により「先輩に反論することは失礼になるのではないか」という感情がもう一方の「それは正しくはないのではないか」という正論、一般論に打ち勝ってしまうからです。
これは日本のプロスポーツ界で活躍する外国人選手からよく指摘されることです。つまり日本選手は「言われたことはよくする」というものです。
裏を返せば「監督、コーチから言われたことはきちんとするが主体性を持って自分からすることは少ない」ということです。
もっと突っ込んで言えば、日本のスポーツ選手は自ら考えることをやめてしまった人間、思考停止の人間と言えるでしょう。
日本のスポーツ選手に往々にして目立つのが精神論です。「我慢」「忍耐」「根性」「気力で勝つ」さらには「大和魂」「サムライスピリッツ」などいろいろたくさん言葉が見つかります。
さらに日本の会社でも上記の言葉は上司がいいそうな言葉ですね。多分その上司は体育系出身者なのでしょう。
このようなスポーツ選手出身者がJOCにいて東京オリンピックに関わっていると物事の正確な判断はとてもできません。
この精神論と対極にあるのが科学的思考ですから。
おそらくJOCの人たちは「気力さえあれば」「根性さえあれば」感染などしないと思っているのではないでしょうか。そうでない限りあんなユルユルな感染対策など思いつかないでしょう。
こういう状況下であれば開催を中止するという数値、目安も何もありません。
したがってオリンピックと感染症の関係を正しく判断できる人はJOCばかりかIOCににもいないのです。
日本のスポーツ選手の精神性に関しては以前何度もブログに書いていますが、学校教育でスポーツに関する認識を変えていかないとどんどんこのような「おバカ」を量産していくのです。
まとめ
スポーツジムの休業再延長(まだ決定事項ではないけど)は何とも複雑でやりきれない気持ちです。自宅筋トレをする気力もなく越境トレーニングをしていますがどうも下半身の不具合が気になります。
早く膝を直して下半身強化したいものです。
東京オリンピックの開催をめぐっていろいろ議論されていますが日本国内からは目立った議論が出てきません。
幾つかの海外メディアが取り上げていますが海外から見ても東京オリンピックと日本のコロナ感染状況などは所詮「対岸の火事」なのです。
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