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先日地元の市役所から1冊の封筒が届きました。
市民税・都民税に関する申告書はもうすでに提出しましたし、国民健康保険の支払い通知書もすでに届いて確認済みでした。
新型コロナの3回目の接種案内の件かなとも思いましたがよく見ると、「住民税非課税対象者の臨時特別給付金の確認書」と書いてあります。
ピンとこない臨時特別給付金の支給
全く予期しないタイトルに驚きながらも封を切って中を開けると住民税が非課税になっている人に特別給付金を出すというものです。
そのときはまだよく理解できませんでした。
私は住民税を支払っているとばかり思っていましたしなぜ今給付金は発生するのかも理解できませんでした。
よく見ると「令和2年」となっています。
さらにネットで調べると、新型コロナが長期化し生活困難な人たちを救済する目的で給付金が発生し住民税非課税は単身者では年収が100万以下の人が対象になっていました。
なるほどね。そんなことが実施されていたんですね。全く知りませんでした。
しかし私はすでに老年基礎年金を受給されており100万円は超えていたはずなのにますますおかしいなと思い市役所が何か勘違いしたのではないかと思いました。
またなんだか生活保護者になったような気持ちになりしっくりきません。(実際に生活保護を受けている人の気持ちはわかりませんが。)
そこで確認書の下に書かれてあったこの件の連絡先に電話してみると、やはり令和2年度には住民税が非課税になっているので確認書を郵送したとのこと。
もうその担当者は「間違いありません」という断定的な雰囲気が声にも出ていたので私は「ああそうですか」と電話を切ったのです。
電話を切った後ひょっとすると令和2年はまだ老年基礎年金の支給開始年前だったのかもしれません。私は生まれつきが遅いので実際の支給開始はその翌年になったのでちょっと年度がずれていたのかも。
令和で言われるとピンとこないのですが今年が2022年で令和4年らしいので令和2年というと2020年でしょう。
そうするとやっぱり実際に支給されてはいなかったようです。
市民税・都民税の申告書には厚生年金額、個人年金額を明記して毎年2月頃返送しています。
個人年金が60歳(実際は61歳になる年)から支給開始されているのですがあらかじめ源泉徴収されて入金されるため100万円には届かず2020年は実質年収が100万円未満となったのでしょう。
ようやく自分なりに納得して確認書に書き込み返送しました。
厚生年金、個人年金だけでは賃貸生活ではとても生活ができず預金を崩して生活しているので慢性的経済的危機感を感じていましたから正直助かります。
おそらく収入が国民年金しかない単身の高齢者にはこの確認書が届いているのではないでしょうか。
通常の厚生年金支給者だけで生活している高齢者には届かないと思います。
私も今後死ぬまで厚生年金が支給される(多分)のでこういった住民税が非課税になることはないでしょう。
終わりに
全く予期しなかった給付金です。
今回新型コロナ禍での対応ですが国や自治体が各方面へお金の支給をしていると結局最後には税金となって帰ってくるだけなのです。
そしてそれは今後若い世代の肩に重くのしかかってくるのです。
単身者なので長年人一倍いろいろ税金を支払ってきたという自負はありますがなんだか複雑な心境です。
早く死んだものが勝ちなのかもしれませんね、今の日本社会は。
昨年90歳で亡くなった母親をみると本当にそう思います。
長生きして苦しみたくはありません。
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